ウェアを正しくお手入れできていますか?
意外と知られていないウェアのお手入れ方法。
自転車を楽しんだ後、汗をたくさんかいた後のウェアは、洗濯機に突っ込んでじゃぶじゃぶしっかり洗いがち。
実は……と、お伝えすると「知らなかった!」という方が多くいらっしゃいます。
せっかく選んだお気に入りのウェアを長く楽しむ為に、素材のお手入れ方法を確認していきましょう!
(今回ご紹介するのは基本的なお洗濯の方法がメインとなります。それそれの素材に相性などがありますので、お洗濯前にウェアについているタグをご確認お願いします。ご不明であればスタッフまで!)
迷ったらこの方法で!サイクルウェアのお洗濯!
まず、サイクルウェアの基本は「中性洗剤」でのお洗濯をお願いしています。
中性とは、酸性とアルカリ性の中間に位置する性質を持つタイプの洗剤。
強い性質がない分、緩やかに洗浄するのが特徴です。
高い洗浄力を持ちながら生地や肌への刺激が少ないため、普段からお使いの方も多いのではないでしょうか。
汗の臭いや汚れが気になって強い洗剤を選びがちですが、サイクルウェアの素材は繊細なので迷ったら優しい方と覚えて頂くと良いかも知れません。
洗濯機を使用する際は「洗濯ネットを使用」すること。
家に帰ったらすぐに洗濯機に入れて洗う!という方も多いですが、ここはワンクッション。洗濯ネットは必須です。
洗濯ネットを使用することで、衣類をダメージから保護したり、衣類同士が絡まったりするのを防ぐといった効果があります。柔らかな素材が多いサイクルウェアを洗濯ネットで守りながら洗ってあげて下さい。
また、ファスナーやベルクロなども、衣類に絡まりダメージの原因となりますので、しっかり閉めてからお洗濯をお願いします。洗濯機に手洗いモードやソフトモードがあればそちらを使用して下さい。
これが一番驚かれます。「柔軟剤は使用しない」こと。
これが結構やってしまいがちな部分。柔軟剤を使用すると、素材の目詰まりや柔軟剤によるコーティング効果により、透湿性、吸水性などの性能が落ちてしまうことも。また、レーシングショーツなどのパッドが柔らかくなり過ぎてしまうことがあります。長く素材の性質を活かすために。
スポーツウェアの基本は洗剤だけでのお洗濯をお願いします。
急いでいる時にやってしまいがちなポイント。「乾燥機は使用しない」こと。
これも急いでいる時にやってしまいがちなことですが、乾燥機はウェアの素材を傷めてしまう原因になります。
そもそもサイクルウェアは乾きが良いので乾燥機なしでも想像以上に早く乾きます。
干すときは紫外線でウェアを傷めないよう、ウェアを裏返して陰干しをするのがおすすめです。
サイクルウェアの速乾性を信じてあげて下さい。
では今の時期の「防風」素材のウェアのお洗濯はどうでしょう。
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例えば代表的な冬の防風ウェア、PEARL IZUMIのウィンドブレークジャケットに採用されている「ウィンドブレーク」素材などの冬のウェアに多く採用されている素材には注意点が。
お洗濯の基本は、上でご説明した内容がベースになります。
それに加えて「脱水・乾燥機は使わない」こと。
使用することで防風のシート(フィルム)が摩擦により破れてしまう可能性があります。
防風などの素材は、ミルフィーユのように素材を重ねているものが多いです。見た目には分からなくても、中側に挟まれた防風のフィルムが破れて防風性が落ちる場合があります。
洗濯を終えたら取り出して水を手で払うようにして下さい。そして裏返して陰干しです。
いかがでしたか。
今回ご紹介したのはあくまでも一例。素材によってお洗濯の注意事項は変わります。
ウェアの内側についているタグを見てみると、あっ!ということがありますので、お時間があるときにお気に入りのウェアをチェックしてみてください。
素材別のお洗濯方法など、気になることがあればぜひウェアのスタッフまで。
せっかく選んだお気に入りのウェア。見た目も性能も長く楽しんでいきましょう!