【STAFF BLOG】三浦半島海沿いサイクリング~浦賀から江の島まで~
イギリスの職人によって生み出され、その圧倒的な完成度で多くのユーザーを魅了するフォールディングバイク「BROMPTON」。
私スタッフ新里もそんな魅力に魅了されたユーザーの一人として、普段の通勤や位置情報ゲーム(POKEMON GOではない方)でそんなBROMPTONを日々愛用しています。
上述の通り街乗りがメインの私ですが、たまには非日常を味わうことのできるライドを……
というわけで今回は第一弾(連載するかどうかも分かりませんが取り敢えず)、記念すべきその舞台は神奈川県南東部に位置するサイクリストの聖地のひとつ「三浦半島」です。
東京湾と相模湾を隔てる三浦半島は潮風を浴びながら海沿いの美しい景観の中を走ることのできる絶好のサイクリングスポット。
今回はアニメ「ろんぐらいだぁす!」にて登場したルートを参考に、京浜急行電鉄「浦賀」駅より小田急電鉄「片瀬江ノ島」駅までの約55キロを走破して参りました。
基点となる京浜急行電鉄「浦賀」駅には通勤のラッシュを避けるため早朝に到着。
風に乗ってやってくる潮風を早々に感じながら、まずは県道208号線を南下していきます。
走り始めてすぐに海沿いのコースに到達。
この日は快晴に恵まれたこともあり、海を彩る美しい青色が印象的でした。
コース沿いのコンビニエンスストアで補給を済ませ、更に南下していきます。
開国橋という名の橋を渡った先に見えてくる久里浜海岸。
ペリー公園やペリー記念館などペリー上陸を記念する様々な施設が在り、記念館に関しては入館料無料との事なので歴史に興味のあるユーザー様は立ち寄ってみるのも面白いかもしれません。(毎月曜日・祝日の翌日・年末年始など休館日ありです。)
朝9時開館との事で私が通過した時点ではまだオープンしておらず…
仕方なく先へ進みます。
道なりに進みトンネルを抜けると広大な太平洋を望むことのできる絶景ポイント。
地平線まで続く青い海を横目に、海沿いを辿る県道212号線を走ります。
空と海の青色の調和は美しいの一言に尽きます。
海岸線をひたすらに走ったその先に待ち構えていた緩やかな登り坂。
斜度はそこまでキツイ訳ではないですが、私が乗ってきたのは3段変速の街乗り仕様モデル。
日常生活ではあまり感じませんでしたが、この時ばかりは「6段変速に」「フロントチェーンリングを44Tに」なんて事を考えながら必死に登りました。
坂の途中でふと後ろを振り返るとそこには絶景が。
(写真を撮るために立ち止まったのであり、決して疲れて足を着いてしまったわけではないのです。)
無事登り切った達成感を感じつつ、先へ進みます。
登りに比べてあっさりと終わる下り坂に虚無感を覚えつつ、更に進むと見えてきたのは都心近郊に残る数少ない自然干潟「江奈湾干潟」。
最近ひそかにバードウォッチングを趣味にしようと模索していた私は持ってきていたデジタルカメラのシャッターを必死に切りますが上手くいかず。(三脚を持参すればよかったです。)
それでも日常生活ではなかなかお目にかかることのできない野鳥を多く観察することができました。
道中いくつかトンネルを抜けていきます。
此処に来て早速、先日購入したフロントライトが大活躍です。
暗いトンネル内でも行く先をしっかりと照らしてくれました。
道の先に見てはいけないものを見てしまいました…
絶景続きで調子に乗って上げていたペースを一度落とし、目の前に見据えた難所に備えます。
無事登りきった先に待ち受けていたのは自転車半島宣言と記されたマイルストーン「マグロと大根」。
この石碑のある宮川公園にはサイクルステーションやお手洗い、自動販売機などが完備されており、雄大な風力発電機の元でゆっくりと休息するのにぴったりです。
私もここで束の間の休息を取った後、緩やかな坂を下りながら三浦市内を目指します。
三浦市内を通過した後に続く緩やかな登り坂の先にある「引橋」。
写真からは分かりづらいですが、高台からの景色を一望することが可能です。
「ろんぐらいだぁす!」第2話を見たユーザー様になら分かっていただける?
内陸をしばらく走った後で、再度海沿いに戻ってくることができました。
先程までとはまた違う彩を持つ相模湾を望みつつ、近づくラストに向けてゆったりと進んでいきます。
鎌倉の海はすでに多くのサーファーで賑わっていました。
急ピッチで進められていく海の家建設と奥に見据えた今回の執着地点「江ノ島」。
美しい海岸に沿って伸びる国道134号線は平日の昼間にも関わらず大渋滞。
加えて車道も狭いため無理せず流れに沿って進むとよいかと思います。
写真として記録はしませんでしたが国道を挟んだ反対側には江ノ島電鉄線が並走しており、道中には列車と美しい海をバックに写真を撮る多くの人を見ることができました。
そんな訳で、無事今回の目標地点「江ノ島」に到着。
関東でも有数の人気観光スポットということもあり平日にもかかわらず多くの人で賑わっており、サイクリングの終わりに名物であるシラス丼を食したり江ノ島観光を楽しんだりというのも面白いかも知れません 。
観光客を狙うこんな生き物も。
手前にポストが被ってしまいましたが、帰途に着く前に小田急電鉄「片瀬江ノ島」駅前で記念撮影。
約55キロと決して長くは無い距離でしたが、青い空と海という絶景に囲まれながらゆったりと流すように走る今回のライドでは日常生活の中ではなかなか体験し得ない特別な時間を過すことができました。
暫くは梅雨がもたらす雨模様が続きそうですが、ユーザー様の今後のライドの参考に少しでもなれば幸いです。
それではまた次回。