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【自転車屋の夏休み】レースレポート!MTBの本格エンデューロレース【ENS野沢】に初参戦!【前編:大会概要と事前準備】

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新宿ウェア館】 24年08月26日

 phonto

こんにちは!
新宿ウェア館 ゴシマ カイです♪

今回は久しぶりのレースレポート!

MTBの本格レース【ENS】に出場してきました!

準備やら移動やら試走やらキャンプやら本戦やらで
なんやかんや3日分くらいエピソードがあるので
今回は前編、中編、後編の3部作でご紹介します。

まずは前編【大会概要と事前準備準備】まで。

中編【車移動、試走、キャンプとタコパ】
後編【大会当日】を予定しております。

【ENS】とは

2014年にスタートした日本最大級の
マウンテンバイク競技【エンデューロ】のシリーズ戦。

IMG_1175

エンデューロ・ナショナル・シリーズを略して【ENS】です。

ライダーのレベルに合わせてカテゴリー分けされ、
最初は初級のクラスDでエントリー。

その後一定条件を満たすことで昇格出来ます。

シリーズ戦なので年間獲得ポイントでランキングを競ってはいますが、
いきなり年間で複数回参加しなくても全然OK!

ワタシ達もシーズンに入ってきちんと準備ができる
後半戦である【ENS野沢】で初参加しました!

エンデューロって何?

MTBで行うステージレースで、
各ステージの合計タイムで競います。

各ステージは下り基調で、
1ステージ辺り大体2~10分程度で走る短距離が大半。

面白いのはステージ間の移動を自力で行わなくてはならない点。

ステージ間の移動区間は【リエゾン】と呼ばれ、
次のステージのスタート時刻までに移動しなくてはいけません。

【ステージ】下り基調なので【リエゾン】は大抵登り。

【リエゾン】自体はタイムを計測しない為マイペースに走れば良いですが、
【下り系MTB】重量が重く、それで登るのは結構大変です。

ステージは最低2ステージ、4ステージある大会もあるんだとか。

各ステージでの下りの’’速さ’’と、
リエゾンを規定時間内に移動する’’スタミナ’’
異なる2種類の強さが求められます。

ルールは【WRC】をはじめとする【ラリー】に似ています。

IMG_4801

用いるバイクはそのまんま【エンデューロバイク】

下り性能9割自走性能1割みたいなイメージの、
【’’ほぼ’’下り特化自転車】です。

とはいえちょっと重いクロスバイク程度の自走性能はあり、
サスペンションもロックアウトすれば割と走ります。

リエゾンはマイペースに淡々と登れば
十分間に合うスタート時刻に設定されているので
【’’ほぼ’’下り特化自転車】でも問題なしです。

ちなみに以前紹介した【MONORAL】もエンデューロバイク。

ハードテール部門の最強格なので、
今回の会場でも沢山見かけました。

初心者でも安心して出場できます!

出場手順はとっても簡単でした。

出場したいレースのエントリー期間内に
エントリーフォームで必要事項を入力し送信。

エントリー費を指定口座に振り込んで、
前日に現地で受付すればOK!

細かいレギュレーションは公式サイトで確認出来るし、
当日受付で初出場だと伝えれば
ルールなど細かく説明してくれます!

正直不安でしたが運営の皆さんはとっても優しい方ばかりだったので、
不安が無くなるまで説明を聞いて質問すれば大丈夫です。

ゲレンデを1日走り回る最低限のバイクコントロール
リエゾンを走り切るだけの体力
あと出場できるバイク諸々の装備
現地までの交通手段宿泊先があれば
問題なく出場できると思います。

