突然 Di2シフトが出来なくなったと
電話で御相談を受けまして
STI脇の配線装着のチェックを申し上げましたが
押しても入らないとの事・・・・・・
↑御来店後、Di2専用工具で真横から押し入れた状態です
★確認しますと このようにバーテープが
【たすきがけ巻き】でピッチピチ。
現場にて指先挿入は ムリかなと思います。
Di2のバーテープレバー周りは
【隠しテープ】方式が吉です。
巻きなおそうと テープを外すと・・・・・・
↑ STIの配線が直線的で遊びが無い
【9070発売直後の過去記事】← クリック
↑ すでに2013年には記事にしてます
今はSTIの箱にも注意書きがありますね。
やはり ここにはたるみを確保しないと
現場で直すことが困難です。
★そもそも、この固体で何故故外れたかは
走行中にレバーがズレた。
当該ハンドルは 某有名インターネットで
御本人が御購入のもの・・・・・・
適正トルク以上で締めこんでも固定できませんでした
★いくらお安くても ・・・・・・
通販のハンドルはオススメできません
ハンドルは正規販売店からの入手しましょう。
ちなみに田中店長のこの部分を見たら
↑ なんと 隠しテープの上から配線!
↑ 普段も配線がチラッと見えてます
田中は・・・『自分のバイクは整備性優先。』
流石です。
もう一本の 電話御相談は・・・・・・
『走っていたら 突然 プーリーが外れた!』
緊急事態なので荒川まで急行し現場で対応。
私が二年ほど前に取り付けたビックプーリーでした。
プーリーのボルトは緩んではいけないボルト
常にキチンと締め付けていましたが
トラブル出てしまいまし。
思えば・・・・・・
↑ シマノ出荷時のこのボルト
とてもきつく締まっています。
3mm工具で5mmネジですし
外すときは注意が必要です
↑ネジロック剤がネジに見えます。
わたしの危険予知が足りなかったと痛感し
今後は取付時と点検時には
ネジロック塗布を行います
この部分には LOCTITE 248が良いでしょう。
雌ネジのハウジングにはLOCTITE 638がよいですね。
↑248はスティック糊タイプなので
↑横向きで挿入するネジに適しています。
分解掃除をするときは・・・・・・
工業用ドライヤーで加熱が必要になりますが
走行中の脱落はとても危険なので
ネジロックいたします。
★走行抵抗を減らすスペシャルパーツは
日々のチェック 増し締め等が安全確保のため必要です
by野澤