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【Team Ys Road】JBCF 輪島ロードレース『あれ??全日本は・・・?』

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大阪本館】利田 卓也 17年10月14日

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8月の乗鞍ヒルクライムぶりのレースに参戦してきました!

 

 

以下、いつかの名古屋店梅林店長の記事より抜粋。

 

実業団・輪島ロードレース。

実業団の年間の全レースの中でも、屈指の難コース

 

 

 

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コースの高低図をみても、見事なアップダウン。

 

 

 

 

まず、スタートしてすぐのいきなりの激坂

距離2.6km、平均勾配8%となかなかの難易度。

実際は緩む区間があるので登坂区間は半端なくきついです。

(十三峠のキツイところ2.6kmの上りだと思って頂ければいいかと。)

 

 

そして、頂上からの下りも同様に

1.5kmの斜度マイナス8%のテクニカルなコーナーが続く、難しい箇所。

さらに、公道レースならではのトラップといえるコーナー途中での排水溝の蓋、

グレーヂングが選手をコロシにかかってきます。 

 

 

テクニカルなコーナーが無くなっても、

緩い斜度の川沿いの区間。

こちらは高速コーナーで、出口が見えない箇所も。

 

 

平坦基調のあとは、再びの登り2kmで直線的に6%の勾配ですが、

これはこれで脚を削られていきます。

 

 

続く、直線的な下りも速度は上がるものの

やはり海風に煽られまくり単独では前走を追うことすら難しく。

 

最後のスタート/ゴールへの平坦も

吹き付ける風によって、心を折りにきます。

 

 

 

という、「ロードレースに要求される要素を全部ブッ込んでみた」

(石畳以外)

という、オモシロ?難しいコース。

 

 

 

 

当然のことながら、上位進出への選手の条件として

高い登坂力(このコースでは超重要)

が要求され、しかしながら海風と戦うための

平坦を押し切るパワー

も必要とし、しかも危険と隣り合わせなカーブも連続するため

下りのテクニックと度胸

も兼ね備えないとなりません

 

 

 JプロツアーにおいてもAAA(トリプルA)にレイティングされる程のコースです。

それも、例年この輪島ロードレース・E1クラスは上位10位以内は来年度の日本選手権出場資格を得れるというもの。

(※あとで知る衝撃の事実がアリマス。)

 

 

E1は12.6km×4周。

(十三峠4回上って下って平坦も走るロードレース版みたいなものです。)

 

 

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過去2年挑戦したものの、力及ばず・・・。

3年目の挑戦。3度目の正直なるか!?

 

 

チーム・Ys Road出場メンバーです!

E1:私、水野選手(名古屋店)、ホッシー1号(京都店)、ホッシー2号(名古屋店)

E2:梅林店長(名古屋店)またの名を雨神様

E3:服部マッサー(名古屋店のお客様)、林選手(名古屋店のお客様)

  戸田選手(通称とってぃー大阪店)

 

 

 

レース前日の朝は雨神様の力により、

 

やっぱり雨・・・( ;´Д`)

 

 

もう、毎年の事ですので驚きません!

 

 

チェック選手はバルバの寺崎選手、昨年最強弱虫ペダルサイクリングチームの岡選手(現・宇都宮ブリッツェン)をこの大会で破っただけでなく、プロ相手に勝利もする優勝候補大本命。

他に今年度、乗鞍ヒルクライムチャンピオンクラス3位というスーパーな登坂力を持つSEKIYAの中村選手

同じく乗鞍ヒルクライムチャンピオンクラス表彰台の常連、今年度のニセコクラシックにおいて、最強ホビーレーサー Roppongi Express高岡選手を破ったF(t)麒麟⼭Racingの田崎選手。

今季イエロージャージを着るグランペール岩崎選手など・・・並み居る強豪揃い。

先にも述べた通り、ステータスの高いレースですからねぇ。

 

 

翌朝は晴れ。(祈っておりましたよ)

寒いどころか気温は上がりだしてきております。

 

 

 

スタート地点

 

 

 

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スタート前の一枚。

おどけております。

真ん中あたりに位置取りを・・・このあと、気づけば後方に下がっていましたけどね(-_-;)

 

あぁ。

久しぶりのロードレースやぁ、緊張するなぁ。

 

号砲と共に、仲間と私の挑戦が始まる!

