地方によっては雪が降ったりなんかして、グラベルライドが楽しい季節になってきましたね。虫もいないし。
本日はそんな今日この頃にピッタリなグラベルロードをご紹介させて頂きます。
MASI BRUNELLO GRX22
[caption id="attachment_86312" align="aligncenter" width="680"] photo : 47, Empty Pools Blue Fade[/caption]
SIZE : 47, 51, 54
COLOR : Empty Pools Blue Fade
¥262,900-(税込)
落ち着いた雰囲気のデザイン
イタリアの老舗MASI(マジィ)は、主にクロモリのクラシックな雰囲気のバイクを作っているイメージでしたが、2022年モデルから全く新しいグラベルロードをリリースしてきました。それがこの車体、BRUNELLOです。
現代的なフレームワークで構成されながらも、どこかクラシックな雰囲気があるのが不思議なところ。京都の街並みにもよく溶け込んでいます。
アクティブさを前面に押し出したワイルドなデザインが多いグラベルロードの中でも、こういった選択肢があるのは嬉しいですね。
ダウンチューブのロゴは、ドライブサイドと反ドライブサイドで微妙に違ったり。この辺りの遊び心は実にイタリアブランドらしいところ。
侮るなかれ、走りは本格派
デザイン本位でスペックは中途半端なんじゃないの?と思えば、さにあらず。
この価格帯のグラベルロードとしては満足すぎるくらいの仕上がりです。
まずはフレームの造形に注目。
ドロップしたシートステーがいかにも現代グラベルロードという雰囲気。溶接跡もキレイですね。
S字にベンドしたフォークも特徴的です。デザイン面のアクセントとなるでなく、しなりやすくなることで振動吸収性も向上しています。
標準で40cタイヤを装着しますが、ドロップされたチェーンステーも相まってまだ余裕のあるクリアランスは最大で45cまで飲み込む設計。もちろん650Bコンパチブルで、更にオフロード寄りに振ることもできます。
ダボ穴だって豊富です。フレームバッグやキャリアなど、ヘビーなパッキングもこなせます。
ただのコストカットじゃない。賢いミックスコンポ仕様
個人的に最も注目したいのがアッセンブルされるコンポーネントです。
シマノのグラベル用コンポGRXなのはもちろん、20万円台ながらも廉価なGRX400の10速仕様ではなく11速仕様!
そのヒミツは、複数グレードあるGRXをミックスしていることにあります。クランク、STIにはセカンドグレードのGRX600を装備しますが、変速の要ディレイラーにはなんとトップモデルのGRX800を搭載!と思えばブレーキには10速モデルのGRX400となるなど、パーツによってグレードを調整することで、限られた予算の中で最高のパフォーマンスを発揮できるようになっているのです。
ブレーキだけ低いグレードなのが気になる方もいらっしゃるかもしれませんが、ご安心を。
実は、ブレーキキャリパーはGRXの中でグレード間格差が最も小さいパーツなんです。キャリパーに関してはGRX600が存在せず、ボトムのGRX400とトップのGRX800の二択になるのですが、この2グレードの違いは塗装と素材、またそれに伴う重量のみ。機構は全く同じで、冷却機能のアイステクノロジーも付いてきます。しっかり油圧ディスクなのは言うまでもありません。
性能はほぼそのままで、コストを抑えられる賢い選択というわけです。
見て良し走って良しの一台、全サイズ揃ってます。
フレームだけでなくコンポーネントにもこだわり、走りを追求したバイクで、見た目もシックで◎。あるようでなかなかない一台。
本日12/15時点、当店では全てのサイズの在庫をご用意しております。
皆様の御来店・お問合せ、心よりお待ちしております。
以上、京都店フルヤでした。