【インドアトレーニング】
ZWIFTのレースに参加してみました!
【ZWIFT通信 Vol.003】
前回の記事でご紹介した通り、ZWIFTを本格的にはじめてみたのですが、せっかく走るならということでいきなりレースに参加してみました!
ZWIFTの世界では、毎日さまざまなレースやライドイベントが開催されています。
一口にレースといっても、大規模なレースから数人しか参加しないようなものまであり、参加者のレベルも多様です。
自分の実力とかけ離れたレースに参加してしまってもあまり意味が無いので、まずはそのレースのレーティングを確認します。
ZWIFTのイベントにはグループ(走者のレベル)とイベントのタイプが設定されています。
「グループ」はA~Eまでの以下のように5段階に分かれていて、それぞれのレベルの基準は※パワーウェイトレシオ(FTP÷体重)で表されています。
A:4.1~5.0(w/kg)
B:3.2~4.0
C:2.5~3.1
D:1.0~2.4
E:ALL
「タイプ」はグループライドやレースなど以下の4つがあります。
GROUP RIDE
GROUP WORKOUT
RACE
zFONDO
現在の走力には全く自信がないので、今回は無難に「グループD」で探しました。
※パワーウェイトレシオはFTP(1時間連続で出し続けられる最大パワー)を体重で割ったもので、体重1kgあたりどのくらいの出力が出せるかを表しています。
この数値が高いほどライダーとしての実力が高いと考えられます。特に上り坂の場合はパワーウェイトレシオの高さ=速さといえます。
■エントリー~スタート
距離が30km弱のイベントが見つかったので、早速エントリーします。
距離から考えて1時間弱で終わりそうなので、初参加するには時間的にもちょうど良いかなと考えました。
エントリーが終わると他のプレイヤーとは切り離された場所でスタートを待ちます。
このイベントの参加者は私を含めて5人でした。
こじんまりしていてなかなかいい感じです。
国籍はイギリス、オーストラリア、アイルランドで、さすが世界中からアクセスのあるZWIFTといった感じです。
さすがに日本人は私だけでした。
■スタート~序盤
そうこうするうちにカウントダウンが始まってレースがスタートします。
ここ2年ほどろくにに走っていないため、まともに走れる気が全くしません。
なのでまずは様子を見ながらとにかく集団について行く方針で走ります。
■前半の上り坂
スタートしてからしばらく走ると登りに入ってきました。集団の中でも明らかに速いイギリスのライダーがひとりいたので、その人にとにかくついて行くことにします。
何とかついていけるけれど、前には出られないという絶妙な速度。千切れないようにひたすら頑張ります。
グループ選びが功を奏したのか、練習としても申し分ない強度です。今後もしばらくはグループDで良いなという感じです。
夢中で登っていて、ふと後ろを振り向くと(スマホに専用アプリを入れておけば手元で簡単に視点を切り替えられます)、いつの間に誰もいません。
どうやらこの登りで3人千切れたようです。
あとは力の続き限りイギリスの方と2人旅です。
このようなグラベル(砂利道)もあります。ちゃんと走行音が変わるのが芸が細かいところ
集団で淡々と上ります。この地点の斜度は10%!
■中盤
いったん登りが終わってしばらくはダウンヒルが続きます。
ほぼ下りきったあたりで、登りで遅れたオーストラリアのライダーが、下りを利用して追いついてきました。なんだか本当のレースのようで、ちょっとうれしくなります。
しばらくは3人で平坦路を走ります。
ZWIFTでは街中から火山帯やジャングルまでさまざまな風景が登場します。
平坦で少し景色を見る余裕も出てきます。
■後半の登り
中盤を過ぎると2回目の登りがはじまります。
その手前で、後から追いついてきたオーストラリアの方が再び千切れてしまいます。
そのかわりに?前方から同じコースを走っているグループB(2分前にスタート)のライダーが落ちてきて合流しました。ちなみにこの方は南アフリカのプレーヤーです。
このあたりの展開も、先行していた逃げグループからこぼれてきた!という感じで(実際には違いますが)なかなかロードレース好きの心をくすぐります。
結局また3人グループに戻って登り続けます。
イギリスのライダーは2回目の登りでもやはり力強く登ります。明らかにこちらより地脚があるのが一緒に走っているとよく分かります。
それにしても、相手の走力がなんとなく分かるこの感じは、実走の時の感覚にかなり近いです。ZWIFTなかなかやるな!と感心しました。
■ダウンヒル~ゴール
結局2回目の登りとその後のダウンヒルでは誰も脱落せず、いよいよゴール地点が迫ってきます。
ゴール300m手前で、ダメもとで先行してみましたが、今のコンディションで高速を維持できるはずもなく、ゴール前でイギリスのライダーにさされてあっけなく終了。
それでもグループBの南アフリカのライダー(この人はグループDの順位には関係ありませんが)には競り勝ち、結果は2位。
ある意味途中から予想できた順位でしたが、はじめてにしてはまずまずだったのではないでしょうか。
なお、終盤は写真を撮る余裕がなかったのでゴール前の画像はありません。
■まとめ
ZWIFTのレースイベントにはじめて参加してみましたが、結果としてはトレーニングとしてもレースイベントとしても、とても満足のいく体験をすることができました。
トレーニングとしてみた場合、バーチャルとはいえ実際に競い合う相手がいるため、一人で走るよりも自然に運動強度が上がり、結果としてより中身の濃い練習をすることができます。
レースイベントとしてみた場合も、実際に人間同士が競っているという感覚をしっかりと感じられ、いわゆる「レースっぽさ」を満喫できます。
ZWIFTのイベントは非常に楽しいことが分かったので、今後も積極的に参加したいと思います。
すでにZWIFTをプレイ中の方も、これから始めようかなという方も、ぜひいろいろなイベントに参加してみてください。オススメです!
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