輪行袋持っててよかったぁ
こんにちは！
新宿ウェア館 ゴシマ カイです♪
今回はワタシの失敗談。
普段はMTBしか乗っていないワタシが
久しぶりにロードバイクに乗って
怪我をしてリタイアしたお話しです。
2023年頭に我が盟友府中多摩川店池田に
「年末は300㎞走ろうな！」
と勝手に決められてしまってから11ケ月後……
2023/12/31
遂にその時が来てしまいました。
初日の出を見に三浦半島を目指す！
初日の出ロングライドに挑んだお話しです。
「三浦って遠回りしなきゃ往復200㎞くらいじゃね？」
とお思いの方、ご名答でございます。
池田もワタシも12月頭のバイクロア、
及びその前後で膝やら足首やらを痛めて
やむを得ず距離を短縮しました。
とはいえ、現在のワタシにとっては
普通に未知数の挑戦なので
決してヌルいライドではありません。
まずはそのプランからお伝えします。
プラン
府中多摩川店の程近く、
【府中四谷橋】が第一集合場所。
ここから多摩川を下って川崎へ、
その後南下し横浜～横須賀～三浦と
目的地【城ヶ島】を目指します。
その途中で仲間と合流し、
計5人で走破を目指します。
帰りはなんとなくノリで決めるつもりですが、
とりあえず江ノ島方面に向かう予定です。
順調な滑り出し
ひとまず池田と橋の上で新年を迎え、
もう一人と合流して次の集合場所
狛江市の【多摩水道橋】を目指します。
「寒い寒い」だの
「マウンテンバイク乗りてぇ」だの
無駄話をしていればあっという間に到着。
改めてルートを確認して多摩川を下ります。
川崎市の【ガス橋】から南下を開始。
1号線でみなとみらいへ。
この辺りまでは非常に順調だったのですが……
異変
集合地点【府中四谷橋】から約50㎞。
横浜市はみなとみらいを通過して数㎞辺りで異変が。
「なんか少し左膝が痛む？」
しかも珍しく痛むのは膝の裏。
まぁ痛みとはいえほんの少し。
少し座る位置をややズラして様子見しますが、
みるみる痛みは悪化していきました。
しばし休憩を取るも痛みは強まるばかり。
最終的に【上大岡駅】通過時には
踏めないし、回せないという
二進も三進もいかなくなってしましました。
離脱
時刻は午前4時。
千切れたワタシを待ちがてら休憩していた仲間に合流。
これ以上痛みが進行すれば間違いなく長引く、
また低速で自走出来る内に駅へ向かい輪行で帰る。
という旨を伝え無念のリタイア。
別れを告げて引き返します。
8㎞先の横浜駅へ
まだまだ始発までは時間がありますが、
休めるような所は付近には無し。
冷えも痛みの原因でしょうし、
電車の乗り換え回数の増加は
8㎞自走よりダメージが大きいと判断。
幸い膝以外はあらゆる部位が健在なので
チンタラ回して数㎞移動する程度は
仲間のサポートが無くても出来そうだったので、
１人寂しく見知らぬ土地を走ります。
目指すは約8㎞先の【JR横浜駅】。
この時痛みはピークを迎えており、
最早ロードバイクらしい速度では走れません。
しかし集中力が途切れれば
恐らく動けなくなります。
タクシーで50㎞帰れるほどブルジョアじゃないし、
元旦の日の出前に迎えを呼ぶわけにもいきません。
歯を食い縛り、膝へのダメージを最小限に留め
最新の注意を払ってゆっくり急ぎます。
横浜駅到着
離脱から1時間、【横浜駅】に到着。
8㎞に1時間もかかるとは……
あのまま強行していたらどうなっていた事か……
考えるだけでゾッとします。
ラーメンが沁みる
始発までまだ時間があるので
暖を取りがてらラーメン屋さんへ。
繁華街は朝までやってるお店があって助かります。
当たり前ですが年越し呑みしていたであろう
呑兵衛達に囲まれてラーメンを啜ります。
冷え切った身体と疲弊した心に
家系ラーメンが染み渡ります。
ある意味あのまま三浦へ向かって走っている
仲間より幸福かもしれない時間。
しかし、敗北の味がしました。
輪行！
腹ごしらえが済んだら輪行の準備！
スポーツバイク歴9年のゴシマ、
まともな輪行は何気に人生初。
「意地でも自走してやる！」
という若さ故の意地っ張りで