スタートして間もなくクライミングがスタート。

 

1周目の上り。

相変わらずパンチが効いているこのコース。

後方から徐々に番手を上げていくいつものパターン。

 

星野ブラザーズを確認。

前へあがると水野選手がクルクルと調子良さそうに上っている。

まだ1周目の1つ目の上り。

今回は余力は十分。

 

山岳ポイントを水野選手、数名を挟んだ後、私も通過。

ここからは高速&テクニカルコーナー。

 

苦手な人と得意な人とでは、コーナーを抜ける度に差がモロに出ます。

 

ここは私と水野選手も難なくクリア。

続く平坦&高速コーナー区間へと。

 

ここで、前の水野選手と先頭集団に間が生まれてしまう。

こりゃいかんと後方から、水野選手の前へ上がり、先頭集団へブリッジ。

後ろについて!と合図を送るが、なかなか差を詰めれずにおり、その間、脚を使い続けてしまっている水野選手。

 

それも、彼は

仕事終わりから一睡もせず名古屋から石川へ長距離運転。

試走もできず、集中力もどうかという状態でしたから・・・

(私も3年前の広島で同じことをして、脚攣りまっくたのを思い出しましたよ・・・。)

いまいち、リズムを掴めていないのも仕方ありません。

 

コーナー出口がみえないのに高速で突っ込んでいくのは怖いでしょう?

どれだけのターンなのか?

コーナー出口の路面状況は?とかね。

 

試走は大切デス!

 

 

 

そのまま、2つ目の上りへ。

ここで再び集団の前方へと上がっていくことに。

 

この上りを超えると時速70km/hは確実に出る高速の下り。

その後は直角コーナーからの平坦で2周目の上りに突入する。

 

できる限り前で平坦区間に入り、前方で上り、無駄な力の上げ下げをしたくないというのが理由。

後方で上りに入って、先頭でアタックがかかったら、メチャ脚を使いますからねぇ・・・。

 

 

登坂に強い水野選手はここで復帰!

 

 

下りでも激しく先頭が入れ替わる!

問題なく先頭集団にて我々二人は生存。

スタート時点で70名近くいた人数は1周目にして30名程に!

 

 

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スーパー星野ブラザーズは・・・今季絶不調のようでして・・・。

姿が見えません(-_-;)

 

 

 

そして2周目、3周目は同じような展開が続きました。

 

激坂区間で先頭は私を含み10数名程に激減。

私としてはこのまま、人数を絞り込みたいところ。

そのまま絞られた人数のままダウンヒル~平坦区間へと。

 

よし!決まったか!?

と、思ったところ、2つ目の上りでペースがダウン。

後続に追いつかれてしまうという脚を使っただけの嫌なパターン・・・。

 

 

特に3周目の頂上付近はかなり苦しく、

ペースアップが予想される4周目に死んでいく自分が頭をよぎる・・・。

 

 

 

 

 

 

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自分から積極的に仕掛けるという選択もあったかもしれませんが、

残念ながら有力選手の登坂力、余力、このコースにおいて力の差は明らか。

 

線香花火のように一瞬でしたら、やれんこともないですが・・・

当然却下デスw

 

防戦一方。耐えるのみ( ;´Д`)

 

 

 

 

 

いよいよ最終周。

間違いなくペースアップするので、そこに付けるかどうか。

 

 

 

案の定、激坂区間で乗鞍3位の中村選手が激烈なアタック!

強烈すぎて、付けたのはバルバの寺崎選手のみ。流石元ブリヂストン・・・。

 

 

完全に決めにきている。

 

なんせラスト周回。

正真正銘ここでレースが決まる!

乳酸が溜まり、硬くなっていく筋肉を感じる。

心拍も200を超えた。

 

 

今回のアタックでも反応できたのは私を含む10名のみ

なおも落ちないペースに10名が縦一列となり、

更に10名が分断され始める。

 

SEKIYA中村選手、バルバ寺崎選手の2名。

 

そして、田崎選手を含む6名。

最後にそこから遅れだした選手が1名と私。

 

 

私と一緒にいる方が事実上9位、私が10位。

ギリギリのライン。

 

 

 

臨界点デス。

心臓が破裂しそうだよー!!

 

 

そのまま少しずつ差が開き始め、広がった差のまま下りへ突入!

