富士山ヒルクライム
去年も出場した富士ヒルクライム
去年と違う事が一つあります
去年は、実業団カテゴリー『E2』で出場したのが、
今年は『E1』とひとつカテゴリーを上げての出走ということです!
E1でのヒルクライムレースは初ということで、
気合を入れてレースに臨みました!
結果から言いますと、
何とか入賞の6位
47分46秒
去年より1分近く速く登ることが出来ました!
去年から取り入れましたパワーメーター
そのパワートレーニングをやってきたことが、
今回の結果に繋がったと思います!
それでは、レース前日と当日の内容で書かせていただきますので
お読みいただけると幸いです。
6月16日(土)
富士あざみライン須ケ口から自転車で2,3分の所に
宿をとったので、そこから試走の為に外にでるが
外は雨、、、、、、、、、
本降りでは無かったので、明日のレースの為に
気合を入れていざ試走へ!!!
今回一緒に走ってくれたのが、こちらの二人
そうです!星野ブラザーズ!
双子を写真に撮るって面白いですね!
後で、どっちがどっちだという遊びが出来ます!笑
彼らのヘルメットに注目です!
ヒルクライムということで、左の兄貴は今季抜群の話題性
最軽量のヘルメットKABUTO FLAIR
右の弟はエアロヘルメットなのに軽い
雨の日にも使いたいKABUTO AERO-R1
弟のこれから登るぞのウェアです
雨対策用にUCIプロ選手も着ているカステリのGABBAを着用。
現在、名古屋ウェア館に大特価にて販売中です!(サイズがほぼほぼLサイズのみです)
雨の中、スタートの須ヶ口より登り始める
コース概要は
全長11.4km 標高差1200m 平均勾配10% 最大勾配22%
とかなりきついコース設定。
スタートしてまずは、約2KMと続くド直線を登っていきます
我々が着ていったウェアが秋仕様だった為、
このド直線で3人とも声を揃えて
『暑い』
やはりヒルクライムは踏みっぱなしのパワーをかけ続けるので
すぐに身体が熱くなってきます。
この時期のヒルクライムは夏の格好でイイです!
ド直線が終わりつづら折りクライムが3KMほど続き
その後出てくる馬返しの激坂区間
平均20%はあろうかの激坂が2.5KMほど続きます
これはもう蛇行して登っていくかダンシングで登ります
残り、4KMは楽ではないですが、所々15%ほどの勾配を
幾つか越えてゴールである5合目に到着します
もう霧霧霧です!
先が霧で隠れて見えないです
今回、ここまで登ってくる最中も霧で先20M先が見えづらくなってました
なかなかこの天気の中富士山を登ることないので
むしろ楽しかったです
試走なのですが、思いっ切り疲れました!!!笑
5合目のお茶屋さんで30分ほど休憩させていただきました。
休憩後、ダウンヒルを行います
そうです。あの20%以上の勾配を今度は下ります。
雨で路面が濡れているので相当気を使って下っていきます
下り終えたときは、『俺生きてる』と感じるほど
怖かったです。。。。。。
皆様、富士山行くときは、必ずブレーキ調整をしていってくださいね!
特にブレーキシューの摩耗度合を見ていってください!
宿に戻り、すぐお風呂へ!
明日のレースの為に早めに就寝。
6月17日(日)
この日も雨と霧。
どのくらい濃いかと言いますと
笑えるくらいです!笑
もう奥に止めてある車が見えないですね!
スタート地点
天気予報では、曇り時々晴れだったのに
当日は、このように霧霧霧、、、、、、、
しかし!雨でもレースはあるんです精神で、
気合を入れなおしてアップ!
ヒルクライムレースはスタートしたら後は
登るだけイコール踏みっぱなし&心拍上がりっぱなしなので
アップが重要になってきます
テンポ走とSSTを組み合わせて疲れない程度に
アップをこなしてきます。
スタート前
皆で気合を入れていきます!
スタート地点で並んでいると
『頂上は快晴です』というアナウンスが聞こえてきました
このアナウンスは私のテンションを上げてくれました。
『いい景色が見れる!早く見たい』
カテゴリーE1スタート
スタート前の場所取りに失敗してしまい
最後尾からのスタートの為
先頭まで約15M~20Mほどあり
この差を詰めなければと思い始めから全開!
