昨日の「ブエルタ・ア・エスパーニャ」第2ステージはド平坦。
こういう場合大体プロコンチームが(テレビ映りを気にしながら)逃げ倒し、
メイン集団が一定の距離を保ちながら淡々と追って・・・
というある意味「単調なレース展開」になりがち。
ですが、最後まで逃げが生まれないままゴールまで突き進むことになるとは。
200キロ超のステージで、ラスト10キロ手前でやっと仕掛けが始まります。
カチューシャの牽制から始まった動きに対しスカイのカウンターアタック。
フルームまでが牽き出して速度が一気に20km/h近く上がる集団。
プロトンは縦に伸び千切れるライダーもちらほら。
スプリンターでステージを狙うチームはトレインを組むヒマもなし。
「スプリンター向けの平坦ステージ」という前評判はどこへ行ったのでしょう??
ツール的な予定調和を許さない、ブエルタっぽさ溢れる展開に燃えます。
最後は横風を上手く読んで仕掛けたクイックステップの作戦勝ちとなりました。
「横風集団」の異名は伊達ではありませんでしたね。
解説の栗村さんも一安心。
さて今日の第3ステージはいきなりの山岳。
まだ始まったばかりということもあり、選手たちの脚はまだまだフレッシュ。
タイム差が小さい今なら、一発の逃げで「マイヨ・ロホ」が狙えるかも。
まぁ総合勢の争いは様子見がメインになりそうですが。
「グランツールステージ優勝&総合ジャージ獲得」でキャリアに箔をつけたい若手と
来年のチームが決まっていない中堅の「最後のアピールチャンス」が絡むような
活発な動きを期待したいところです。
個人的には昨日も惜しかった「ダニエル・オス」に期待。
BMCはエースを決めてないという話なんで、ここで一発見せ場があれば。