こんにちは、広島店の山崎です。
発表当初からインターネントで話題沸騰していた、例のチューブを今回愛機にインストールしました!
Magene EXAR TPUチューブ
価格:¥1,650-inTax
バルブ長:45㎜/60㎜/75㎜
重量:45㎜/実測重量37g
対応タイヤ幅:23-28C
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耐パンク性を兼ね備えた軽量チューブ
TPUとは(Thermoplastic Polyurethane/熱可塑性ポリウレタン)を素材に使用している軽量インナーチューブです。ラテックスやブチルに比べて耐久性・空気圧保持力に優れており、転がり抵抗も低く抑えることができます。
TPUチューブの装着
TPUチューブをリムに入れる前は0.5barの空気圧で、作業を行います。オレンジ色なのでチューブがタイヤとリムの間に挟まっていないかも確認しやすく、クリンチャータイヤの組み付け時に発生しがちな噛み込みパンクを起こしにくいです。
漕ぎ出しの速さ
初めに感じたのは漕ぎ出しの軽さとスムーズさです。軽さをより体感出来るようにブチルチューブと比較して走行しましたが、ここまでの差を体感出来るとは思っていませんでした。
飛び出す様に加速していき、トップスピードまでがとても速く、楽でした。
ヒルクライムレース用の決戦用チューブに
TPUにしたことで外周部が軽量になり、起伏のあるコースやストップ&ゴーが多い街中の走行で扱い易さを感じます。ダンシングがより軽やかに、加速しやすく速度の伸びもいいので、ブチルに比べて軽快に走行出来ました。
乗り心地
ブチルチューブに比べて乗り心地が良く感じます。硬さを感じる事は無く、むしろしなやかな印象です。
その影響か、路面への追従性能が向上した様に感じます。特にコーナリングで思い描いたラインに沿ってバイクをコントロールしやすく感じました。
TPUの注意点
実際に使用して感じた注意点をご紹介します。
ポンプとの相性がある
TPUチューブは樹脂バルブにバルブコアが接着剤で固定されています。この樹脂バルブが一般的なチューブよりも径が太いので、空気入れのヘッドが奥まで刺さらないケースがあります。
全てではありませんが、相性によって空気が入れにくくいなる可能性があります。
空気圧の調整が難しい?
熱可塑性ポリウレタンなので、ゴムとは違い、1度膨らむとエアーを抜いても元の形や大きさに縮む事はありません。気温やコンディションで空気圧の調整をされる方は注意が必要です。
携帯方法にも注意が必要
保管方法にも多少の注意が必要です。ポリウレタンは湿度や急激な温度変化に弱い特徴があります。パンクした時用にツールケースに保管される方は、いざ出番が来た時にチューブにダメージが入っている可能性もあります。
ここからは個人的な携帯方法になるのですが、サランラップやジップロック等を用いて密閉すればダメージを負うリスクを減らす事が出来ますね。
ただ、夏場の湿度と気温が高い時期で、TPUチューブを携帯用として持ち運ぶのはあまりオススメしないかもしれません。
如何でしょうか。重量を削ぎ落としたレーシングクリンチャータイヤと組み合わされば、ヒルクライムレースやクリテリウムで大いに活躍出来るでしょう。また、決してターゲット層はレーサーだけでなく一般サイクリストも試す価値のあるチューブだと思います。
軽さを追求する方は是非1度お試しください。