強すぎる2名はもう手が付けられません(-_-;)。

前6名に追いつけるかがポイントとなる。

 

6対2(私ともう御1人様)での平地巡行は数的に不利。

ローテーが回らなければ、追いつける可能性は出てくる。

それに賭けて全力で追うしかない。

 

 

そして、絶対に後ろに追いつかれてはならない。

先程の上りで致命傷、更には離されもう脚がない。。。

 

このダウンヒルで想定外だったのは9位の方がおそらく、下りが苦手であったこと。

 

一瞬、二人で行くことを考えましたが・・・。

私、1人単独の全力で下ることに。

 

ペースを抑え、後ろに追いつかれることだけは避けたかったのです。

 

 

ゴールまで約10キロを単独で前を追い、

後ろからは逃げる。最高にスリリングな時間が始まりました。

 

 

 

3年目の挑戦。

3度目の正直。

日本選手権出場資格がもう目の前にまで!(※くどいようですが、この時点でまだ知らないことが・・・。)

 

 

単独なので最も直線的に抜けれるラインでコーナーを抜け、踏み続ける。

平坦区間がやたらと長く感じる。

 

 

 

そして、最後の2つ目の上りを迎える。

 

上りが見えた時点で6名パックが視界に入る。

これはちょっと遠い・・・。

 

逆に後ろは見えない。

下りと平坦区間で引き離しに成功したようだが・・・。

集団とくっついた場合、この後の下りと平坦で飲み込まれる可能性は十分にあり得る。

 

最後まで気は抜けない。

全霊をかけて上って、下る。

 

山頂が見えた時、集団に追いつけなかった時点で前へ追いつくことは不可能。

下りと最後の平坦。

人数がいる方が速いのは当然のこと。

 

あと少し。

 

高速ダウンヒルからの直角コーナー。

1人の選手が落車している。

 

残念ながらこれは、勝負。

先に行かせてもらいます。

 

現在8位。

 

 

このままいく!

速度が乗らない最後の平坦区間を出来うる限りの力で。

 

 

残り100mだったでしょうか?

後ろを振り返る。

 

来ていない。

 

最後の勝負には絡めなかったけど、

やっと手にできた。全日本選手権出場資格!

 

 

 

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E1:8位

1時間31分39秒 

Av33.25㎞/h

 

 

このレースを制したのは優勝候補筆頭バルバの寺崎選手。

沖縄でもちょっとしたことがあり、声をかけさせて頂きました。

 

実業団最後の輪島ロードレースを魅せる走りで勝ち取った寺崎選手は

とんでもなく強く、カッコよかったです。

 

 

そして、チームメイト梅さん、服部さん、とってぃーの元へと。

 

「ゲットしましたよ!!!」と。

 

 

 

 

 

     

    し

    た

    ら

     、

    衝

    撃

    の

    お

    返

    事

    が

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「実は・・・

 

    今回の輪島は全日本付かないんだわ・・・。」

 

 

 

 

え。

 

 

え?

 

 

 

 

え???

 

 

 

 

 

「嘘でしょ?」

 

 

 

 

 

「俺もちょっと前に知ったんやけど、言えんかった・・・。」

 

 

 

 

あぼーん( ;∀;)。

 

 

(※そうなんです。これが知らなかったことです。

 

 

 

かつてない衝撃です。。。。

ヤバイ、ショックでかすぎる。

数日たってるので大丈夫ですが、その時は正直大ダメージでしたw

 

 

 

これまで、ずっと輪島ロードレースには全日本付いてきたのに

なぜ今回に限って( ;´Д`)

ちゃんと要項確認しとこうぜー!!

 

 

 

 

まぁ、言っても仕方ありません。

これまで、結果を残せなかったこのコースで頑張れたことはよかったことです。

 

 

勝負に絡めてもいませんが、

最後の輪島ロードレースに参加でき、目標順位は達成できたので良しとします。

 

レースに行かせてくれてる大阪本館スタッフ一同にも感謝です。

 

 

 

次は経済産業大臣旗群馬CSCです。

初めてのコースでどうなるかわかりませんが、これこそ10位以内で全日本なので挑戦してきます。

 

 

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E1

私8位

水野選手34位

ホッシー1号DNF

ホッシー2号DNF

 

駄文・長文お付き合いありがとうございました。

 

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ヘルメット:UVEX Race5,

アイウェア:UVEX Sportstyle 104v

アイウェアフィッティング:眼z 井上様

 

フレーム:PINARELLO:Dogma65.1

ホイール:Xentis XBL 4.2カーボンクリンチャー

タイヤ: コンチネンタル GP4000SⅡ23c

サドル:Fabric  ALM

チェーンオイル:CDJチューニングオイル

パワーメーター:Power Tap P1ペダル

 

そして

雨神様と

とってぃー、みんなはどうなった!?

 

 

 

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