これまでは輪行という手段を食わず嫌いしてました。
疲労と睡魔でボーっとした意識ではあったものの、
旧式のフル外装リムブレーキロードだし、
腐っても自転車屋故バラし慣れていたので
比較的スムーズに袋詰めは完了。
ただ付属の超絶分かりやすい説明書には
随分と助けられました。＃プラモより簡単
こんな感じ。
ただただこの時は早く帰りたかったので
全く写真を撮ってませんでした！
なので最寄り駅で撮った写真で
勘弁してください！m(_ _"m)
また組み立て途中に撮ったので
ハンドルがこんにちはしちゃってます。
電車内では仕舞っていたのでご安心ください。
袋詰めが終わったらホームへ、
電車に乗って帰ります。
南武線から見る初日の出
武蔵小杉駅の乗り換えに苦戦したりはしましたが
比較的スムーズに旅路は進みます。
当たり前ですが自転車より楽ですね。
JR南武線に乗ってどんぶらこと揺られていると、
徐々に空が白んでいきました。
まさかの南武線で見る初日の出。
凄く虚無虚無します。
達成感も神々しさも感じませんでした……
城ヶ島で見ていたらきっと違ったんでしょうね。
己の不甲斐なさが悔やまれます。
無時帰宅。
午前7：40頃、自宅へ到着。
シャワーを浴びて泥の様に眠りました。
ｵﾌﾄｩﾝ峠だけはいつだって優しいですな。
買ってよかったもの3選
失敗談ではあったものの、
今回のロングライド用に買い足した
アイテム達は非常に優秀で
とても重宝しました！
この収穫は大きかったので共有します。
PEARL iZUMi
ウィンドブレーク メガ ビブ タイツ
小売希望価格￥22,880-
品番：T6200-MEGAⅡ
想定外気温：5℃
サイズ：L
2/4まで開催中の【決算SALE】の対象商品です！
20％OFFの￥18,304-で購入できます！
[ysid 4582680427323]
老舗ジャパニーズサイクルアパレルブランド
【PEARL iZUMi】の冬用ロングライド向けビブタイツ。
しっかりした防風生地と
極厚なパットを搭載し、
真冬のロングライドでも快適に過ごせます。
安心と信頼のPEARL iZUMiは
やっぱり凄かった！
実は5℃対応のビブタイツは初使用。
ワタシはかなりの暑がりな上、MTBにハマる前は
高強度オンリーロードバイカーだったので、
10℃対応を好んで使っていました。
しかし今回は低～中強度で
氷点下にもなりうる日の出前を走るので
いつもより厚地の5℃対応が必要でした。
ついでにロングライド用の
分厚いバットにもしたいと考え、
この【ウィンドブレークメガビブタイツ】
を購入しました。
まずはとにかく温かい。
厚い防風生地が脚の前部分を覆っており、
冷たい夜風をしっかり遮断してました。
また断熱性にも優れ、ビブの生地ごと
冷えて冷気が伝わる事もありませんでした。
特に秀逸だと感じたのはこの肩紐(？)
ビブの最重要ポイント【肩紐】が
そのままお腹や胸まで覆うような
ベストみたいになってます！
コレがもうとにかく温かく、
汗は素早く処理しながらも
上半身をしっかり保温してくれます。
運動強度が低く、気温も5℃付近なのであれば
通常のビブ以上の快適さが手に入ります。
逆に背面は上半身下半身共に、
保温、防風性は少し落としてあります。
これにより余計な蒸れや熱は排出、
汗冷えを防ぎ常に快適です♪
MEGAⅡパットが良い感じ！
200㎞以上の走行を前提とした
超極厚パット【3DMEGAⅡ】を搭載！
これがまぁフカフカで快適なんです♪
厚みがしっかりしてるので
路面の振動をしっかり吸収、
そして肌触りもとても滑らか！
お尻の痛みは限りなく少なかったです。
そして意外なほどペダリングは阻害しませんでした。
短時間高強度のライドには不要ですが、
ロングライドでは超頼もしいです。
総括
このビブが原因のストレスは皆無。
ロングライドの相棒なら恐らく最適解です。
超オススメなので是非ともご検討を。
intro
Stinger5
小売希望価格￥9,900-
カラー：P.WHT
サイズ：L
想定外気温：0～5℃
ジャパニーズグローブスペシャリスト
