ワイズロードオンラインの石澤です。
弊社には数多くのスタッフが在籍していますが、普段お客様と接する店舗スタッフは、自転車が好きで好きでたまらないエンスージアストばかり。
でも、会社の運営を担う裏方には、自転車に興味がなかったスタッフもいたりするんです。
じゃあ、そんなスタッフが自転車の魅力に出会ったら・・・?
今回はそんなスタッフが、走りながら自転車を乗り方に合わせて進化させていった過程をご覧いただきましょう!
ライダープロファイル
高橋 統(たかはし おさむ)
自己紹介- ワイズロードの本部で、売上のデータを取りまとめて分析をしたり、
それに基づいて会社全体の売上目標を立てたりしています。
輪界に入ったきっかけ- 前の会社で斜め上の上司だった方がワイズロードに移られていまして、
声をかけて頂いて、ワイズロードに入社したのがきっかけです。
それまではマーケティングリサーチ業界にいましたので、全くの畑違いですが、
自転車に乗ること自体は好きだったので、転がり込んでみました。
ロードバイクを買おうと思ったきっかけ- 半分は仕事で、というと聞こえが悪いですが、
自分が仕事で扱っている、この10万円以上もする自転車がどれだけすごいのかを体感したかった、
というのが最初のきっかけです。
その当時は、まさか1時間かかる通勤を自転車でするとは思っていませんでした。
そんな高橋おさむが相棒に選んだのは、日本ブランドが贈る快適アルミモデル、
「KHODAABLOOM FARNA 105」
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でございます。
要所をしっかりと抑えた快適性重視の軽量アルミフレームに、末端まで手抜かりなくSHIMANO・105 R7000シリーズを装着したモデルです。
前回のブログでバイクの身だしなみを整えた高橋おさむ。
としたならば、当然次に整えるのは「乗り手の身だしなみ」ですよね!
サイクルウェア
実は高橋、これまでロードバイクに乗ってきて、それほど「体の痛み」を感じていませんでした。
おおよそ1時間の通勤で、とくにお尻が痛くなるという経験もなかったそうです。
おそらくですが、車体についているサドルが高橋のお尻と相性が良かったのでしょう。
サドルの快適性には条件があまりに複雑(車体のポジション、体重、皮下脂肪の量、筋肉量、骨盤の形状、幅、走る速度、ケイデンス、路面の状況、実に様々な状況が絡んできます)となるため、「これを選べば快適になる」というような「正解」が非常に出しづらい部品です。
ほとんどのスタッフも、快適なサドルを見つけるまでに複数のモデルを試し、悩んだ末に最適解を見つけています。
でも、すべての人が相性の良いサドルに行きつけるわけでもなく、仮に相性が良いサドルだったとしてもパッドなしに乗れるとは限りません。
また、「自転車に乗りやすい恰好」というのは、サドルとの相性だけのお話ではありません。
そんな高橋おさむ、霞ケ浦一周を普段着で走った(!)のですが、さすがに限界を感じ、まずはこんなウェアを揃えました!
なぜ自転車乗りは「ピタピタ」なウェアを着るの?
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まずご紹介するのはトップス。
ど派手なロゴが大きく入るアイテムがちょっと苦手な高橋おさむは、スタイリッシュ・かつロゴのサイズは控えめな「CASTELLI BLOCCO JERSEY」をチョイスしました。
ところで、なぜ自転車乗りって、「80年代の未来予想図」みたいな恰好をするのでしょうか?
答えは・・・「バタバタして煩わしいから」です・・・!
これがただ煩わしいだけならまだマシなのですが、一番の問題は「バタバタは空気抵抗を生むから」なのです。
自転車が走っているとき、抵抗が進む力をロスさせます。
「チェーンの摩擦で抵抗がかかる」「ベアリングの回転ロスで抵抗がかかる」「タイヤの摩擦で抵抗がかかる」など、いろいろな抵抗がかかっているのですが、その中でも一番大きな抵抗は「空気抵抗」なのです。
時速30kmで走る場合、全部の抵抗の中で空気抵抗が占める割合はなんと80%にも上ると言われます。
そして自転車を部品ごとに区分けして考えた時、一番空気抵抗がかかる部品は、「人間」なのです・・・!
そんなわけで、自転車乗りはバタつかず、余分な空気抵抗を減らせるぴったりしたウェアを着るんですね。
高橋おさむも、ジャージについては、真価に気づいたのはビンディングシューズにしたりして、スピードが上がってからでした。
だんだん風の抵抗の影響が大きくなってきて、「あれ、ジャージ来てるときはなんか楽に走れてるな」という感触に気づいたようです。
スピードが遅いときは、「別に速くなるもんでもないなぁ」と思っていたようですが、こんなことに気付けるのも、乗りこんで速度が出せるようになったこと、最初にいいサイクルコンピュータを買ったことがあってなのでしょうね。
下もピタピタは嫌な方なら・・・
サイクルウェアは、まずは上下を揃えることがスタート(もちろん、安全のためのヘルメット着用は大前提です)。
トップス(ジャージ)を買ったなら、当然ボトムス(パンツ)も買っておきたいところです。
でも上がピタピタなのは許せても、下もピタピタなのには抵抗感がある方が多いでしょう。
単純に恥ずかしかったり、人目に付く場所に上がるのがはばかられることもあります。
そんなシチュエーションを踏まえ、高橋おさむはこちらをチョイスしました。
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カジュアルパンツのスタイルで作られた、サイクル用のパンツです。
空気抵抗の面ではなるべく下もピタピタな方が良いのですが、抵抗感のある方向けにこのようなデザインのパンツが発売されています。
こんな「普通のスタイルのパンツ」なら、カジュアルパンツで乗るんじゃだめなの?と思った方もいらっしゃるでしょうか。
サイクルパンツは役割がたくさんあるんですよ!
まず一つは、お尻との相性。
前節でもお伝えしたように、サドルとお尻の相性は人それぞれ。
さらに、ほとんどのロード用サドルは、サイクルパンツの側にパッドがあることを前提に設計されています。
このパンツも、当然パッドを装着・・・していないんです。
してはいないのですが、こちらの専用パッドが着脱できる設計になっているんです。
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長距離を走る、薄く硬いサドルで走るなど、パッドが欲しい時は装着し、短距離しか乗らない、サドルとの相性が良い、パッドのモコモコ感がイヤな時は取り外すなど、TPOに合わせたチョイスができるパンツなのです。
また、サイクリングでは脚はもっともよく動く部位。
当然ながら、この動きを邪魔せずサポートすることがボトムスの役割。
このパンツも一見普通のカジュアルパンツに見えますが、3Dカットと抜群の伸縮性でペダリングをサポートしてくれるのです。
実は高橋おさむ、長距離を乗ってもお尻の痛みはあまりなく、パッドなしでこのパンツを使っているとのこと。
でもお尻の保護以外にも、ひざ周りの伸縮性などで、やっぱり自転車用を買ってよかったと感じています。
画して、体をサポートするウェアを手にしてしまった高橋おさむ。
快適に走れる装備が、同時に彼を更なる深みに導く装備だったことに気づくのは、それからしばらくしてからのお話だったのです・・・
to be continued...