トラディショナルなのが逆に良い!
昔ながらのランドナーバー在庫ありますよ!
当ブログをお読みの皆様こんにちは!
新宿クロスバイク館の藤平です。
まだまだ気温は低いながら、そろそろ暖かい季節に向けて自転車ツーリングをお考えの方も多いのではないでしょうか?
長時間のライディングで重要なのは、やはり乗車ポジション
特にずっと触っているハンドル、サドル、ペダルの三点は快適度を決めるとても重要な役割です。
本日ご紹介いたしますのは、長時間のライディングにオススメのドロップハンドルです。
NITTO
B135SSB(BLK/450㎜)
ハンドルやシートポストで定番の老舗ジャパンブランドNITTOより販売されている、下部が広がった形状のドロップハンドルです。
最近流行りのグラベルロードジャンルにはこういった末広がりのドロップハンドル(フレアドロップ)が定番となっていますが、今回ご紹介のモデルはもっと昔からあるジャンル「ランドナー」をメインに開発されていた物です。
なぜ下部が広がっているのか?
最近流行りのフレアドロップハンドルは「荒れた道でのコントロール性能」などを重視して設計されている物が多いと思われますが、ランドナー用のハンドルはもっと単純な理由です。
ランドナーでは定番と言える装備であるハンドルバッグを装着した際に、ハンドルの下部を握れるようになっているんですね。
この恩恵は最近流行りのバイクパッキングにも有用ですし、レバー類の操作もしやすい為握力などが落ちやすい長時間走行にオススメ。
最近のグラベル用ハンドルと違うの?
受けられるメリット面は近いですが、微妙に設計や形状に違いを感じますね。
フラット部分は少しだけ上がった形状になっており、乗車姿勢を少しだけ楽にすると同時にバッグ取り付け時の握りやすさもUP
フレアしている角度は現代的な物とあまり変わらないですね
レバー取り付け部が約380㎜、ハンドル末端部分が450㎜となっており(どちらも芯-芯)バッグをと手の接触を避ける程度の開き。
特徴として一番違うのは、サイド部分のカーブ形状
ドロップハンドルのカーブ形状にはいくつか種類があるのですが、最近のハンドルで一般的なのはアナトミックシャローと呼ばれる上部で強く曲がり、下部は緩やかに曲がる物。
ハンドル下部を握った際もハンドルが近く、握り部分のカーブが緩やかでしっかりと握りやすい為オフロード走行など揺れが強いコンディションにも強いです。
今回ご紹介のB135は、トラディショナルな丸ハンドル
カーブの曲率が途中で変化せず丸い形状の物です。
ハンドル下部を握った際にブレーキレバーが近くなる為、手が小さめの方にオススメの形状
アナトミックシャローよりも深い前傾姿勢を取れる為、向かい風など少しでも空気抵抗を減らしたい場合には有利です。
リーチ(フラット部からレバー取り付け部までの距離)も現代的なグラベル用ハンドルより2~3cmほど大きく造られており、握る位置でポジションの変化が大きく取れます。
NITTOのハンドルってどんな感じ?
定番のブランドという事もあり、私も多数のNITTOハンドルを使ってきました。(※ドロップハンドルに限らず)
印象として一番感じるのは「ガッチリとした硬さ」
焼き入れ素材を使っているモデルが多く(※今回ご紹介の物も)強い力がかかっても撓みが少ない剛性を体感出来るのが特徴ですね。
万が一荷物満載で車体を倒すなどしてしまっても歪みや折れが発生しにくい為長距離旅行でもトラブルの原因になりにくいでしょう。
価格は¥9,240
店頭在庫サイズは末端幅450㎜(芯-芯)、ハンドルクランプ径31.8㎜
(※黒色はこのサイズのみのラインナップです)
お手頃な価格ではありませんが、ハンドルは常に触れるパーツなので交換の効果は大きいです。
気になった方は是非店頭で触ってみて下さい。