【intro】の超人気ウィンターグローブ。
業界初の【ブルべ専用】を謳う
超ロングライド向けの極厚パット仕様が売り。
パットも中綿もしっかり厚めながら、
握りは意外なほど柔らかく
レバーの操作性はキッチリ担保されています。
食わず嫌いを跳ね除ける！
圧倒的な快適性！
とにかく極厚パットが売りの
【intro Stinger5】ですが、
ワタシは兼ねてより【グローブのパット嫌い】
を公言してきましたが、
①使用用途にピッタリだったから
②’’食わず嫌い’’は良くないなと思っていたから
③【intro】は大好きだから
以上の3つの理由から
今回【Stinger5】の購入を決めました。
①使用用途にピッタリだったから
【Stinger5】はブルべ専用グローブ。
なので想定距離は200㎞以上の
超絶ロングライド志向な仕様。
今回は本来200㎞走るつもりだったので、
いつもの【MORTIROLO GLOVE】では
確実に手が痛くなるし、寒いだろうと考え
200㎞以上を想定した【Stinger5】が
最適解だろうと判断しました。
この判断は大正解でした！
フッカフカの極厚パットのおかげで
路面の振動による痛みはほぼ無く、
非常にマイルドで優しい使用感でした！
それでいて分厚いのに柔らかいので、
見た目に反し意外なほど操作性も良好。
また保温性もしっかりしているので、
氷点下に迫る夜間でも温かく過ごせます。
これといった不満はなく、
使用中は頗る快適に過ごせます。
②’’食わず嫌い’’は良くないなと思っていたから
前述した使用用途にピッタリなのに
’’薄い方が好き’’という固定観念に縛られて
’’良いもの’’を使わないって……
スゴくもったいなくね？
っとシンプルに思いました。
事前に試着した際に’’嫌な感じ’’は全くなく、
今まで試したことがない系統のグローブなら
使わない方が損でしょう！
使ってみた結果新たな相棒となるかもだし、
使用して得た知見は販売員として必ず糧になるし、
何より使ってみた方が面白そう！
買わない理由はないし、
買って大正解だったのだから
全てヨシっ！です。
③【intro】が大好きだから
①は合理性のある打算的な理由。
②は購入を決心する為の口実。
【必要だから】ではなく、
【欲しい】と思った最大の理由は
③【intro】が大好きだから、です。
【intro】はジャパニーズグローブスペシャリスト。
ここ日本で、というか神奈川県川崎市で
【自転車用グローブ】だけ創って商売してます。
しかもデザインや設計,営業販売,不良対応に至るまで
【製品の開発】に関与する業務は全て
社長が御一人で熟しています。
全ては’’良い製品’’を創るために。
通常の会社において、
【営業担当】は取引先からの意見を聞けます。
不良品やクレームを対応する
【お客様相談窓口】ならお客様のご意見を聞けます。
それを【開発担当】に持ち帰り、
【開発担当】が製品へ反映させる。
ざっとこんなプロセスで品質を向上させたり、
新商品を開発したりしてます。
まぁ、普通ですよね。
特にこのシステムに問題はありません。
大きな企業ほど役割分担した方が
効率よく仕事ができますから。
しかし【intro】の社長さんは
この【又聞き】が製品開発の弊害にもなる
と仰いました。
お客様からも、取引先からも、
全て【開発者】である’’自分で聞き’’、
それをダイレクトに製品へ落とし込みたい。
誰からも邪魔をされずに’’良い製品’’を創る！
という凄まじい職人魂と情熱を穿つ為に、
少数精鋭の極致【一人で創る】をやっているんです。
それを【自転車用グローブ】という
まぁまぁニッチな市場でやって
商売してるって……
相当の’’変態’’でしょう？
＃自転車業界の最上級の誉め言葉
ワタシはこういう変態的な情熱を持ってる方が大好きで、
そんな方が創るものを積極的に使いたいんです。
その情熱が具現化したモノこそが’’製品’’であり、
’’製品越し’’にその’’情熱’’を感じるのが
ワタシの趣味そのものなんです！
【intro】のグローブ自体は無論所有しています。
なんなら一番の変態商品たる
