こんにちは!お茶の水店、坂口です。
ENVEより新しくリリースされた新型のSESシリーズ。
こちらのホイールが当店に入荷しております!
ENVE SES 4.5 NEW STRAIGHT SPOKE
リムハイト:F50mm,R56mm
対応ブレーキ:ディスクブレーキ
対応タイヤ:チューブレスのみ(一部メーカーのみクリンチャー使用可)
重量:1,432g
価格:¥499,950(税込)
新しくストレートプルハブを採用
前作のSESから変更があったのはホイールのハブです。
以前までは首折れスポークに対応したハブを採用していましたが、新型はストレートタイプのスポークに対応。それに伴い、ハブ本体も新しい形状となり、60gの軽量化を実現しました!
ストレートスポークによる恩恵
ストレートタイプのスポークを採用することで、軽量化以外にもメリットがあります。
一つはスポークの耐久性。首折れスポークよりも引っ張り強度が上がるため、同じスポークテンションで組んだ場合でもより折れにくくなります。
もう一つは横剛性の向上。
詳しい話は省略しますが、今回のハブで採用された新型形状により、ドライブ側と反ドライブ側でスポーク長を揃えることができ、スポークテンションの左右差が是正されました。
これにより、横剛性が旧型比で10%も向上したそうです!
横剛性って重要なの?と思われる方もいるかもしません。どんなに剛性に優れたホイールでも横剛性が低いとダンシングした際やスプリントの時に撓んでしまい、進まないホイールになってしまうので非常に重要です。
中身も進化!大型のラチェットを採用
進化したのは外側だけではありません。中身も大幅な進化を遂げています。
それがこちら。ラチェットです。ベアリングの大きさを超える大型のラチェットを採用することで、耐久性が向上する他、ベアリングの寿命も伸ばすことができるとのこと。
面白いのが、オプションでラチェットの歯数を複数用意しており、用途に合わせてカスタマイズすることができるという点です!純正の60t以外にも別売りで40t、80t、100tが選択可能。
しかしながら、歯数が多くなるとそれと比例して踏み込んだ時のかかりがよくなるものの、ホイールの回転抵抗が増えてしまいますし、メンテナンスの頻度も高くなります。
ENVEによるとロードやグラベルでは40tや60t、MTBでは80t、ダウンヒルでは100tを選ぶといいとのことなので、SESを使う多くの方は純正品のままで良さそうです。
より内部構造がシンプルに
従来のハブはウェーブワッシャー(均一な力でベアリングを押さえる為のパーツ)を支えるためにCirclipというパーツを採用していましたが、新型のハブではこのパーツを排除。より構造がシンプルになったことで扱いやすくなりました。
それに加え、ラチェットの保持力自体も上がったので、ハブを分解した際にパーツを無くしにくくなりました。ハブのメンテナンスをご自身でされる方にとっては朗報ですね!
在庫は1セットのみ!
現在の店頭在庫は1セットのみです。是非ご検討下さい!