Kensaku SAKAI(FABtroni+camera)
カウントダウンが始まっております。
6月24日(日)ロードレースの全日本選手権に出場します。
全日本選手権ってあれですよ。
正真正銘の日本一決定戦。
日本王者を決めるという国内最高のレースですよ。
昨年の実業団レース・経済産業大臣旗ロードチャンピオンシップ(←その時のレース内容はこちら)においてその出場資格を獲得できましたので
今回そのレースに参戦して参ります。
参戦すると言っても
『私程度のサラリーマンのオッサンがなにかできるレベルのレースではない。』
というのが現実なところです。
それでも挑戦して3年越しの思いが実り、出場できるわけですからそれなりに練習は積んでおります。(自分比)
ここに記載させて頂くことは
いつかの記憶と今後同じような後輩・仲間が出てきたときに何かの参考になればと思ったというのもあります。
【機材準備】
レース用機材として7.6kgとなかなかの重量を誇る私の愛車。
直前過ぎる形にはなりましたが軽量で脚が残せるタイプに変更。
また以前別の記事でもご紹介させて頂きましたが、ホイールもMAVICのチューブレスホイールに変更。
より低い転がり抵抗と高いグリップ力、乗り心地の良さ、パンク時のリスクを狙ってのことです。
機材に関しましてはまた追って別記事にてお伝えできればと思います。
昨年のツール・ド・おきなわの終盤。
限界近い状態での自身のフォームをみて改善の余地あり、というか変えないといけないと思い冬の間に機材のテストを。
『もっとエアロに、深い前傾姿勢を作る』ことにトライ。
ここでする話ではないのですが、『フォームとポジションは別物』であり
機材によるポジションによりフォームも形作られてしまいます。
『もうこれ以上にポジションは変化しない』と思い込んでいた自らのポジションを変える。
フォームありきのポジション。
・・・話がフィッティング方面へいってしまいそうなのでここらで修正しますね。
具体的にはハンドルを変えました。
イロイロ使ってみては戻ってきたDEDA ZERO100を変更。
よりリーチが長く、より深いドロップのあるものに。
特に下ハンドルを握った際の窮屈感の無さとエアロフォームに重点を置く。
ハンドル幅も400mm→420mmへ。
窮屈さとダンシング時の振りやすさ、下ハンドルのもがきやすさ。が理由です。
【練習編】
仕事の関係で春は一切レースに出ず。
なので冬の間は無理せず、焦らず黙々とローラー15分~20分走でベース作りを。
3月からレストを減らしていき、実走も入れていく。
4月になるとより実走の距離・強度を上げつつ、レストを更に減らしていく。
5月、TSS(トレーニングストレススコア)での数字上での疲労と実質的に感じる疲労を考慮しながら、平日はTSSが70~80未満で切り上げる。
このTSSというものは乗った距離にも比例します。
流しの強度で長距離乗ってもTSSは増加していきます。
しかし、レースでそれって意味あるでしょうか?
私が取り組んだことは
“ほぼ毎日乗ること”
そして
“それが可能なダメージ蓄積で切り上げること”
毎日、毎日・・・これであってるのかと迷いながら積み重ねていく日々。
今年に入ってから『流し』だけという日は存在しておらず、
最低強度はSST。上はL5(瞬間的には無酸素域に入ることもあるけれど。)
休日は実践形式でファストラン。
だいたい100km/2800mUPを目安にノンスットップ。
可能な限り早起きして時間を確保し遠くへ行くことも。
時には
彷徨うことも。(イロンナイミデ・・・。)
サラリーマンのオッサンは
『仕事』と『家庭』と『自転車』を上手くこなせるように何とか積み重ねてきました。
この強度なら・・・とか思ってましたが・・・
・・・書きながら知った衝撃の事実が
日本選手権は
距離200kmオーバー/獲得標高4000mオーバーUPだそうです(-_-;)
獲得標高4,000m
4000mってちょっとえげつない獲得標高ですよ。
なんせ富士山より高い。
ツールの山岳ステージ並かよ・・・。
冒頭でも記載させて頂いておりますが、
私程度のサラリーマンのオッサンがどうこうできるレベルのレースではないのは百も承知。
ですが、
頑張ってみたいじゃないですか。
1周で降ろされるかもしれません。
頑張った先には圧倒的な力の差を痛感し、絶望してるかもしれません。
それでもその日を迎えるにあたり、
もっと練習しておけばよかった~あの機材使っておけばよかった~
なんて後悔がないようにしておきたいのです。
そもそも、そんな心構えでは人生を賭けて走っているプロ選手に失礼ですしね。
なんか・・・書いてて戦争に行く人の手紙みたいになってきそうなのでここらで今回の記事は終わりにさせて頂きますね(^-^;
応援して頂ければ幸いです。