【ヘリテージジャパン】を。
まさかのフルレザーグローブ。
北海道産牛革を四国で加工し,日本国内で販売する
【純国産本革グローブ】という唯一無二の仕様。
材料は牛革、ロマン、情熱です。
これほどに【心を満してくれる】グローブをワタシは知りません。
もちろん大好きだし、大事に愛用していますが、
もう少し実用的なグローブも欲しかったので
「この機会に買うしかねぇ！」ってなりました。
【Stinger5】を買って
後悔してる点は……
ありません！
ZERO、皆無です！
これはリピート確定です。
マジでオススメ。
まぁ強いて言えば
逆に何故もっと早く買わなかったのだろう
という後悔はありますかね。
是非お買い求め下さい！
[ysid 4582388744487]
TIOGA
H-ポッド
小売希望価格￥7,150-
※ハンドル出ててごめんなさい。電車内ではちゃんと仕舞ってました。
間違いなく今回のMVP！
コレが無ければどうなっていた事か…
マジで救われました。
【転ばぬ先の杖】として持っていて大正解でした！
さて、【輪行袋】それ自体は数多ありますが、
ワタシがこの【TIOGA H-ポッド】を選んだ理由は……
・価格がお手頃
・構造や構成パーツが簡素
・↑に含まれますが、【エンド金具】が不要
・比較的軽量でコンパクト
以上の4点が主な理由です。
価格がお手頃
税込で￥7,150-。
似たような輪行袋は結構9千円台ばかりだったので
2～3千円ほどはお安く手に入ります。
その分付属品は最低限で、
不足があれば買い足す必要ががあります。
構造や構成パーツが簡素
輪行袋は構造が複雑化するほど
嵩張り、重くなります。
その代わりに、
ホイールとフレームを別々に収納出来たり、
ローターやスプロケのカバーが付属してたり、
前後のエンド金具が付属してたりと
大型のものほど内容が充実しています。
なので収納時に運びやすかったり、
袋の中でフレームに傷が入るのを防ぎやすかったりします。
一長一短って訳ですな。
ワタシの場合は
・フレームやホイールの傷は気にしない(MTBerあるある)
・ローターやスプロケのカバーは不要(リムブレーキなので)
・運びやすくなくてよい(フルサスより軽いだけマシ)
と、内容が充実した輪行袋の必要性が全くないので
出来るだけ簡素で、軽くて、コンパクトな方が良かったのです。
このいった条件は各々方の気質、
入れるバイクの種類によって左右されます。
しっかり使い方に合ったものを選びましょう。
エンド金具が不要
上の項目に含まれてますが、
特に重視していたので別途紹介。
縦置き型なら確実に必須なエンド金具。
コレが中々嵩張る上に重いんです。
その代わりフレームを保護できるんですが、
今回探していたのは【万が一の保険】輪行袋
なので、【エンド金具不要】が良かったんです。
この【TIOGA H-ポット】は
ひっくり返して収納する横置き型。
構造上エンド金具が必須ではなくなるので
本当に最小限のアイテムで輪行できます。
少しでも荷物を軽くしたいが、
輪行袋は持っていきたいなら
【TIOGA H-ポッド】はオススメです！
比較的軽量でコンパクト
これは、まぁ既にほぼ説明済みですね（笑）
余計なものが入っていないから軽くて小さいです。
ボトルケージに入るので持ち運びに便利です♪
【TIOGA H-ポッド】以上に
軽量コンパクトな輪行袋もございますが、
お財布も軽量化されちゃうので今回は見送り。
コスパ良く最小限の輪行袋が欲しい方、
非常におすすめですよ！
[ysid 4935012037873]
総括と反省
今回の膝の痛み、
端的に言えば’’ロードバイクに乗らな過ぎた’’事
が主な原因と思われます。
2023年は延々とMTB乗ってました。超楽しかったです。
今や不慣れな前傾姿勢、
長時間のシッティング、
久しぶりのビンディングでロングライド
思い返せば思い当たる節ばかりです。
ロードバイクに乗るべきか、
それともグラベルロードに乗り換えるか。
今後じっくり考えたいと思います。
今の気持ちは……
オフロード走りてぇ！ですね。
