当社の仕入先のひとつ、東京サンエスさんの展示会でした。
お客さまには、One by ESU JFFシリーズでお馴染みだと思います。
予想以上の大盛況! 商品プレゼンテーションは満席で立ち見が出るほど。
いつもお世話になっている辻浦さんも、JFFの開発経緯などをお話しされていました。
右に写っているのは辻善光さん。FZ(フィットゾーン)形状のハンドルや100ムーブサドルは、レースで良い結果を得る為に機材の改善を追求する辻さんと、ユーザーの声を積極的に具現化するのが得意なサンエスさんから生まれた製品だそうです。
複雑なカーブが組み合わされたハンドルバーは、無垢のアルミ材で作られた分割・組替可能な原型で、最適な形状を検証。この開発力が東京サンエスさんの強み、そして魅力です。
手前はスージーステムの原型。こちらは3Dプリンタ成型です。
オリジナルのブランドは沢山有りますが、原点は1974年に誕生したVIVAです。
サンエスの歴史に触れることが出来る「読書コーナー」
サイクルモードに合わせて毎年改訂される総合カタログのバックナンバーが90年代から揃っています。当時の私はリッチーやWTBに憧れていたので、いくつかは我が家にも有る筈。
より古いVIVAの資料や、業界向けの「サンエスウォッチング」紙のアーカイブも。読み始めたら時間がいくら有っても足りません。目先のことに捉われず自転車界全体のことを考え、ユーザーに寄り添い、より良いものを提供してきた社風が改めて分かります。
女性の視点から考えられた商品も多数手掛けています。
ワイズロードでは、輪行袋「キャリー」シリーズが好評です。
そのキャリーに新型が!しかもオーストリッチとのコラボ!その名も「O×Carry(オー キャリー)」
従来のキャリーより大きなフレームサイズに対応(ロードバイク専用)し、ホイール用内ポケットが有ります。オーストリッチのL-100の生地とロード220の生地を使っているので軽量なうえに、収納がとても簡単。輪行初心者には横置きがおすすめですが、縦置き収納にも対応しています。
他に新製品として、
FASTACE FAP-502 油圧式ドロッパーポスト ¥30,000+税
とか
Veno CNCキャリパーレバー の新色(レッド、ブルー)なども見る事が出来ました。
東京MEETSサンフランシスコということで、SOMA FABRICATIONSの展示・プレゼンテーションも有りました。
会社の規模や方向性が東京サンエスと良く似ているそうで、取扱いを始めて10年なんだとか。
シンプルなルックスに独自のアイディアを盛り込んだ製品でライフスタイルを提案しているところなど、確かに共通点が有りそうです。
写真では分かりにくい工夫が随所に秘められている、美しいフレームたち。
レーサーではない一般のサイクリストの為に、「実用的で、耐久性があり、快適で手頃な価格」の自転車を作っています。
多くのヘッド規格に対応するよう、上下1.5のヘッドチューブ(B-SIDE)。
多くのモデルに採用される、TANGE・IRDと開発したスライドエンド。シングルスピードにも対応。
GATES社製のベルトドライブシステムに対応したモデルも(Wolverineほか)。
SOMAブランドのオリジナルタイヤはパナレーサーによる日本製。どれも軽量で高性能。650Bランドナータイヤまで揃います。
パナレーサーのファイアーXCのノブを潰したようなパターン(シコロタイヤ)。逆ノブによって転がり抵抗を上げずにスリップしにくくする工夫。
※SOMA製品は普段在庫しておりませんが、お取寄せ可能です。
他にもサンエス商品には面白いものが沢山有りますが、書ききれないので続きはお店で!