SHIMANO ENS
2024 #4 NOZAWA

長野県は野沢温泉村の【野沢温泉スキー場】にて開催された
2024年の【ENS】の第4戦。

極上のトレイルコースにハードな路面、
抜かるんだ赤土にオフキャンバーのゲレンデ区間。

走りごたえのある総合力が試される会場でした。

 コースマップがコチラ。

ステージ、リエゾン込みで
総距離16.3kmと短いようでとても長いコース

標高約1400mから約600mと大体800mも下るので
気温や湿度、天候に路面のコンディションが
刻一刻と変化するとても過酷な会場です。

【S1】のスタートは雲の中で気温は23℃
【S3】のゴールは晴れ渡った炎天下で30℃越え
コースのハードさとはまた違う過酷さがあります。

事前準備

バイクやら装備やらは概ね揃っていたので
追加で備えなくてはいけない物だけ揃えました。

 特に重要だったのはコチラ!

IMG_0923

ザンっ!

パッケージじゃ何が何だかって感じですね。

IMG_0924

ザザンっ!!

商品自体を見てもなんか緑のうねうねって感じ。

ザザザンっ!!!

VITTORIA
AIR-LINER PROTECT DOWNHILL

後期希望価格¥9,350-

サイズ:27.5X2.4/2.6 ( 584 )

[ysid 8022530031714]

【エアライナー】、あるいは【タイヤインサート】

チューブレスタイヤの中に入れることで、
リム打ちを防ぎホイールを保護してくれます。

またタイヤの中にポリマーを入れる事になるので、
タイヤの剛性が増し横によれにくくなります

重量は当商品分の175g増え、やや登坂性能が落ちますが
過酷なダウンヒルで用いることを考えれば些細な問題です。

phonto

ワタシは今シーズン、
リアホイールとタイヤと仲違いを繰り返しており、
既にリアをリム打ちで潰している他、
別件でリアタイヤもカットしてる上に
リペアで入れたチューブまでスローパンクさせる始末。

 いい加減インサートを入れて対処しないと
リム代タイヤ代お財布が消し飛んでしまうので
登坂で苦しむ覚悟で導入しました。

IMG_0925

まずは緊急でチューブドとして運用していたタイヤを外し、
ダウンヒルタイヤのビードを片側だけ入れます。

次にバルブを装着してから
インサートを気合でタイヤの中に突っ込みます。

インサート側にバルブ用の穴が開いているので
位置をバルブに合わせるのを忘れないようにして下さいね。

その後シーラントをドバドバ入れてから
もう片側のビードを二人掛かりで気合を込めてはめます。

後はコンプレッサーで空気を入れつつビードを上げて、
シーラントの舞を舞ってやれば完了です。

IMG_0926

インサートが入ってるのかどうかは
作業が完了するともう良く分からないですね。

インサートを入れた上に
頑丈なダウンヒルタイヤを使っているので、
持つと中々にヘビーな感じ。

しかし走ってみると全然普通に走れるので問題なし!

IMG_1065

実際に試乗してみると、
コーナリング時のタイヤのヨレ感が激減して驚きました。

タイヤ本体の安定感が増し、
どこか「カッチリ」したフィーリングで
とてつもない’’安心感’’を得られます。

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※写真はふじてんです。

また当然ドロップも超安心!

今までならリム打ちしていたであろう
ややラフなライディングをしても全然ヘッチャラ♪

コレでリアホイールを不必要にしばく心配がなくなりました!

 これは導入して大正解です。

フロントは今のところ必要性を感じないので
とりあえずリアにだけいれて様子を見ていこうと思います。


 

STANS
VALVE STEM PAIR AL PRESTA 35mm

小売希望価格¥3,300-

[ysid 0847746038160]

なんの変哲もない普通のシューブレスバルブ。

リムテープやシーラントも作っている
チューブレスレディをよく理解している
【STANS】が作る普通のチューブレスバルブ。

【至って普通、つまり最高】のバルブ。

今回作業するにあたり
以前使っていたバルブがどっか行っちゃったので、
取り敢えず選びました。

チューブレスバルブは色々と種類がありますが、
空気が漏れず、空気を入れられて、壊れなければ
正直なんだって構わないです。

要は「使えりゃええんじゃ」という事。

そういうパーツは【普通こそ至高】だったりします。

手頃な価格で確かな信頼性。

「普通に使える」って結構凄い事です。

ワタシも仲間達も皆チューブレスユーザーですから
持っておけば誰かしら何かしらで使うので
多めに持っておいて損はないでしょう。


 

