こんにちは。二子玉川店の長山です。
10月17日(火)、ワイズロード社員試乗会に行って参りました。
二子玉川店は玉川高島屋インショップの為
お店を休みにするわけには行かず、第一回開催に参加したっきり
ずっとお店でお留守番でした。
数年ぶりの今回は雨でしたが、久しぶりの参加で楽しく楽しく!!
試乗させて頂きましたので、レポート致します。
今回はJAMISのグラベルロード RENEGADE EXPATについて書きます。
RENEGADE EXPAT
145,000円(税抜)
二子玉川店の久保田さんイチオシモデル、RENEGADE!!
その中の、鉄フレームモデルがEXPATです。
当店で試乗車をご用意しながら、なかなかしっかり乗る機会に恵まれず、
今回、思いっきり乗ることが出来ました。
乗ってみて思ったのは、昔ながらのツーリング車(ランドナー)
に、かなり近いフィーリングだということ。
思えばグラベルロードも、競技用というよりは
いろんな道を走破して冒険したい、という旅ベクトルな車種。
フィーリングが近いのも頷けます。
まず、どっしりとした安定感があります。
旅目的であれば、異郷の景色を、走りながら
ボーっと眺めることもしばしば。
そんな時、安心して身を託せる安定感があります。
ハンドル位置が高めな設計で、姿勢が起き気味になり、
景色が自然と視界に入って来るのも相乗効果。
「どっしり」という安定感は、設計もあるでしょうが、
グラベルロードゆえの頑丈さからも来ています。
純正700×36Cのタイヤは、ちょっとやそっとの路面の荒れであれば、
ドドドッと勢いでクリアしてくれて、頼もしさがあります。
センターリッジタイプで、走行時の抵抗は少なめに抑えられています。
ブロックタイヤ特有のツブツブした乗り心地や
ゴォォォ~という走行音は感じられませんでした。
舗装路でアプローチしてオフロードも楽しむ、といった、
オンとオフ両方が混ざったツーリングコースでは、
グッドバランスですね。
※これと同じタイヤは現状で国内の扱い無し。
他にも色々と選択肢はありますので、いじる楽しみがあります。
40C程度の幅まで装着出来るので、変化が面白い!
ロードバイクよりは、加速や、高速(時速30km~)での
伸びはもたつく感じ、登坂も、ややずっしり。
ですが、軽さの頂点であるロードと比べるのが、そもそも筋違い。
軽量ランニングシューズとハイキングシューズを、
軽さだけで比較するようなものではないでしょうか。
ハイキングシューズのごつさは、山道で頼もしいですね。
グラベルの重さも正にそれ。「頼もしさ」です。
ちゃんと、それぞれの持ち味があります。
中には、その重さが活きるシーンもあります。
それは、時速20km弱~20km台半ば位の、
ニコニコサイクリングペースにおいて。
このスピード域では、重さが勢いとなって、ゴーッと転がってくれます。
チョン、チョン、とペダルを踏んで勢いを付けたら、
脚を止めて、惰性でゴーッ。
このクルーズ感が実に心地良い!
漕ぐことから意識を解放することが出来、自然と、
風景観賞に意識が行くようになります。
お客様M様は、長距離イベントのブルベに、この
RENEGADE EXPATを投入されました。
長丁場で夜通し走ることもあるブルベ、ボーッと意識が飛びそうな時、
この安定感と惰性が、助けてくれるのではないでしょうか。
唯一、登坂は、頑張るしかない気はしますが・・・。
私も似たような性格のランドナーで250km位走ったことがありますが、
のんびりペースを「だらだら、ひたすら継続する」のが、楽でした。
因果関係は不明ですが、そのライド後、一週間くらい
当時抱えていた腰痛が不思議と和らいだのを覚えています。
鉄フレームのしなりある乗り心地と、
程よい強度の運動が効いたのでしょうか・・・?
グラベルロードの特徴の一つ、discブレーキ。
雨天でも制動力に大きな変動なし。
純正のブレーキはまずまずの効き具合で、
このモデルの楽しみに目覚めたら、
グレードアップを図ると尚、良いと思います。
私は以前、ランドナーとスポルティーフをハイブリッドしたような
700Cツーリング車を、グラベルロードな位置づけで転がしていました。
昨今ヒルクライムで流行りの大弛峠、
塩山からのオンロード登坂を、35Cの重すぎないタイヤで攻略して、
ダートの長野側を下る、なんて楽しみも出来ました。
↑↑↑ このイメージ写真は御荷鉾スーパー林道の時のもの。
大弛峠の写真を貼ろうと思ったら、まだフィルム写真時代だったので
デジタルデータがありませんでした・・・。
スパイクタイヤ装備で雪道ライドも堪能。
自転車は稼働状態で休眠中なので、また掘り出して行きたいナー。
そういった楽しみ方を、最新鋭の流行モデルで普通に味わえる。
楽しみ方に応じて車種が細分化され、良い時代になりましたね。
その分、自身にとって真に楽しい車種を見出すのは、
なかなか難しくなったかも知れません。
先にアップしたANCHORも巻き込んで、独断と偏見で
旅の巡航ペース別に車種を並べてみると、
RENEGADEが普通列車、RL6が快速、RL9が急行、RS9が特急、
という味付けでしょうか?
そして、普通列車だけが、ローカルな辺境まで隅々走っている、
つまり未舗装な道にも分け入っている、的な。
・・・鉄道の旅に馴染みがないと、判りづらいかも知れませんね。
しょぼい例えしかなくてすみません!
RENEGADEは、旅を彩る積載力も備えています。
旅の自転車選びに迷ったら、予算と、置く場所が確保出来ればですが・・・、
ロード(軽快ロングライド旅用)
BROMPTON(輪行プチ旅&街乗り用)
そしてツーリング車(グラベル、積載長旅用)
と言った具合に使い分けが出来たら最高。
楽しみのフィールドと幅がかなり広がります。
↑↑↑ これが私のスタイルです。
もし、旅用に一台に絞れと言われたら、純粋にスペックだけで
判断するとしたら、の話ですが、グラベルロードになるでしょうね。
突出した性能は無いものの、万能性がありますから、
一番、幅広い旅スタイルをこなすことが出来ます。
さりげなく、クロスバイクよりしっかり走る街乗りにも向いていますよ。
興味が湧きましたら、グラベルロードコーナーへGo!
貴重な機会を下さったジャイミスジャパン㈱の皆様、
誠にありがとうございました!!
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