こんにちは。新宿ビギナー館ロードレース担当スタッフ西澤です。
ロードレースシーズンも終盤になってしまいました。楽しい時間は過ぎるのが本当に早いですね(泣)
この最後のこのレース、いつも全力ですがいつも以上に全力を挙げて記事を書いていきたいと思います!
※チームHPより
まずは、10/7に開催されるイル・ロンバルディアがどんなレースなのか説明していきたいと思います。
ロードレース界には古くからある格式高いレースでクラシックと呼ばれるレースがあります。その中でもより格式が高く多くのレーサーがその優勝者のリストに自分の名前を刻むべく目標にするレースがモニュメントと呼ばれます。
モニュメントと呼ばれるレースは全部で5つありイル・ロンバルディアその中の1つです。
モニュメントと呼ばれるレースをまとめてみました。
モニュメント | 別名 | シーズン | 特徴 | 2017年度優勝者 |
ミラノ~サンレモ(MSR) | 最高のクラシックレース | 3月頃 | 平坦 | ミカル・クヴィアトコフスキー |
ロンド・ファン・フラーンデレン(RVV) | クラシックの王様 | 4月前半 | 石畳 | フィリップ・ジルベール |
パリ~ルーベ(PR) | 北の地獄 | 4月前半 | 石畳 | グレッグ・ヴァンアーヴェルマート |
リエージュ~バストーニュ~リエージュ(LBL) | 最古参 | 4月後半 | アップダウン | アレハンドロ・バルベルデ |
イル・ロンバルディア(ILB) | 落ち葉のクラシック | 10月頃 | 長い登り | ??? |
聞き覚えのあるレースがたくさんあると思います!ほとんどのレースが春に行われるのですがイル・ロンバルディアだけはシーズン後半になっています。今年の優勝者を見ても、バルベルデだけはグランツールカラワンデーレースまで何でもこなすレーサーですが、他の選手たちはみんなクラシックハンターと呼ばれるワンデーレースに強い選手たちです。今年は特にみんな元世界チャンピオンだったりオリンピック金メダリストだったり実績のある選手ばかりでした。
※チームHPより
それでは、イル・ロンバルディアの話に戻るとコースの特徴としてはまず登りがメチャクチャ多い!最大勾配25%近くの激坂も存在します。
最近の優勝者を見てみます。
年度 | 優勝者 | 国 | 当時のチーム |
2016 | エステバン・チャベス | コロンビア | オリカ・バイクエクスチェンジ |
2015 | ヴィンチェンツォ・ニーバリ | イタリア | アスタナ |
2014 | ダニエル・マーティン | アイルランド | チーム・キャノンデール・ガーミン |
2013 | ホアキン・ロドリゲス | スペイン | チーム・カチューシャ |
2012 | ホアキン・ロドリゲス | スペイン | チーム・カチューシャ |
こうしてみるとチャベスは2016ブエルタで3位、二―バリは3大グランツール全制覇、マーティンは2017ツール6位、ロドリゲスはグランツール表彰台の常連とグランツール用に足を仕上げて来てそのまま調子を維持して優勝している選手が多いように思います。
グランツールレーサー VS 登りに強いクラシックレーサー
という感じになりそうですね。
ただ、クラシックスペシャリストたちにはいまだ3人しか成し遂げていないモニュメント全制覇という夢があるのでそう簡単には優勝は譲らないでしょう。
※チームHPより
ただ一つ言える事はシーズン最後のレースをうまく締めくくりたい選手たちがわんさと参加するこのレース、面白くなること間違いないです。
最後までしっかり応援していきましょう!