横浜店作業コーナーから松野です。
パーツを削ったり無理やり取り付けたり
メーカーの人に怒られそうな加工てんこ盛りの自分のバイクですが
今回はDi2の配線を隠してハンドル回りの究極スッキリを目指してみました。
最近出たばかりのバーエンドにつけるジャンクションや
ハンドル内部からステム内部に配線を引き込めるPROのハンドルやらを使えばかなりすっきりできますね。
ですが!全部そろえるとお金がかかるし
個人的に一番気になっている、フレーム内部に向かう配線が残ってしまいます。
最近は上のようにリアブレーキワイヤーに沿わせられるフレームも多くなっていますが
自分のバイクはトップチューブ上面から引き込むので沿わせられません…
なので、なるべくお金をかけずに現状のステム(DEDA ZERO100 PISTA)とハンドル(Fizik CYRANO R3)でどうにかしてみました。
まずはジャンクションAから出た配線がクランプの隙間からステム内部に入り
肉抜きでスカスカなコラムスペーサーの内側を伝い
ヘッドパーツのコンプレッションリングの隙間を通ってフレーム内部へ。
こんな感じです。
加工前にどこを通すかいろいろ考えましたが、カーボンコラムに穴を空けるのは
リスクが高いのでステム、コーンスペーサー、ケーブルに少しだけ加工しました。
角度によっては配線がほとんど見えず、SRAMのe-Tapみたいで良い感じです。
次はジャンクションAです。
夏場はステムのバンドに汗が染みこんで気持ち悪いことになるので
完全にジャンクションを隠さずとも、せめてこのバンドだけは無くします。
ステムに小さい穴を空けて
TIMEのステムみたいにリベットで台座を固定。
ステムもスッキリ!!(画像使いまわし)
ちなみにジャンクションAの正攻法としてはREC-MOUNTSから台座を超強力な両面テープで張り付けるパーツが出ているのでそちらがオススメです。
しばらく使ってみてトラブルはありませんが、何か起こるとしたら配線が断線して変速できなくなるぐらいですかね(笑)
自分のバイクであれば「説明書通りに組み付ける」という縛りが無いので
かなりやりたい放題でした(笑
後はワイヤー類を内装出来る ハンドルに交換すれば配線やジャンクションを完全に中に隠せます。
しかし悲しいことにお金がないのでまたいつかやっちゃおうかと思います。
※同様の加工の依頼は作業の責任をとれない為お客様のバイクには行っていません。ご了承ください。
2017/11/19 松野