こんにちは。新宿ビギナー館ロードレース担当スタッフ西澤です。
本日開催される世界選手権個人タイムトライアル(ITT)について説明していきたいと思います。
※チームHPより
①世界選手権個人タイムトライアルとは?
個人タイムトライアルとは普段集団で走るロードレースを一人で走る競技です。距離はロードレースと比べると全然短いですが、その分空気抵抗の少ないTTバイクに乗って超ハイスピードを長時間出し続けなければいけません。
世界選手権ではITTを得意とするTTスペシャリストと呼ばれる選手たちが集まり、TT世界王者を目指して走ります。そして、世界王者の称号を手に入れた選手は一年間TTのレースにおいて、虹の入ったマイヨアルカンシエルというジャージを着用することが許されます。
※チームHPより
②今年のコースの特徴
今年のコースはかなり特徴的です。距離は31㎞と短めですが、最後に平均勾配9%越えの山岳が存在します。普通に考えて、TTバイクでこれを上るのは厳しそうなので、途中でノーマルバイクにバイク交換をすることになるでしょう。そうなると今年のコースは登りに強いTTスペシャリストに有利に働くでしょう。
※チームHPより
③出場選手(ワールドチームの選手のみ)
1.アレクセイ・ルツェンコ(カザフスタン:アスタナ)
2.ヤシャ・ズッタリーン(ドイツ:モビスター)
11.ローレンス・デプルス(ベルギー:クイックステップ・フロアーズ)
13.ルイ・コスタ(ポルトガル:UAEチームエミレーツ)
14.レト・ホレンシュタイン(スイス:カチューシャ・アルぺシン)
19.ゴルカ・イサギーレ(スペイン:モビスター)
20.タオ・ゲオゲガンハート(イギリス:チームスカイ)
22.ニキアス・アルント(ドイツ:サンウェブ)
32.イヴ・ランパート(ベルギー:クイックステップ・フロアーズ)
33.イグナタス・コノヴァロヴァス(リトアニア:FDJ)
38.ユーゴ・ウル(カナダ:AG2Rラモンディアル)
40.ルーカス・ペストルベルガー(オーストリア:ボーラ・ハンスグローエ)
42.アンドリー・グリブコ(ウクライナ:アスタナ)
43.ウィルコ・ケルデルマン(オランダ:サンウェブ)
44.ヤルリンソン・パンタノ(コロンビア:トレック・セガフレード)
45.ニコラス・ロッシュ(アイルランド:BMCレーシング)
46.ドミトリー・グルージェフ(カザフスタン:アスタナ)
47.ヤン・バルタ(チェコ:ボーラ・ハンスグローエ)
48.エドヴァルド・ボアッソンハーゲン(ノルウェー:ディメンションデータ)
49.ヴィクトール・カンペナールツ(ベルギー:ロットNLユンボ)
50.ネルソン・オリヴェイラ(ポルトガル:モビスター)
51.アレクシー・グジャール(フランス:AG2Rラモンディアル)
52.ジャンニ・モスコン(イタリア:チームスカイ)
53.トビアス・ルドヴィクソン(スウェーデン:FDJ)
54.ステファン・キュング(スイス:BMCレーシング)
55.ヴァシル・キリエンカ(ベラルーシ:チームスカイ)
56.ティージェイ・ヴァンガーデレン(アメリカ:BMCレーシング)
57.イルヌール・ザッカリン(ロシア:カチューシャ・アルぺシン)
58.ボブ・ユンゲルス(ルクセンブルグ:クイックステップ・フロアーズ)
59.マチェイ・ボドナール(ポーランド:ボーラハンスグローエ)
60.プリモシュ・ログリッチェ(スロベニア:ロットNLユンボ)
61.ローハン・デニス(オーストラリア:BMCレーシング)
62.ヨナタン・カストロビエホ(スペイン:モビスター)
63.クリス・フルーム(イギリス:チームスカイ)
64.トム・ドゥムラン(オランダ:サンウェブ)
65.トニー・マルティン(ドイツ:カチューシャ・アルぺシン)
※番号は出走順です。
⑤注目どころ!!
登りに強いTTスペシャリストに有利な今年の世界選手権個人TTです。有利なのは長いステージレースで総合優勝できるようなTTスペシャリストです。そこで名前が挙がるのが、
61.ローハン・デニス
63.クリス・フルーム
64.トム・ドゥムラン
この3人です!フルームは言わずとも知れた今年のツールとブエルタの総合優勝者、そしてドゥムランはジロの総合優勝者、いずれもTTでタイムを稼ぐタイプのオールラウンダーです。デニスもそれに準ずるものがありますがまだ大きなグランツールで結果は出せていません。ですが、今年は数多くのITTでの勝利を飾っています。
間違いなくこの3人の戦いになることでしょう。そこで一人大穴候補を挙げるとすると、
60.プリモシュ・ログリッチェ
この選手は今年ブレイクした元スキージャンパーです。TTの得意なオールラウンダーで短いステージレースでは数多くの結果を出しています。世界選手権に向けてどれだけ調整してきているか楽しみです。この選手も要注目です!
※チームHPより
そこで、今回も表彰台予想をしていきたいと思います。
1位 トム・ドゥムラン
2位 クリス・フルーム
3位 ローハン・デニス
フルームはツールとブエルタの疲れがあると思うのでドゥムラが優勝候補筆頭だと思います。
では、結果が分かり次第また記事を挙げていきます!
※チームHPより