シーズン前の整備は皆さん完了しましたでしょうか。
シーズン前にはケーブルやバーテープの交換が多くあります。
しかーーし！
意外にも少ないのが「チェーン」の交換です。
実はチェーンこそ交換をオススメしたい場所。
チェーンの寿命はシマノの見解では「４０００ｋｍ」
タイヤが擦り減る頃にはチェーンも寿命が訪れています。
「まだまだ回るし大丈夫でしょ」
「定期的に洗って注油してるし」
「別に切れる訳でもあるまいし」
なんて考え方はいけませんよ。
伸びたチェーンは様々な悪影響を与えます。
例えば
・ギアとのかみ合わせが悪くなり変速性能が著しく低下
・パワー伝達力が下がり走りのパフォーマンスが悪化
・チェーンリングとスプロケットの摩耗が激しくなり短命化
なんて事になってしまいます。
こんなチェーンでは走っていてもストレスしかたまりません！
チェーンは自転車を動かす血液のような働きをしています。
血液が身体に酸素を運ぶならチェーンは力を車体に運ぶんです。
それがボロボロになっていてはマシンも１００％を発揮しません。
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チェーンも種類が様々ありますが、用途に合わせて違います。
変速数に合わせて専用のチェーンがしっかり設定があり、
その中で性能により細分化されているわけですね。
今回は最も出ている最大手シマノで説明しましょう。
シマノではざっくり３つに分けられています。
まずは本気のレースが前提としたアルティメイトです。
DURA-ACEやXTR向けのHG901-11速のみが対象です。
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次にホビーレースやロングライド向けのアドバンスト。
ULTEGRA & 105用や10速9速8速のハイモデルが対象です。
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スポーツライドや通勤通学車に最適なのがセレクト。
10速9速8速の使い潰しが効く手頃なチェーンが中心です。
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チェーンの具体的な技術的な違いは
・変速性能が良い表裏非対称のディレクショナル形状か
・駆動に関わるチェーン表面のコーティング処理の種類
・軽量化になる穴抜きプレート採用タイプか
・同じく軽量化になる中空ピン採用タイプか
・高温に強いクロマイジング加工のチェーンピンか
と言った具合です。
11速の現行チェーンの３グレードの仕様は
HG901：非対称形状/中空ピン/シルテックコート/クロム加工ピン
HG701：非対称形状/シルテックコート/クロム加工ピン
HG601：非対称形状/グレーコート/クロム加工ピン
という感じで確かな違いがあります
チェーン1つで性能差は明らかな差として感じますよ。
その割に値段差は500円～1,000円ほどで収まるので、
交換の時にちょっと奮発してグレードアップもオススメです。
チェーンの交換工賃は1,600円+税となっていますので、
ケーブルやバーテープを交換したならチェーンもぜひ
シーズン開始の今、新調する事をオススメ致します！
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10速DURA-ACEチェーン復刻を願う東大和店大元でした。
