出オチです。
マジで、すごかった・・・
左:言わずと知れた「静岡の心優しき猛獣」
2014年、全日本チャンピオン 佐野選手
真ん中:地元、愛三工業のエース。2011年 大学対抗選手権ロード 覇者。
2017年、全日本選手権 6位 早川選手
右:今期よりNIPPOヴィー二ファンティー二にてヨーロッパに挑戦。
UCI2.1ツール・ド・アゼルバイジャン総合9位 中根選手
キッカケはこの猛獣
はい、佐野選手のもの凄いボリュームの脚。
お盆期間中に愛知に立ち寄った、佐野選手から
「走りませんか?」
というお誘い。
予報は雨ですが、せっかくなので
広くチーム内外に呼びかけて
走ることに。
左、昨年の最速店長選手権3位
「刈谷の虎」こと
井上タイガー店長。
スタート時には結構な雨が降っていましたが
お構いなしでスタート。
佐野選手の
「15分くらいの登りで、練習メニューを何本かやりたい」
というリクエストで
梅林の持ちコース、15kmの山岳TTへ。
結果
雨で、下り区間が飛ばせないのにも関わらず
なぜか、今年の三番目の記録に。
佐野選手は、15分の中で
決められた負荷で一定で走ってるだけですが
我々には地獄です。
時間が経つにつれ千切れる
→佐野選手の数分のレスト中に追いつく
→またメニューが始まる
→千切れる
の繰り返し。
頂上
息も絶え絶えな、参加者でございます。
しかし
頂上付近で、青いジャージとオレンジのジャージの
ナニかとすれ違った気がする・・・
そう、佐野選手を陸上の猛獣とすれば
敏捷性の高い鋭い爪をもったラプターのような・・・
(ラプター=空軍戦闘機F-22じゃなくて、猛禽類のほう。
いやF-22でもいいけど)
予感的中
下ってのコンビニで見事に合流。
左端の「刈谷の虎」が、猫に見える・・・
せっかくなので
お願いして、少し一緒に走って貰うことに
結果(笑)
持ちコースの区間記録を
更新してしまうことに・・・
まず平坦。
3km程度の平坦でこれまでの合同練でも
数人でローテーションを回しながら平均時速で
45km/hを維持していくのが精一杯のところが
なんと、アベレージでそれを大幅に上回り
しかもスピードが落ちることがない!!
そして
なぜか 佐野選手の先頭固定・・・
これで、中根選手と早川選手までローテしだしたら
どこまでスピード上がるんだ・・・
しかし、実はよく見るとそんな特急電車に乗っているにもかかわらず
ブラ下がっている分には、負荷はそんなに高くない
平均の出力で体重比3.6倍
心拍の負荷でも、最大に対して90%
たまに、登りでキュッと上がる時に「ふんぬ!!」っと
踏むことを要求されますが、それさえ耐えれば
なんとかなる。
参考までに
昨年の10月、なぜか梅林がタイムトライアルで4位に入った時の
直前の合同練習の同じ区間。
ローテを回すことで精一杯ですが
出力は4.6倍。
心拍の負荷は、93%。
これだけ負荷が違うので、
さすがに元・全日本覇者にして全日本タイムトライアル2位の後ろは
楽か、ということと
「ロードはいかに空気抵抗を減らすか」
という命題を改めて思い知ったわけでございます。
ちなみに
梅林が登りで「ふんぬりゃ!!」と踏んでいる区間
前の猛獣とラプター2頭は談笑されておりましたよ。
えぇ・・・・・・。
真ん中の、イナーメのジャージの選手も
昨年まで実業団E1で走っていた脚の持ち主ですが
「・・・ヤバイ・・・・・・ヤヴァイ・・・・・・」
を連呼。
雨の中とはいえ
距離60kmあまりで、TSS(トレーニングストレススコア)が
145となかなかの高負荷。
20分での最大平均の出力もほぼほぼFTPと近くなり
最大心拍も今年の限界に近い数値に。
再び息も絶え絶えとなった参加者は、
中根選手と早川選手に別れを告げますが
ここで、佐野選手が
「走り足りなくなりですか??足りないですよね???」
という謎の提案を・・・
はい・・・いきますか・・・・・
(死亡確定)
ということでボーナスステージ(?)に
梅林の持ちコース、18kmの周回に。
ここからは、雨も止んだので
GARMINカメラによって動画を撮影。
一周目と同じ区間も含まれますが
「上げないですよ?」という佐野選手の言葉どおり
平坦区間はやや抑え気味で、45km/h巡航
圧巻は、動画時間3分すぎからの登り区間
梅林の脚は限界近いですが
それでも踏ん張って、300w~400wでもがいてます。
しかし、どんどん離れていきます。
この登り区間、30秒のデータ
平均の出力で体重比7倍。
このあと、さらに恐ろしいことに
50km/hの巡航状態から発射。
「上げませんよ?」詐欺が始まります。
梅林、このタイミングで8倍踏んでるのに、
そこから発射。
60km/h近い速度。
ずっと6倍近く踏んでますが、どんどん離されます。
圧巻の猛獣のパワーを見せつけられ
どうにか終了・・・
アンコール公演としては中身の濃いものになりました。
今回ご一緒した、
佐野選手と早川選手は今週末の
「シマノ鈴鹿」に参加されます。
ぜひ、現地に行かれる方は
応援をよろしくお願いいたします!!
しかし
この、DE ROSA プロトス。
日本未入荷のチームカラー、
とんでもなくカッコいいですなぁ。
中根選手は、先日の「ツアー・オブ・チンハイレイク」(UCIアジアツアー・HC)にての
トラブルによる落車のケガがまだ治りきっていませんが
シーズン後半のビッグレース
「イル・ロンバルディア」への出場と活躍を期待しています!!