最近自転車に乗るチャンスがなく、しばらく放置状態だったのですが。
涼しくなってきたし、乗るにはいい頃合いかなということで通勤復活。
で。
使ってみました、マヴィック渾身の「USTチューブレスシステム」。
最新仕様のキシリウムエリートとの組み合わせはいかに?
ものの話によれば。
リムはチューブレス規格だけどタイヤはチューブレス「レディ」規格なんだとか。
夕方に6気圧まで入れた空気が、閉店時にはわずか4気圧程度にまで減っていたので
ああなるほどねぇ・・・と思わされました。
というわけで、下準備として付属のシーラント材を投入。
これでエア漏れの心配はしないでOK。
バイクはメインで乗ってるBMC SLR02。
世界選はヴァンアーベルマートのアルカンシェルならずでしたが
サガンが歴史に名を残す3連覇!!
彼の勝負強さは本当にスゴイと思います。
さて、久々のMAVICなので色々思い出しながらのインプレとなりました。
(直近の比較対象:ナローのレーゼロにコルサ25C)
〇走り出し~低速域。
タイヤが太くてグリップ力が高い=漕ぎ出し重い。
リムが軽い=漕ぎ出し軽い。
エア圧が低め(6気圧)=漕ぎ出し重い。
チューブレスよる路面抵抗減=漕ぎ出し軽い。
結果、プラマイゼロというか普通にスルっと走り出します。
〇低速度域~加速。
ここはタイヤの太さとゴムの柔らかさ、エア圧の低さをモロに感じます。
足が気持ちよく回るケイデンスと選ぼうと思ってシフトチェンジをしても、
常にそこからちょっとだけズレるというか・・・
加速の間ずっと重さを感じるというか、余計にパワーが必要になる印象です。
〇中速度域~巡行。
ここは本領発揮。
チューブレスならではの走行抵抗の少なさとエアロ効果の高いリム形状のおかげで
スピードの落ちがかなり少なめ。
同じコースの直近のライドと比較すると最高速も6km/h近く速くなっていました!
ISM4Dスゴイかも。
40分弱の通勤コースなので劇的なタイムアップなどは期待していませんでしたが、
トータルでも歴代ベスト5くらいのタイムを叩き出しています。
〇乗り心地。
チューブレスの美点と言えばやはり乗り心地。
これは間違いなくイイです。
中にチューブが無い分共振することがないのが、揺れの収束が速い気がしますし、
余計な振動が抑え込まれているのか走行音が静かなのも〇。
〇ファーストインプレッションを終えて。
好き嫌いが出そうなのは、やはりタイヤ由来であろうコギの重さ。
ですが常に重さ=踏まされている感を意識しながらのライドだったにも関わらず、
パワーメーターを見るとNPの数値的には大差なし。
もしこのキシエリが「単に進まないホイール」ならそれなりに時間もかかるし
よりパワーも必要になっていたはずです。
でもそうではない。
常に数値を見ながら走っていたわけではないので、あくまでも予想ですが。
確かに加速時にはパワーを使っていたけど、巡行や減速時のロスが少ないので
通勤で使う必要な出力はトータルでは変わらなかったのでは。
と考えています。
これは、加速にキレがある代わりに巡行時のエアロ効果がやや劣る印象の
「レーゼロ+コルサ」の組み合わせと正反対のキャラクターに当たります。
これは面白い買い物だったかも!
〇MAVIC KSYRIUM ELITE UST PR ¥76,500-+TAX
ちなみに現在1ペア在庫中。
今回改めて思いましたが・・・
いつの時代でも「キシエリ」はやっぱり優秀ですね。