小雪のちらつく3/8に福岡で開催されたシマノテクニカルセミナーに行ってきました。
目的はズバリ、新型のパワーメーター。
発売は夏頃になりそうですが、最大手のシマノが出すパワーメーターとのことで
かなり期待しています。
当店にもクランク長170mmの52-36が入って来る予定。
最も気になる価格はチェーンリング付きで¥143,662(税抜き)
写真のチェーンリングなしもありますが ¥127,398(税抜き)で
チェーンリング単品で52Tや50Tが ¥18,900(税抜き)、
36Tや34Tが¥3,080(税抜き)なことと、
チェーンリングに9000とは互換性がないことを考えると
楕円のチェーンリングを使うなどの事情がない限り、セットのほうがよいかと。
他にガーミンなどのディスプレイが必要になります。
次に気になるのが互換性。
今9000系のデュラ使ってる人は何が必要なのか。
結論から言えば パワーメーターFC-R9100-Pの他にフロントディレイラーFD-R9100が必要です。
新型R9100は昨今のディスクロードに対応するためエンド幅142mmまで使用可能な規格。
そのためチェーンラインがかなり斜めになるインナートップ時にアウターに当たらないように
インナーのチェーンリングが内側にオフセットされています。
つまりフロントディレイラーの可動範囲が広く設計されているんですな。
旧型のFD-9000では調整しても内側か外側にチェーンが擦れて、最悪変速してしまうと。
今までだとストローク量も変わってSTIレバーもR9100買ってね♥となるところですが
今回シフトのストローク量は変わっていないとのことで、9000系のSTIはそのまま使えます。
ということで6800のアルテグラや5800の105でも
フロントディレイラーをFD-R9100に変えれば
パワーメーターFC-R9100-Pが使用可能です。
時代に合わせて変化しつつもユーザーの利便性に最大限配慮してくれた結果かと。
クランク内側のセンサーの出っ張りはこんな感じ。
シマノのダイレクトマウントブレーキならば干渉しない設計になっているとのこと。
あとはフレーム次第とのことですが、取り付け出来ないフレームは少なそうです。
左右のセンサーは有線でつながります。
コネクターの防水にはかなり自信があるらしく、
キャップは「ただの飾り」だそうです。
左クランクから伸びているコネクターを誤って切断すると
左クランク買い直し!となるので注意が必要です。(修理できません)
価格は未定ですが間違いなくクロスバイクが1台来る価格になると思われます。
充電部とケーブル。
リチウム充電池を使用し、約500回の充電に耐えるそうですが電池の交換はできません。
送っても交換できないそうな。
電池が切れたら70g重いただの?デュラクランクとなります。
1回の充電で約300時間持ち、
スキルシマノでの選手たちの使用でも2~3ヶ月に1回の充電とのことなので、
軽さやコンパクトさを優先したということでしょう。
1日8時間使用したとして、1年で10回充電すればいける計算なので
バッテリーの劣化は充電回数より経年劣化が問題になりそうです。
確かデュラの保証期間は3年なので、そこまでに電池をヘタらせるのは無理ですね。
群雄割拠のパワーメーター界に終止符を打つ製品になるのか?
入荷しましたら当ブログで改めてご案内致します。