こんにちは京都店 吉野です。
あけましておめでとうございます。
2022年も残すところ12か月となりました。
年始は3日からの営業です。皆様のご来店おまちしております。
最近のロードバイクの完成車には700×25cが標準で付いていることが多いです。
ひと昔前は23cの完成車が多かったのですが、ホイールのワイドリム化により
どんどん23cは駆逐されていき、今や店頭に並ぶホイールにはつけるメリットが少ないです。
では、そもそもタイヤの細い、太いでなにが変わるのでしょうか?
今日は23cと25cを比較していきましょう
太いタイヤのメリット
コンチネンタル グランプリ5000 各9,020円
・23cよりも転がり抵抗が低い。
人が自転車に乗ると多少なりとも加重によりタイヤが変形します。
タイヤが太いほうが地面に点で接地するのに対して、タイヤが細い方は面として接地するので25c(太い)の方が23c(細い)に比べて接地面積が少なくなり転がりやすくなります。
コンチネンタルいわく25cのタイヤは94psiで23cのタイヤで123psiと同じ転がり抵抗だそうです。
・乗り心地が良くなるというのは本当なのか?
23cと25cの最大空気圧は同じ120psiですが太くなった分、エアボリューム(空気量)は25cの方が多くなります。その分、乗り心地がマイルドに感じます。
じゃあ23c選ぶ必要ないじゃん。という話になりますが
細いタイヤはその分軽量で25cと比べると5gの差があります。
また、23cと比べ28cは30gも重たいです。
少しでも軽さを求めるヒルクライムや自己満足では選ぶこともあります。
そこ、たかが5gとか言わない。
ですが、冒頭でも言った通り
近年のワイドリム化の影響で25cが標準となりつつあり
軽量な23cは履けなくはありませんがタイヤが楕円に潰れた形になり
接地面が広がってしまうので性能を十分に引き出せないとされています。
これら全ては正しい空気圧が入れられていることを大前提としており
23cは最小110psi/最大120psi
25cは最小95psi/最大120psi
28cは最小95psi/最大115psi
となっておりこの数値の間で入れる必要があります。
最小値近くで空気を入れた場合乗り心地は良くなる傾向にありますが
タイヤが潰れてしまうので転がり抵抗は大きくなりスピード感に欠けます。
逆に最大値近くまで空気を入れるとタイヤは地面に対し小さい接地で済むので
転がりは良くスポーツ自転車らしさを存分に味わえますがカチカチになるので乗り味は振動などでどうしても硬く感じます。
また、真夏に最大値まで入れてしまうと
路面の熱で空気が膨張しバーストのリスクが上がってしまうので
最大値から-5~-10psiで入れたりします。
ハイエンドタイヤは消耗が早いように感じます。
グランプリ5000の滑走感、地面に吸い付くような感じは
他ではなかなか味わえない乗り味です。
違いをはっきり実感できる高級タイヤはいかがでしょうか?
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