明らかにタイヤがだめになっているのにそのまま使っている方が多くいらっしゃいます。
パンクやバーストして困る前に交換しましょう。
タイヤの種類・構造(クリンチャー)
↑VITTORIAのHPより(詳しくは画像をクリック)
チューブレスレディ(TLR):チューブを入れずに使うタイヤです。シーラントを入れるタイプが一般的になりつつある、最近増えてきたタイプです。チューブがないので軽量で転がり抵抗が良く、低空気圧で使用することで乗り心地やトラクションが良くなります。
クリンチャー:中にチューブを入れるオーソドックスなタイプです。多くの完成車がこれです。一般車と同じ構造なのでタイヤ交換やチューブ交換・修理が簡単です。
チューブラー:タイヤ内にチューブが内装されていて、リムにタイヤを貼り付けるタイプです。タイヤを貼り付けるリム形状のため、ホイールを軽量に仕上げることができます。タイヤも真円に近くなるのでタイヤ性能が高いモデルが多いです。
↑IRCのHPより(詳しくは画像をクリック)
ビード:タイヤをリムに引っ掛けるところです。
トレッド:路面と接触する部分の厚いゴムの層を指します。緩衝・内部保護・駆動・制動・摩耗・操縦性能などの役割を果たします。
経年劣化
一見すると上の画像のタイヤは大丈夫そうに見えますが、握るとひび割れだらけに!ゴムが劣化して割れてしまっています。タイヤの硬化です。
こうなるとグリップなどもなくタイヤの性能など無くなっています。
ちょっとわかりにくいですがタイヤのビードの部分が剥がれてきています。
ビードワイヤーが露出したり、タイヤサイドが割けてチューブが露出することがあります。
サイドウォールの劣化で中の繊維が見えています。
ものによっては最初から見えています。画像のオープンサイドは見えやすく、劣化の影響が出やすいです。
だんだんと繊維が見えてきて、繊維のほつれが出てきます。
そうなると内部のチューブを保持できずに、チューブが飛び出てパンクします。
摩耗
中央部分が摩耗し「平ら」になっています。ここまで減っては緩衝・内部保護・駆動・制動・摩耗・操縦性能などは、機能を果たしません。
これも中央とショルダーが摩耗してツルツルです。
タイヤによっては摩耗を知らせる穴が空いています。↓新品のタイヤです。
摩耗して穴がわからなくなったら(1か所でも)交換しましょう。
コンチネンタルなどで採用されています。
路面の悪いところでタイヤがロックするようなブレーキをかけると、一部だけ摩耗することもあります。
ほぼ新品のタイヤでしたが、トレッドが無くなり内部が露出してしまってます。
ピストなどでスキッドをやるとこうなります。
路面状況が悪いところだけでなく、良いところでもタイヤをロックさせないようなブレーキングをしましょう。
その他
スネークバイト/リム打ちパンクしたチューブです。
タイヤも割けることがありますが、この画像のタイヤは無事でした。タイヤの外見は問題なく見えることもあるという事です。
段差などで地面とリムがぶつかることで、間のチューブが割けてしまう現象です。
適正空気圧以下で走行したために起こることが多々あります。
特に細いタイヤ程、厚みがないので起こりやすくなります。適正空気圧の範囲内でも抜重しないと起きてしまうこともあります。
もちろん異物を踏むことでタイヤがだめになることもあります。
異物を抜いても
異物を取り除いてもそこは穴が空いている状態なので、また異物が入ったりそこから割けたりしやすくなります。
タイヤに貼るパッチもありますが応急用と考えて、タイヤ交換をしたほうが良いです。
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3/20追記「ピンチカット」したタイヤがあるので画像添付します。
段差や異物に強くぶつかることで、表層のトレッドは無事だがカーカスが割けてしまう現象です。
このまま使うとだんだんとカーカスが割けて、トレッドが耐えられなくなり、チューブが出てきてパンクします。
交換が必要になります。
裏側↓画像です。カーカスの一部が切れてパンクしたみたいな形状になっています。
その他はちょっとタイヤの交換時期とは違うかもしれませんが紹介しました。
こうなる前にタイヤ交換!今すぐご自身のタイヤをチェック!!
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