ボトルを運ぶボトルケージは千差万別。
抜き易さか、固定力か、はたまた重量か。
単純ですが何を基準に選べばいいのか
分かりにくいパーツかもしれません。
ならばプロ選手が使ってるのを参考にしよう!
という事で先日自転車ニュース総合サイト
『CYCLIST』さんに上がった記事を見てみましょう。
【 ツアー・ダウンアンダー 機材レポート 2017 】
その① チームスカイは最新ハイエンド「ドグマF10」を投入
http://cyclist.sanspo.com/310047
その② エフデジはシマノのパワーメーターを搭載
http://cyclist.sanspo.com/310277
その③ ステージ3勝のユアンはフォイルをチョイス
http://cyclist.sanspo.com/310822
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この記事を参考に、どれを使用中かまとめてみました。
使用チーム
トレック・セガフレード
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BONTREGER
Bat Cage
販売価格:1389円+税
実に20年以上続く超ロングセラーモデルBat Cage。
意外にも最も安価なモデルを使用しています。
丈夫なコンポジット素材で作られ、重量は48g。
ボトルの保持力の高さに定評があり、ダートを走る
バイクに使用する事が多いモデルですね。
近年のロードレースはコースの過酷さが増す一方。
未舗装路の衝撃でボトルを失わない為かもしれませんね。
使用チーム
FDJ
モビスターチーム
オリカ・スコット
AG2R・ラモンディアル
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ELITE
Cannibal
販売価格:1,620円+税
あらゆる場面でボトルを取り出すプロ選手には
抜き易さは非常に重要な要素です。
サイドカットデザインで左右どちらからもアクセス
しやすく、カラフルな滑り止めのおかげで
保持力にも定評がある人気モデルです。
ボトルが真っすぐ抜けにくいスローピングフレームの
バイクにオススメで、重量は43g。
使用チーム
チーム・サンウェブ
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ELITE
Ciussi GEL
販売価格:1,600円+税
ELITEの定番モデルにGELを搭載し、
ボトル保持力を各段に向上させたCiussi GEL。
重量は82gとかなり重めではありますが、だからこその
信頼性がとびぬけて高い強度を誇ります。
ロードレースでは落車でボトルケージが破損する事も。
最悪のボトル無しで脱水症状に陥る事は最も避けたい。
UCIの車体重量規定があるので軽さより信頼性を重視か。
使用チーム
バーレーン・メリダ
チームスカイ
UAEアブダビ
BMCレーシングチーム
ロット・ソウダル
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ELITE
Custom Race Plus
販売価格:1,620円+税
カラフルなデザインが目を引くカスタムレースプラス。
フロントエラストマーが振動を減衰してボトル抜けの
トラブルを防いでくれ、かつボトルの抜き差しに合わせ
柔軟に動いてくれるので抜き時はケージが広がり、
収めた時は縮んでボトルの固定力を高めてくれます。
重量は40gと軽量に出来ており軽さ、保持力、抜き易さの
3つを兼ね備えた万能モデルです。
使用チーム
キャノンデール・ドラパック
アスタナプロチーム
カチューシャ・アルぺシン
チームロットNL・ユンポ
ボーラ・ハンスグローエ
クイックステップ フロアーズ
ディメイションデータ
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TACX
DEVA
販売価格:1,980円+税
カーボンボトルケージに匹敵する超軽量29g!
カーボンとグラスファイバーを組み合わせる事で実現し、
素材の持つ柔軟さを活かしてボトルを抱え込み、
ボトルを抜く時には開いてスムーズに抜く事が出来ます。
発色の良いカラーと美しいクリアコーティングにより
美観も美しく、バイクのルックスをよりカッコ良く!
軽さ、抜き差しの容易さ、頑丈さ、美しさ。
理想的な要素を兼ね備えたモデルです。
使用されているボトルケージは以上の5モデルでした。
意外にもハイエンドなカーボンボトルケージを使用せず、
廉価ながら固定力と頑丈さを重視したチョイスでしたね。
連日200km走る彼らに取って一度の脱水症状は
翌日翌々日に響く超死活問題ですからね・・・。
ヒルクライム人気が高い日本では保持力よりも軽さを
重視する方が多いので、意外な結果だったかも。
ボトルケージ選びに迷ったらぜひご参考にしてみてください。
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DEVAとCannibalを使ってる大元でした。