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【お客様の至極の一台】細かい箇所まで拘ったフルオーダーチタンフレーム『MULLER MTi 325d』ご納車致しました。

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横浜ワールドポーターズ店】花井 柊斗 23年01月28日

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Y'sRoad横浜店の花井です。

本日は先日ご納車致しましたお客様の一台をご紹介致します。

MULLER MTi 325d

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フレーム価格:¥688,380(税込) 

※参考価格/2021当時の金額になります。

バイク詳細

MULLERとは

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中々聞きなじみの無いメーカーかもしれませんが、金属フレームを扱う日本ブランドです。

性能云々で言えば当然ながら現代のカーボンフレームに行きつきますがそれだけが自転車の楽しみ方ではありませんから、この手のバイクは常に一定の人気があります。中でもMULLERはクロモリ/マンガンモリブデン鋼/ステンレススチール/チタンと幅広いラインナップがあり「いつかは金属フレームを」「一生乗れるバイクを」と調べ始めMULLERに行き着く方も少なくないと思います。様々なモデル/グレードがありHPを見ているだけでも楽しくなりますよ。MULLERのHPはコチラ

その中でもお客様が選んだのは...

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今回こちらのフレームをご購入されたK様は既にフラッグシップロードに乗られており当店でも何度かご紹介しておりますが、そのバイクとは違う乗り味のバイクに乗りたいと行き着いたのがMULLERだったとのこと。

その中でもK様が選ばれたのはMTi 325dというチタンフレーム。(現在はHORIZONに名称が変わりました、厳密に言うと仕様も若干異なります。) チタンは同じ金属フレームであるクロモリに対し比重が約60%と軽量な仕上がりで、実際今回のバイクはペダルレスで7.9kgとディスクブレーキ仕様のバイクとしてはかなり軽量に仕上がりました。また、腐食にも強いことから”一生モノのバイクを買うならチタン”と言われています。

足当たりはマイルドで程よい剛性感を有するMTi 325dはハイエンドバイクをお持ちの方のセカンドバイクや一生モノのバイクを探されている方にはベストな選択でしょう。高剛性なチタンフレームをお探しであればHORIZON+がオススメです。

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ドロップエンドは交換が可能となっており、万が一の落車も安心です。リアエンドの造形良いな...

細やかなオーダーが可能

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MULLERにはフレームに様々なオプションを施すことが可能です。(上記画像はHRIZON) チタン特有のヘアライン調をミラーポリッシュ仕様にしたりボトルケージのマウントを拡張したり等出来ます。一生モノのフレームですから細やかなカスタムが出来る点は非常に魅力的です。また、この手のカスタムは何となく敷居が高いようなイメージがあるかと思われがちですがMULLERは非常に親身になって対応していただけるのでご安心ください。

今回K様の希望からMTi 325dに施したカスタムは

・ミラーポリッシュ仕様:¥132,000
・Di2/油圧ホース内装(現在は標準):¥16,500
・キャリアマウントF&R:¥4,400
・適応タイヤ幅変更:¥0
・カスタムサイズ:¥27,500~
・カスタムカラー:¥5,500~ (価格は全て税込です。)

以上、6項目です。

ポリッシュ加工

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ミラーポリッシュ仕様は読んで字の如くギラギラとしたフレームの質感への変更です。作業工程を終えたフレームを1本1本手作業で研磨してきますので仕上がりは非常に美しいです。チタンの質感は好みが分かれる所だとは思いますが金属特有のポリッシュの輝きはやはり捨てがたいですよね...

内装仕様

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配線の内装は現在では標準仕様ですがこちらも良く考えられています。グロメットがダウンチューブ中心に位置しており、右前/左前ブレーキどちらでも美しい配線で組み合げることが可能になっています。

ダボ穴を備える

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将来的な拡張を見据え、フロントフォークのエンド部とリアエンドにダボを備えております。ダボは悪目立ちしないよう配置も考えられておりパッと見ではダボがあるようには見えないでしょう。

最大タイヤ幅も変更可

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また、タイヤの幅も変更可。(HORIZON系は最大32c) 太いタイヤは付ける想定でない為最大タイヤ幅は28cに変更しています。フォークやステーのボリュームを抑えられる為、バイク全体が非常にスマートになりました。

金属フレームならではの自由度

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カスタムサイズは言わばフレームのジオメトリを(ある程度)自由にカスタム出来るアップチャージです。お客様の体系から適切なジオメトリに変更致しました。どうカスタムして良いか分からない方は当社で行っているバイオレーサーがオススメです。

