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【インプレ】新型DOGMA F!圧倒的推進力と快適性…。外見とは違い走行性能は超進化!!

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新宿本館】三上 玄 24年08月27日

こんにちは三上です。
本日の朝【新型 DOGMA F】に試乗してきました。
場所は良く朝練をしている彩湖。前作もここで試乗していますので違いがよくわかるかと思います。

Pinarello DOGMA F

Pinarello DOGMA F

身長は173cmで試乗したサイズは51.5でサドル高は695mmに設定しています。丁度良いサイズ感です。

コンポーネント

Pinarello DOGMA F

コンポーネントはなんと新型campagnolo SuperRecord EPSが!高級コンポーネントです。シフトスイッチが前作とは違います。最初は操作に慣れず苦戦しましたが、慣れてくると下ハンからの変速がやり易くレバーも非常に握り易かったです。

Pinarello DOGMA F

Pinarello DOGMA F

カーボン柄が美しいクランク・FD・RD。

Pinarello DOGMA F

やさしい制動力と美しいデザインのディスクローター。

ホイール

Pinarello DOGMA F

ホイールはcampagnolo BORA WTO。

Pinarello DOGMA F

タイヤはPIRELLI P ZERO RACE。太さは28cです。

主な変更点

マテリアル

 Pinarello DOGMA F

 一番大きく変わったのはマテリアルです。前作は【TORAYCA CARBON T1100】だったのに対し、今作は【TORAYCA CARBON M40X】と素材がガラッと変わりました。技術的な難易度が高いとされてきた強さ(強度)と硬さ(弾性率)を高次元で両立した第三世代の炭素繊維を採用しております。

DOWNTUBE

Pinarello DOGMA F

ダウンチューブは厚みを減らすために完全に再設計され、フレームの前面空力性能と空気抵抗を改善しています。

NEW AERO-KEEL BOTTOM BRACKET

Pinarello DOGMA F

新しいエアロキールボトムブラケットです。前作と比べるとかなりゴツくなっており、ボトムブラケットエリアのエアロ性能を1.2%向上させています。

TOP TUBE

Pinarello DOGMA F

より細くなりました。2014年にDOGMA F8で初めて採用された独自のヘッドチューブ “ノーズ シェイプ" が更に進化し、ノーズエリアの幅を8mm減らし、より流線型のデザインにすることで、前方からの流体透過性を向上させています。

HEAD SETとハンドルバー

Pinarello DOGMA F

軽量化とケーブルルーティングの改善。ヘッドチューブの幅をここまで小さくするために楕円形コラムに変わりました。それによりヘッドチューブ内のケーブル・ルーティングも前面に移動させております。

新しいタロン・ファスト一体型ハンドルは、より軽く、よりエアロになっております。安全でよりエアロポジションを取れるよう、わずかにフレアしております。

NEW ONDA FORK

Pinarello DOGMA F

ピナレロと言えばONDAフォーク!新しいスリムなフォークデザインはエアロダイナミクスを向上させ、47mmのオフセットはプロのフィードバックにより下りのハンドリングとスピードを向上させています。

THRU AXLES

Pinarello DOGMA F

地味ですがスルーアクスルも変更されています。フォーク右側のボルトはカーボンと一体化され、外側の穴がなくなっています。

INTEGRATED SEAT POST CLAMP

Pinarello DOGMA F

シートポストクランプが小型化され、フレームのシートチューブ内に完全に組み込まれました。重量を軽減し、デザインも向上させ、クランプに砂埃や汗を入りにくくなっています。

パッと見あまり変わってないように見えますが、全体的に細かく変更されています。

実走!

 場所が彩湖という事もあり基本的には平坦です。

IMG_7666

位置づけとしてはオールラウンダーという事ではありますが、乗り味はエアロロード寄りです。低重心で非常に安定した加速でした。乗り出しの瞬間から気が付いたのですが、前作のパリッと硬くスケートリンクを滑っているかのような超レーシーな乗り味ではなく、しなやかな乗り味になっています。ぐんと踏んでいくとしっかりと反応してパワーを無駄なく推進力に変えてくれている感覚が気持ちよいです。そしてスピードが乗ってからのダンシングのアタックはすごく伸びる!この加速はわずかに溜めがあり、脚への負担が少なく感じます。前作のパリッと硬い感じも好きでしたが、今回のDOGMAはレースだけじゃなくロングライドにも積極的に使っていきたいと思える快適性でした。おそらくマテリアルの変更が活きているのかと思います。

そしてコーナリングはインに切れ込むような鋭さがあり、ピナレロらしさを感じます。

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彩湖周回だけの予定でしたがド平坦だけじゃ勿体ないと思いやや勾配のキツイ短い坂にも行ってきました。エアロロード寄りなので上りはあまり期待していませんでした。現在所有している軽量クライミングモデルのようにダンシングが軽くサクッと上れる感じはないのですが、踏み込んだパワーをしっかりと推進力に変えてくれるので全く嫌な感じは無くマイペースに淡々と上っていくのが得意なバイクかと思います。今回は試せませんでしたが激坂みたいなところに行くとまた違った感じかもしれません。

なんといっても洗練された美しいデザイン

Pinarello DOGMA F

イタリアンな美しい曲線。

Pinarello DOGMA F

拘りのカラーリング。

Pinarello DOGMA F

シートポストだけに注目してみても日本刀のような美しさがあります。

乗って良し!飾って良し!な非の打ち所の無いオールラウンダーです。
ハイエンドをご検討中の方。間違いのないモデルです。是非候補のひとつに入れて頂ければと思います。

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