こんにちは、植竹です。
先日の社内試乗会で感触の良かったPINARELLOのDOGMA F DISKをメーカー様から長期お借りして練習コースを走ってみました。カワシマサイクルサプライ様ありがとうございました。
先シーズンはDOGMA F8を使用していたので、比較になってしまいますがインプレッションしていきたいと思います。
お貸し頂いた車体はPINARELLOのDOGMA F。コンポーネントはカンパニョーロのSuper Record EPS、ホイールはBORA WTO 45で組まれていました。豪華仕様です!
インプレッション
第一印象
DOGMA F8と比べるとフレーム剛性が上がり、さらにパキッと硬くなっていました。そのため、漕ぎ出しはとても軽く、加速もとても速い印象でした。重量は7.4㎏程と、今までと同じくらいの重量でしたが走った感じはもっと軽い車体のように感じました。
巡行性能
フレーム剛性が高い分、加速が速かったです。パキッとした乗り心地ですが、40~50km/hほどの速度で巡行している時の直進安定性は健在でした。フレーム重量が軽くなっているので、安定感が損なわれているかと思いましたが不安定で怖い感じはありませんでした。軽量化と安定性を両立しているのは流石ピナレロですね。
フルインターナルで、フレーム形状もさらにエアロになっており、速度を出すのも速度を維持するのも楽に感じました。
登坂性能
斜度の緩い登りでは巡航性能の高さが登りを助けてくれている感じがありました。重力に負けて減速して行く感じが少なかったです。逆に斜度がきつくなった時は、踏むペダリングをするとフレーム剛性のおかげでしっかり前に進んでくれる印象でした。
ハンドリング
PINARELLO独特のハンドリングは健在でした。コーナーで勝手にバイクが倒れてインに切り込んでくれる感じはありましたが、F8よりはマイルドになった感じがしました。履いていたホイールのハイトが高かったから直進安定性が増して、そう感じたのかもしれません。
掛かりの良さ
剛性が高いので踏んだ時の反応は最高です!想像より前に進んでくれます。F8よりも加速が軽やかで速く、とても気持ち良かったです!剛性は高いですが、硬すぎて脚が跳ね返されるという感覚は無く、しっかりと回ってくれます。ダンシングは適当にするとリアタイヤがはねてしまう事があるので、リアに荷重を掛けつつ踏むとしっかりトラクションが掛かって気持ちよく加速してくれました。
感想
剛性が高い=反応が良いので、乗っていてとても楽しいフレームでした。踏むとよく進むのでつい踏んでしまいがちですが、疲れが溜まってくるとバイクの硬さに脚が負けてしまいます。基本回すペダリングで速筋を温存して走ると後半にも脚を残せて良い感じでした。
この乗り心地、反応の良さは、やはりグランツールでの優勝を目指すプロレーサーの為に開発されたバイクだという事を感じました。ここまで剛性、空力、重量などを追求した上で、この芸術的なシルエットにまとめ上げるのは、PINARELLOにしかできない思います。
平坦から山岳、アップダウンまでこなせる究極のオールラウンダー、間違いのない性能でした…!
お貸しいただいたプルトニウムフラッシュのカラーもカッコいいですが、個人的にはワイズロード神戸店に展示ししてあったブラックオンブラックが、グロス部分にラメ塗装があってとてもカッコよかったです!
ご購入を検討されている方は店頭スタッフまでお声がけ下さい!
ワイズロードオンラインでも予約を承っておりますので、ぜひご検討ください!