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雨中のファンタジー、そしてプロコンチとの遭遇・・・ついてるだけで精一杯【マトリックス&NIPPO&愛三】

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名古屋本館】梅林 康典 17年08月17日

0816佐野ライド93982_n

 

 

 

 

出オチです。

 

 

 

 

マジで、すごかった・・・

 

 

 

 

左:言わずと知れた「静岡の心優しき猛獣」 

2014年、全日本チャンピオン 佐野選手

 

真ん中:地元、愛三工業のエース。2011年 大学対抗選手権ロード 覇者。

2017年、全日本選手権 6位 早川選手

 

右:今期よりNIPPOヴィー二ファンティー二にてヨーロッパに挑戦。

UCI2.1ツール・ド・アゼルバイジャン総合9位 中根選手

 

 

 

 

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キッカケはこの猛獣

 

 

 

 

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はい、佐野選手のもの凄いボリュームの脚。

 

 

 

 

お盆期間中に愛知に立ち寄った、佐野選手から

「走りませんか?」

というお誘い。

 

 

 

 

予報は雨ですが、せっかくなので

広くチーム内外に呼びかけて

走ることに。

 

 

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左、昨年の最速店長選手権3位

「刈谷の虎」こと

井上タイガー店長。

スタート時には結構な雨が降っていましたが

お構いなしでスタート。

 

 

 

 

 

佐野選手の

「15分くらいの登りで、練習メニューを何本かやりたい」

というリクエストで

梅林の持ちコース、15kmの山岳TTへ。

 

 

 

結果

 

0816佐野ライド山岳4_n

 

雨で、下り区間が飛ばせないのにも関わらず

なぜか、今年の三番目の記録に。

 

 

 

 

佐野選手は、15分の中で

決められた負荷で一定で走ってるだけですが

我々には地獄です。

時間が経つにつれ千切れる

→佐野選手の数分のレスト中に追いつく

→またメニューが始まる

→千切れる

の繰り返し。

 

 

 

頂上

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息も絶え絶えな、参加者でございます。

 

 

 

 

 

しかし

 

頂上付近で、青いジャージオレンジのジャージ

ナニかとすれ違った気がする・・・

そう、佐野選手を陸上の猛獣とすれば

敏捷性の高い鋭い爪をもったラプターのような・・・ 

 (ラプター=空軍戦闘機F-22じゃなくて、猛禽類のほう。

いやF-22でもいいけど)

 

 

 

 

予感的中

 

0816佐野ライド155_n

 

下ってのコンビニで見事に合流。

左端の「刈谷の虎」が、猫に見える・・・

 

 

 

 

せっかくなので

 

お願いして、少し一緒に走って貰うことに

 

 

 

 

結果(笑)

 

0816佐野ライド周回セクター2_n

 

持ちコースの区間記録を

更新してしまうことに・・・

 

 

 

 

まず平坦。

3km程度の平坦でこれまでの合同練でも

数人でローテーションを回しながら平均時速で

45km/hを維持していくのが精一杯のところが

 

 

 

なんと、アベレージでそれを大幅に上回り

しかもスピードが落ちることがない!!

 

 

 

0816佐野ライド76213_n

 

そして

なぜか 佐野選手の先頭固定・・・

これで、中根選手と早川選手までローテしだしたら

どこまでスピード上がるんだ・・・

 

 

 

しかし、実はよく見るとそんな特急電車に乗っているにもかかわらず

ブラ下がっている分には、負荷はそんなに高くない

0816佐野ライド周回セクター24_n

 

平均の出力で体重比3.6倍

心拍の負荷でも、最大に対して90%

たまに、登りでキュッと上がる時に「ふんぬ!!」っと

踏むことを要求されますが、それさえ耐えれば

なんとかなる。

 

 

 

 

参考までに

1004合同連周回セクター2_n 

昨年の10月、なぜか梅林がタイムトライアルで4位に入った時の

直前の合同練習の同じ区間。

ローテを回すことで精一杯ですが

出力は4.6倍。

心拍の負荷は、93%。

 

 

これだけ負荷が違うので、

さすがに元・全日本覇者にして全日本タイムトライアル2位の後ろは

楽か、ということと

「ロードはいかに空気抵抗を減らすか」

という命題を改めて思い知ったわけでございます。

 

 

 

 

ちなみに

梅林が登りで「ふんぬりゃ!!」と踏んでいる区間

前の猛獣とラプター2頭は談笑されておりましたよ。

えぇ・・・・・・。

 

 

0816佐野ライド89460_n

 

真ん中の、イナーメのジャージの選手も

昨年まで実業団E1で走っていた脚の持ち主ですが

「・・・ヤバイ・・・・・・ヤヴァイ・・・・・・」

を連呼。

 

 

 

 

雨の中とはいえ

0816佐野ライド1933_n

 

距離60kmあまりで、TSS(トレーニングストレススコア)が

145となかなかの高負荷。

20分での最大平均の出力もほぼほぼFTPと近くなり

最大心拍も今年の限界に近い数値に。

 

 

 

0816佐野ライド1881_n

 

再び息も絶え絶えとなった参加者は、

中根選手と早川選手に別れを告げますが

ここで、佐野選手が

「走り足りなくなりですか??足りないですよね???」

という謎の提案を・・・

 

 

 

はい・・・いきますか・・・・・

 (死亡確定)

 

 

 

 

 

ということでボーナスステージ(?)に

梅林の持ちコース、18kmの周回に。

 

ここからは、雨も止んだので

GARMINカメラによって動画を撮影。

 

 

 

 一周目と同じ区間も含まれますが

「上げないですよ?」という佐野選手の言葉どおり

平坦区間はやや抑え気味で、45km/h巡航

 

 

 

圧巻は、動画時間3分すぎからの登り区間

 

 

梅林の脚は限界近いですが

それでも踏ん張って、300w~400wでもがいてます。

しかし、どんどん離れていきます。

 

 

 

 

この登り区間、30秒のデータ

0816佐野ライド650データ4_n

 

平均の出力で体重比7倍。

 

 

 

 

このあと、さらに恐ろしいことに

 

0816佐野ライド4

 

50km/hの巡航状態から発射。

「上げませんよ?」詐欺が始まります。

梅林、このタイミングで8倍踏んでるのに、

そこから発射。

 

 

 

0816佐野ライド4

 

60km/h近い速度。

ずっと6倍近く踏んでますが、どんどん離されます。 

 

 

 

圧巻の猛獣のパワーを見せつけられ

どうにか終了・・・

 

0816佐野ライド3184_n

 

アンコール公演としては中身の濃いものになりました。

 

 

 

 

今回ご一緒した、

佐野選手と早川選手は今週末の

鈴鹿サーキット44_n

 

「シマノ鈴鹿」に参加されます。

ぜひ、現地に行かれる方は

応援をよろしくお願いいたします!!

 

 

 

 

しかし

0816佐野ライド2306_n

 

この、DE ROSA プロトス。

日本未入荷のチームカラー、

とんでもなくカッコいいですなぁ。

 

中根選手は、先日の「ツアー・オブ・チンハイレイク」(UCIアジアツアー・HC)にての

トラブルによる落車のケガがまだ治りきっていませんが

シーズン後半のビッグレース

「イル・ロンバルディア」への出場と活躍を期待しています!!

 

 

 

 

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