しかし、前が詰まってしまいなかなか前に行けない
横から星野兄貴が先頭に向かって走っていく姿を発見
その後ろを付いて行くと、さすがレース慣れしている星野兄貴、
何も邪魔されることなく前へ前へ行くことができました。
しかし、スタート直後まごまごしていたので、その間に
先頭集団約10名程との差が20M以上空いてしまいました。
このド直線の内に先頭集団に入っておかないと
勾配が緩くなるつづら折りでさらに差が開いてしまう可能性が、、、
先頭集団というのは、お互いに切磋琢磨してスピードが
上がっていきますので、このド直線で何とか追いつかないと、、、
あかーーーーーーーーーん
追いつけじまいでつづら折りへ、、、
後、10Mまでの所まで行ったのに、、、、
一つ目のカーブを曲がるとまだ霧に混じって
先頭の尻尾が見えるくらい
二つ目のカーブを曲がるともうそこには姿もない。
やってしまった、、、、、、、、
三つ目、四つ目、五つ目と曲がるたびに希望が無くなっていく。
しかし、私の中で一つの希望がありました。
それは、馬返しの20%を超える激坂区間!
私の自信のある区間です。
馬返しに入り、20M先に一人選手を発見!
これは、嬉しかったです。何と言いますか
目標が目の前に現れましたので、気合が入ります!
一人をパスし、また20M~30M先に一人選手を発見。
そして、またパスしていく。
この繰り返しを馬返し区間2.5KMで行えました!
気持ちは高揚していたのですが、一個不安がありました。
『今、自分は何位なんだ???』
つづら折り前に確認できたのは大体10人程と
霧が濃くてはっきりとした人数は確認出来ずでした。
6位以内入賞を目標に掲げておりましたので、
分からないまま何人かパスし、馬返し区間を終えました。
残りゴールまでそこそこの激坂ありの約3~4KM
一度、自分の状態を確認。
〇脚はまだいける!
〇腰も痛くない!
〇呼吸は苦しい!
呼吸を整えるために、ダンシングをし心拍を休めながら
筋力で自転車を前に進める
徐々に天気が良くなってきて、視界良好
前の選手との距離感がはっきり分かる。
また気合を入れなおし、最大心拍90%以上になりながら
心肺で前との差を詰める。
何とか前にいた選手をパスしたが、
こちらの選手の気合も強く
2KMほど抜きつ抜かれるの攻防を繰り返した
天気が良くなって、太陽が容赦なく選手たちに突き刺さる。
気温も上がり、大量の汗をかく。
徐々に過酷な環境になってきた中、
攻防を繰り返していた時、脚に痙攣が走る
途中、心肺を休ませるために筋力を使って走った事が
ここにきて痙攣というダメージとなってしまった。
『やばい』
脚が攣ったらこの楽しい攻防が終わってしまう。
すぐさま、ボトルの水を脚に首に頭にかけてオーバーヒートしている
身体をクールダウン
これが、効果覿面で脚の痙攣が我慢できる程度まで一瞬にして回復
最大心拍90%以上とFTP以上のパワーでを維持したまま戦いを続けることができた。
負けじ負けじと踏ん張りましたが、
相手の気持ちの方が強く
残り500Mを残し先行され、徐々にその差が広がっていってしまった。
力の限りゴールまでペダルを踏み続けて
最後のカーブを曲がって
ゴーーーーーール!
もう限界!
もう限界!
先に、ゴールしていた選手を見つけ、お互いを労う
この時間が非常に私は好きです。
先にゴールしていた選手を数えると
多分、私6位か7位、、、、、、
どっちだーーーーーーーーー!!!!?
限界だったもので、視界は半分くらいしか無かったので
しっかりと確認することが出来ませんでした。
とにかく今は終わったことが非常に嬉しかった。
どのくらい嬉しかったと言いますと
このくらい!!!
本当に、5合目は天気がよくて
気持ちよかったです
スタートの天気が嘘のように感じてしまうほどの快晴!
共にこの富士山ヒルクライムを戦ったチーム員!
皆いい笑顔です!ヒルクライムは登ったという達成感を非常に感じれますので
自然と笑顔になりますね!
天気も良く陽気になれました!
5合目で、お茶屋さんがあるので、下りの号令がかかるまで、ここで約1時間休憩
下りは集中力が必要なのでしっかりと頭を働かせる為に食べます!
しっかりと休憩をとった後に安全に下り
表彰式
そうです!目標にしていた6位入賞できました!
これからもパワートレーニングを教えてもらいつつ
実行してさらなる高みへと登っていきたいです!
共に戦ったチームの皆さん
最後のゴールシーン
星野兄貴
星野弟
宮城 嗣秀さん
カテゴリーE2で4位!
来年もまた強くなってタイムを縮めたいです!!!