チタンを活かしたカスタムカラー

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そして最後にカスタムカラー。MULLERで行っているのは2種類で

・陽極酸化処理による着色
・ステッカーを貼って上からクリアを吹く

の2つで所謂、塗装仕上げは行いません。

正直なところ後者を選ぶ方はそういらっしゃらないと思いますし、上の一文以上のことは無いので割愛します。

陽極酸化処理による着色はチタンの表面に薄い酸化皮膜を生成させその厚さを変えることで色調を変化させ、希望のカラーに仕上げるチタン特有の着色方法です。塗装ですとフレームに若干の凹凸が出来ますがこの皮膜は非常に薄く非常に滑らかな仕上がりになります。また、フレームの地を活かしたまま着色される点も◎です。

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K様の希望はゴールドでしたがこの着色方法はゴールドを出すことが難しらしくイエローか薄いブラウンのようなカラーどちらかになりとのことで薄いブラウンを選択。結果、上品で落ち着いた雰囲気になりました。

ちなみにロゴ1か所の着色で¥5,500(税込)になります。今回こちらのバイクはトップチューブ2か所、ダウンチューブ2か所、フォーク2か所の計6か所のトータル33,000(税込)でした。

使用パーツ

既に長いブログとなっておりますが、もう少々お付き合い下さい。

まだまだ現役のR9150系DURA-ACE

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コンポーネントはR9150系DURA-ACEをアッセンブル。楽しく走ることがモットーのMULLERバイク。電動変速は最小限の力でスムーズな変速を約束し、ライドを更に楽しくしてくれるでしょう。

オールラウンドに使えるカーボンホイール

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ホイールはCampagnoloのBORA WTO45。カーボンホイールを採用するだけでモダンな印象に変わりますね。45mmハイトあれば平地での巡行を後押ししてくれますし、登りもこなせる万能なハイトで回転性能をピカイチです。様々なホイールがありますが何だかんだカンパホイールは最高のホイールです。タイヤはPanaracer AGILEST TLRを選択。

ハンドル/ステム/シートポストは全てDEDA

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コックピット/シートはDEDAの最上位グレードで統一。DEDAのカーボンパーツは非常に軽量でしなやかな乗り味にバイクを変化させます。アルミステムはグランツールでも採用されていた程の高い耐久性、優れた剛性を有しています。

サドルは定番のSMPを

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サドルにはカスタムサドルの定番SELLE SMPからBLASTER CARBONを選択。最近流行りのショートノーズサドルではなく一般的な全長のサドルで、常に一定の位置で乗り続ける方にはアリだと思います。カーボンレール仕様で軽量化にも貢献。

ビッグプーリーで駆動抵抗を削減

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ひと際目を引くプーリーケージ。RIDEAのフルセラミックビッグプーリーC60の限定カラーを取付。16T/20Tと純正よりも大径化したプーリーで駆動抵抗を削減。

プーリー同様目を引くバーテープ

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バーテープもこれまた目を引く一品、selle san marco PRESA CORSA。見る角度で色が変化するIridescent GoldカラーはMULLERのフレームに合う高級感溢れるバーテープです。この手のバーテープにしてはグリップ力も高く、フレームロゴとの相性も◎です。(お高いですが...)

整備担当の遊び心が光るヘッドスペーサー

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ヘッドスペーサーはDIXNAのバンテージヘッドスペーサーを使用。DEDAステムは外径が一般的なステムよりも細く、よくあるスペーサーですとステムよりもスペーサー側が出っ張ってしまいまぁまぁダサいです。そこで整備担当の松野からこれが良いよ、と勧められたのがこちらのバンテージヘッドスペーサー。付けてみるとDEDAステムにピッタリ合いました... 色味はフレーム同様シルバーを基調にロゴの色に近いブラウンカラーを2.5mm分だけ入れてます。こういう細かい遊び心良いですよね。

長い時間待った甲斐がありました...

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実はこちらのフレーム一昨年の10月にオーダーいただいていたフレームでした... とはいえ現在(2023年1月28日)の納期の公式アナウンスが1年~1年半なので妥当と言えば妥当なのですがやはり相当長く感じましたね。

一生モノのフレームが1年で手に入ると考えれば短い...?

何はともあれ最高の1台に仕上がったことは間違いないです。K様この度は誠にありがとうございました。TIME君、MULLERの思い出を是非とも沢山お聞かせください。

 

「MULLERは気になるけどよく分からない」等あればY'sRoad横浜店までお気軽にご相談下さい。

 

Y'sRoad横浜店
045-263-6342
花井 柊斗

 

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