STANS ( スタンズ ) パンク修理キット ORIGINAL TUBELESS SEALANT 60mL

STANS
ORIGINAL TUBELESS SEALANT 60mL

小売希望価格¥550-

[ysid 0847746065562]

 これまた【STANS】普通のシーラント。

価格も高くなく、
いつでもどこでも入手出来て、
トラブルが少ない。

【至って普通、つまり最高】なシーラント。

シーラントは液体ゴムで、
他社製品同士をうっかり混ぜたり
タイヤとの相性が悪いと
稀に不具合を起こすことがあります。

なんかタイヤの中で団子みたいに
マリマリと固まったりするとかしないとか。

その点【STANS】のシーラントは
その手の噂や技術情報はあまり聞かないし、
過去にそういったトラブルと遭遇した事がないので
ワタシ個人は【STANS】を信頼しています。

やや減っていたので一番小さい60mlを購入し追加

総量は120mlより少し多いくらいになってます。


DMR
DEATH GRIP FL RACE THIN

小売希望価格¥3,600-

[ysid 5055308117252]

ワールドカップDHレーサー【ブレンダン・フェアクロ-氏】と
共同開発の末生まれたスペシャルなグリップ。

通常のDEATH GRIP以上にソフトな
レースデイコンパウンドを採用したレースの為のグリップ。

以前から府中多摩川店に在庫があり、
性能のわりにかなり手頃な価格だったので
いつか使ってみようと思っていました。

元々使っていたODIグリップがかなりヘタっていたので、
気合を入れてレース前に新調しました。

割と細めながら振動吸収性とコントロース性に富み、
価格に対しての満足度は非常に高かったです。

特にグリップ力の高さがお気に入りポイント。

試走も本戦中も手が滑りそうな感触は無く、
走りに集中する事が出来ました。

今回は細いバージョンの【THIN】だったので
次買うならより太めの【THICK】を試してみたいです。


 SCHWALBE ( シュワルベ ) チューブ 袋入り 21F-SV ( 仏式 40mm ) 27.5 X 2.10-3.00

SCHWALBE
21F-SV 

小売希望価格¥2,420-

 サイズ:27.5 X 2.10-3.00

バルブ:仏式/40mm

[ysid 4518779100037]

 シュワルベの普通のチューブ。

現地で自分や仲間がパンクし、
チューブレスでの運用が難しい場合に
最後の手段として用いる予備のチューブ。

このシリーズはサイズやバルブの種類、バルブ長により
バリエーションがめちゃくちゃ多く、
いろんなお店で販売しているので
誰しもが一度はお世話になったことがあると思います。

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守備範囲が広いので予備チューブとして非常に優秀。

お手持ちのバイクに合わせて
一本持っておいて損はないと思います。

IMG_1258

#低画質パンク修理

8月頭に富士見でワタシがパンクさせ、
その際に府中多摩川店池田から恵んでもらった
予備のチューブを新品にして返却しました。

チューブレスタイヤだろうが素手で外す腕力。

元ラガーマンメカニックの成せる御業です。

インサートを導入したとはいえ、
再びワタシがお世話になる可能性もあるので
彼の工具箱に収めておきましょう。


 phonto

大変長くなりましたが前編はここまで。

次回は中編【車移動、試走、キャンプ】。

なんやかんや6時間のドライブと
未体験過ぎるスーパーマッドコンデション。

妖怪金欠小僧6人衆の低予算限界キャンプ。

それでも敢行した【タコパ】の模様をお届け♪

それではまた。

phonto

 

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