努力義務化以降のニューノーマルを考えたアクセサリー選び
当ブログをお読みの皆様こんにちは!
新宿クロスバイク館の藤平です。
4月より自転車のヘルメットが努力義務化という事で、店頭でご案内をしていてもめちゃくちゃにお問合せが多いです。
メーカー在庫切れのモデルも多くてんやわんやな現状ですが、せっかくヘルメットを買うなら他の用品も一緒に揃えてみては?
本日はヘルメットと一緒に揃えて欲しいアクセサリー等のお話
ヘルメットだけじゃダメなの?
頭部の安全性という点でヘルメットの有無は天と地の差
事故というのは不慮の物で、どんなに気を付けていても巻き込まれる事があります
自転車という簡単に速度が出てしまう乗り物では必須の物と言って良いでしょう。
しかし、頭部以外にも自転車に乗るうえで保護すべき場所というのはあります
今回ご紹介するのはそういった用品です。
サングラス(アイウェア)
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自転車に乗っている中で、目というのは常に危険に晒されています
走行風による乾燥や、巻き上げられた砂などの異物、虫や花粉、紫外線による網膜の日焼けというのもあります。
風の巻き込みが少なく、UVカットのスポーツサングラスを着用する事をオススメいたします。
レンズのカラーは時間帯や天候など使用環境により切り替える必要がありますが、紫外線の量により自動で明るさが切り替わる調光レンズという便利な物もあります。
形状によってはヘルメットとの干渉を起こす事があるので、サングラス試着の際はヘルメットをお持ち下さい。
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眼鏡を着用している方は、上から掛けるオーバーグラスかバイザー付きのヘルメットが便利でしょう。
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個人的に推しのサングラスメーカーはTIFOSI
お手頃めの価格ながら機能性も良く、レンズに傷も入りにくい頑丈さがあります。
日焼け止め
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ヘルメットを着用するようになると気になるのが日焼けの模様
対策せずに乗っていると顔の上部と下部で色の違う焼け方(ヘルメット焼け)をしてしまいます。
日焼けというのは一種のやけどであり、体力の消耗や回復度合いにも影響しますのでこれからの季節には必要になるでしょう。
汗で流れにくい物を探しましょう。
グローブ
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転んでしまった際の擦過傷を防ぐという点で安全装備であるグローブですが、走行時の快適性UPも担っています。
手のひらにクッションが入っていて振動をカットしてくれる物も多いですし、汗によるベタつきも防いでくれます。
寒い季節は防寒装備としてマストですが、暑い季節も装着している方が快適です。
リアライト
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ヘルメットは自転車の中で一番高い場所に存在する物なので、上手く利用すれば被視認性を大幅にUP出来ます。
メーカーによってはライト内蔵や取り付け可能な物もありますし、そういった純正ライトが無い物でも取り付けは可能です。
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注意点として落車時の安全性に影響しにくいよう金属製の物は避けるのが良いでしょう。
重量的にも出来るだけ軽い物がオススメです。
ヘルメットの管理
装着していない時のヘルメットというのはとても邪魔な物です
例えばお買い物や飲食店などでの食事においては置き場に困る物
しかし、紫外線による傷みや盗難、悪戯のリスクを考えると自転車に掛けて外置きというのも非推奨の手段
ヘルメットを収納出来るバッグなどを常備するのが無難だと思います。
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また、万が一の事故や置き忘れに備えるならば内部に連絡先や血液型などの情報を記したシールを貼っておくというのも有効な手段です
一般的な使用でも自転車用ヘルメットの寿命は3年程度なので、使い始めの年月日も記入しておくと管理に役立ちます。
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日々のお手入れとして抗菌消臭剤を使用し風通しの良い場所に保管すると臭いが出にくくなりますが、定期的にクッションパッドと顎紐を洗浄する事も必要です
ただし、接着部分が劣化してしまう為本体に温水を掛けるのはNGです。
ヘルメットの調整について
ヘルメットは正しく装着しなければ、安全性を発揮してくれません。
前端は眉毛の真上程度に来るように被り、顎紐の長さは口を大きく開けて苦しくない程度に締めましょう。
特に顎紐は使っているうちにだんだんと緩みますので、定期的に増し締めが必要です
余った部分はストラップホルダーなどを追加し安定させると快適性がより上がりますよ。
たまに顎紐を固定せずに乗っているライダーを見かけますが、あれは全く無意味です
ヘルメットを着けているメリットが一つも無くなってしまいます。
母にヘルメットをプレゼントした話
私の母は割と高い頻度で自転車に乗る為(※ママチャリですが)ヘルメットが必要になりました
現状ヘルメット市場は品薄ですが、幸いな事に私の手元には複数のヘルメットの予備(もちろん未使用)があります
その中から色々と考えて選んだのがこちら
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アメリカ大手自転車ブランドTREK傘下のアクセサリブランドであるBONTRAGER
アパレル関連にも非常に力を入れており、今回のモデルはWaveCelという独自の技術で安全性をUPしている物です。
高齢の女性がママチャリの速度で使うにはいささかレーシー過ぎるのではないかという意見も(主に兄弟から)ありましたが、私なりに色々と考えた結果です。
高齢だと転倒時のリスクは高いのではないか?
加齢により何かあった際の反射速度が落ちている可能性が高く、単独の転倒などでも頭を打つ可能性が上がっているのではないか?という考えのもと、安全性が高そうな物を選びました。
ヘルメットの管理が多少悪くても傷みにくそう
もちろん管理状態が良いに越した事は無いのですが、使用者は今までヘルメットを使った事の無い初心者
買い物などの間自転車のカゴに突っ込まれて保管されたり、非装着時に落とす、ぶつけるなどラフに扱われる可能性は十分に考えられます。
そして、そういった事が起きたとしても「まぁ大丈夫」と使用を続けてしまうかもしれません。
私の管理の手を離れた状態でも安全性が長持ちしそうな物を考慮した結果、外部シェルから発泡スチロール部分が露出している面積が少ないモデルを選びました。
内部のクッションパッドも洗濯OKとの事で頑丈そうな造りなのもGOOD
通気性
経験上ヘルメットというのは暑いです。
今回使用するユーザーは走行速度が低い為走行風も少なく、これからの暑い季節に向け通気口の多いレーシーな物の方が良いのではないかと感じました。
WaveCelは空気の抜けが良く蒸れにくいので、今回の用途にはむしろ向いているのではないでしょうか?
後部反射素材
ヘルメットは高い位置にあるので、自動車などからの被視認性に影響しやすいです
夜間目立つというのはとても良い事ですね。
「レーシーなヘルメットは嫌」という人は意外と多いけど
店頭でご案内していても、義務化関連のニュースなどを見ても「本格的なレース系デザインのヘルメットは嫌」という方が多い気がします。
しかし、個人的な意見としてはデザインよりも通気性や軽さなど装着時の快適性を重視すべきではないかと思います。
実際私の母も「安全性が同じレベルなら軽くて通気性が良い方が嬉しい」とちゃんと装着してくれています。
被ってしまえば自分からは見えませんし、社会的な流れとして一般的化していくので違和感は無くなっていくでしょう。
これからヘルメットの購入を考えているならレーサー系の物も候補に入れてみてはいかがでしょうか?