身長が低いのに落差ががっつりと出てしまう松山店の神山です。
ああ、私のポジションがでるブランドはどこなんだ~
LOOK「やあ!」
はい、私LOOKだときれいにポジションがでます。
なんで高級ブランドなんだよおおおおお!
新型795欲しいな~
この子カラーリングを含めて大好きなんですけどタイヤの幅は今以上に太くできない、ホイールの選択肢も限られてる。
新型795が欲しいよおお!
あとこの子ワイヤーへの負荷が大きいよ~
特にヘッド周りの入り口。
このようにワイヤーへの負荷が大きくてメンテナンスを怠ると切れてしまうことも。
このバイクを機械式で組めばブレーキに加えてシフトケーブルへの負荷も気を付けなければいけません。
なので私はこのバイクは絶対に電動変速で組むんだ!
(機械式で組む時は飾りする時くらいでしょう。)
しかし、電動変速は非常に高価、当然ですが機械式でこのバイクを組む人もいますよね。
はい、こちらが先日修理でお預かりになったバイクです。
コチラのバイク、左のレバーを動かしてもFDは一切動きません。
このようにSTIレバー周辺で切れていると疑いますがこのバイクは大丈夫。
じゃあどこだ?
外した後ですがやはり入口周辺でシフトアウターが切れていました。
インナーワイヤーでギリギリつながっているだけでワイヤーの張りは0です。
はい、ワイヤー交換になります。
他の作業もあるし2週間は欲しいな~、え、1週間後に大会があるんですと!
う~ん、ギリギリ他の作業の予定を動かさずに出来そう、、はい、急ピッチで進めます!
私の作業の合間を縫って期限に間に合うようにして見せましょう。
しか~し間に合わない可能性もありますのでご了承くださいと一言入れて作業に掛かります。
このように他の作業があったり、修理に必要な商品が店頭に無いこともありますのでイベントなどの点検やロングライド前の修理に関しては余裕をもって(2~3週間前には)来店をお願いします。
さて、このバイクを組む前にですが事前にすることがあります。
それがマニュアルとのにらめっこ。
こういう特殊なバイクはマニュアルを見ないと後々後悔することも多々あります。
あと間違った組み方をして壊れるなんてことがあってはいけないのでマニュアルをしっかりと読みます。
LOOKのこの世代もマニュアルをオンラインで見ることが出来るのでありがたい。
調べる前にこのバイクがいつの795かなのかを探します。
LOOKの795と言っても世代がいくつもあります。
昔の6世代は6○○、7世代は7○○って命名方法が無くなったのかな?
最新の795のマニュアルは見つかりません
[ysid 3611720220103]
が過去の795はすべて見つけることができます。
ああ、種類が多くて頭を抱えるよ!
今回の車体は一番最初の世代、795 LIGHTですね。
(え、見分け方は、、、ここで書くとブログがすっっっごく長くなるので却下!)
私のバイクと同世代、ブレーキが違うバイクです。
マニュアルは同じですが間違えないようにしっかりと見ながら作業をします。
しかし、このマニュアル、日本語がありません。
上のマニュアルを見て頂ければわかりますが、フランス語,英語,イタリア語,スペイン語,オランダ語,ドイツ語の5言語しかありません。
ここでフランス語を見ながら作業しますと言えばカッコいいのですが私は英語を訳しながらの作業になります。
訳すと言ってもFDやRD、メカニカルなんかの文字を見つける作業ですが。
全部翻訳なんてしてたら高校の時英語のテストで毎回赤点ギリギリ回避していた私には一週間以上はかかってしまいますよ!
ある程度のニュアンスと必要な文章だけ翻訳して進めていきます。
とその前に、
あれ、ワイヤー交換なのになんで全部抜くの?
理由は簡単です。
これが一番早いワイヤー交換の手順です。(自分の作業の経験上。)
フォークやクランクを抜かずに作業もできますがこの方が手間は増えますが早く作業できます。
急がば回れってこういうことです(合ってるのかな?)
分解中は色々と見てしまいます。
ヘッド周りはだいぶ汚れが。
ここにも汚れが。
早めに交換しましょう。
これ以上ダメにならないようにグリスたっぷり入れて組み立てます。
組立中は納期との勝負なので画像は安定の0
あ、一枚だけあった。
他の部分もグリスいっぱい使って組み立てます。
折れにくいようにワイヤーを工夫して組み立てて、
無事完成。
作業時間は1日ほどです。
無事間に合った。
作業時間でいうと上の時間で終わるのですがトラブルへの対応、店頭でのお客様の対応、電話やチャットの対応、別のお客様の車体の組み立てなどにすぐに作業に掛かれないことなどこの時間で作業が終わらないこともしばしあります。
直近のイベントで使用するとの事でワイヤーの馴染み等で問題が無いように初期伸びを普段以上に初期伸びを取ります。
この世代の795、シートの固定力が弱く、アップグレードキットがあるのですがこのバイクではそれが変更前。
また後日ピットインで交換です。(このブログを書いているときにはピットインで作業中だったり。)
通常はワイヤー全交換に関してはもう少し日数を頂いておりますのでご了承ください。
トラブルになる前にワイヤーなどの消耗品が傷んでいないかの確認を!
そして、イベント前などの点検はお早めに!
近くのイベントでいうと
第12回石鎚ヒルクライムやサイクリングしまなみ2024等多数あります。
イベント点検などはお早めに来店を!
それでは!