もはやなぜこんなことになったのかわかりませんが
ポテチになってしまったホイールを組みなおそうとして、
知人にスポークを切ってもらったら計算間違いでめっちゃ
短いということで来られました。
片面が取り付けられた状態ですでにパツパツです。
や、やばたにえん……
本来なら32Hですし、下り系ホイールなので新しいスポークで
6本組するところですが、カスタマーA氏の予算と、「とりあえず
乗れたらいい」という事でこのスポークを使って4本組で組みなお
すことになりました。
ばらしてハブとリムの寸法を測って再計算します。
計算の結果、6本組するのに約5mmも足りません……
4本組の場合は若干カットすれば使えるので作業を進めます。
組めました。
このリム、A氏と共通の知人O氏のお古で、「使える」という
レベルで決して状態は良くはありません。ストリートMTBとして
使っていたという事で丈夫だけが取り柄のようなリムで、
縦振れをしっかりとるとどうしてもスポークの終わりの位置で
ばらつきが出てしまいます。ちょうどいいやつもあれば、やや下側
のやつ、すり割り付近のやつ等(新品で制度が高いリムだとほぼ
すべてのスポークの終わり位置が揃います。)
これは中古リムの仕方のないところです。
ハブは今どき珍しいリア135×12mmスルー、
フロントは110×15mmスルーです。
旧規格の場合ホイールが手に入りにくくなってきたり
しますので、こういった手組ホイールが有用になってきます。
今回は諸般の事情でスポーク長の短い4本組で対応しましたが
ガッツリ乗られるのであれば6本組にすることをお勧めします。
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