ちょっと暑くてちょっと風が強いですが・・・
見事な好天に恵まれた「フルクラム・デダホイール試乗会」。
ホイールが空いているタイミングを見計らって、気になるモデルの
チョイ乗りインプレを実行!!
〇Deda SL38 クリンチャー
カーボンリムながら実はチューブレスレディ仕様なので、
ベストマッチなのはチューブレスタイヤとのことですが。
今回のタイヤはクリンチャー(PIRELLI P-ZERO 4S)。
加速:スポークテンションがそれほど高くないのか、ふわっとした加速感。
乗り心地:リムに硬質感があり、路面の振動をそれなりにコツコツ伝えてくる。
制動力:カーボンリムなのを意識しないでOK。ほぼアルミの感覚で使える。
空力:18Cワイドリムだが、38mmハイトなのもあってそこまで強く感じない。
総合的に見て:いい悪いは別にして、クセらしいクセがない高バランスホイール。
〇FULCRUM SPEED40 C
フルクラムのクリンチャーホイールの最高峰。
特に派手なギミックはないのですが、とにかく評価が高いその理由はいかに。
加速:40mmハイトとは思えない、レーゼロのような軽くてキレのある加速。
乗り心地:コツコツと振動は来るが、角は丸まっていて不快感は少ない。
制動力:可もなく不可もなく。「シュゥゥン」という摩擦音は気になる。
空力:17C幅40mm以上のエアロ効果を感じる。横風・向かい風も気にせず進む。
総合的に見て:ほとんどのシーンこれ一本でいける、超高性能なオールラウンダー。
〇FULCRUM RACING QUATTRO CARBON
フルクラムのミドルグレードカーボンホイール。
見た目や雰囲気から感じられるような「SPEED 40」の弟分なのか。
それともベースとなったアルミの「QUATTRO」の上級仕様なのか。
加速:SPEED40で感じたような、グッと押されるような加速感はない。
乗り心地: 予想以上にマイルドで、乗り心地が良いといってもいいレベル。
制動力:AC3の効果はそこまで感じられないが、普通に効いて普通に止まる。
空力:SPEED40同様の抜けの良さを感じて、速度維持は容易。
総合的に見て:SPEED40とは別物。価格を考えれば優秀なオールラウンダー。
〇FULCRUM RACING ZERO CARBON
アルミクリンチャーの頂点、レーシングゼロのカーボンリム仕様。
元のホイールでも十分評価が高いのですが・・・
カーボンのローハイトリムというニッチな上位モデルの存在意義は。
加速:シフトアップがせわしないくらいに軽く進む。インナートップまで使い切る。
乗り心地:跳ねるまではいかないが硬い。ただレーゼロだと考えれば許容範囲。
制動力:同じAC3処理でもリムが軽い分だけ制動距離は短く感じる。
空力:スムースなリム形状で予想以上に伸びる。スポークが太い分横風は苦手。
総合的にみて:アルミのゼロの弱点だった、中~高速域のネガがなくなった完成形。
わずか数キロのチョイ乗りでも結構違いが分かるものですね。
個人的には「レーゼロカーボン」の完成度が高まった感が印象的。
でもこの中で1本買うなら・・・「SPEED40C」。
フルクラムユーザーでフルクラム好きという贔屓目が多少あったとしても
感動的なまでにデキがいいホイールでした。
そんなスーパーホイールに乗りまくれる
「フルクラム・デダホイール試乗会」は今日・明日2日間の開催です。
ぜひ横浜店で熱い乗り比べを!!