こんにちは。二子玉川店の旅好きスタッフ長山です。
自転車旅の愉しみを発信していくシリーズ記事、
今回は、ライドを彩った歌を、旅のエピソードと共に
ご紹介してみる記事その5です。
尚、本記事をポータルサイトでご覧の方は、誠に恐れ入りますが
記事が途中までしか表示されないようです。
その際は、二子玉川店webの記事をご覧ください。
今回は、その4からの続きです。
ご紹介する曲は
一千万年銀河
ひろえ純
(機動戦士ガンダムZZ エンディング曲)
17時51分撮影。
闇過ぎて、もはや何を撮ったか判りません。
こんな、寒くて暗くて心細い白布峠道を慎重に下り、
桧原湖畔まで戻りました。
湖畔には人家が点在する場所もあり、少し安心。
とは言え、まだまだ標高800m前後の山中。
人家があるエリアを過ぎると、再び真っ暗。
18時15分撮影。
自転車のライトを照射して、辛うじて撮っています。
帰路に採った湖西側の県道は、ところどころ1車線程度の狭い幅が現れ、
木が生い茂って更に闇が深く、不気味さに拍車が掛かります。
白布峠道は獣の気配の方が怖かったですが、
桧原湖畔は、それよりも異界の気配に恐怖を感じました。
木々の陰に、白い何かが見えた気がする、みたいな。
まあ、己の心が作り出す、幻影なのですが。
(の、はずなのですが)
18時44分撮影。
普段は不気味なはずのトンネルも、明かりで少しほっとし、
それで撮影した覚えがあります。
18時45分撮影。
これは、トンネルを抜けた後の道明かりを撮ったもの、のはず。
道に電灯があるということと、この辺から道幅が広くなったのと、
で、だいぶ安心したと記憶しています。
この先で、空が開けた区間に出ました。
少し気持ちにゆとりも出来、停まって見上げてみたら、
星が、凄かった。
今回、この記事に貼った星景写真(計5枚)は、
全て、この旅の2年後、ここに近い場所で
コンパクトデジカメにて撮影したイメージ写真です。
(2011年の旅当時は、ガラケーカメラだけだったので、
さすがに星は写せずでした)
裏磐梯、コンデジでもこれだけ星が写る位、
凄まじい数の星が見えたのです。
白布峠からここに至るまでにも、ちらほら見えていたはずですが、
状況的に、落ち着いて感動するどころでは無かったのだと思います。
この絶景に、宇宙の中の地球、を感じました。
その時、頭に浮かんで来た曲が、
「一千万年銀河」でした。
雄大な宇宙を感じさせるメロディが、しっくり来ました。
エンディングテーマなメロディも、
坂三昧ライドの終わりが近づいている状況に、はまりました。
19時0分撮影。
国道筋に出て、明かりや車通りが少し増え、安堵感が微増。
19時5分撮影。
道の駅 裏磐梯にて。
気温5℃と、かなり寒い。
19時14分撮影。
寒くて、堪らずホットドリンクを求めた、の図。
記録によると、立て続けに2本飲んだようです。
あとは、寒さに耐えながら、喜多方の里へ下るのみ。
19時24分撮影。
2℃表示が出ていた掲示板もありました。
ここで、魔が差しました。
この時点で、手元のメーターによると獲得標高2850m位。
せっかくなら3000mにしたくなり、
坂のおかわりを開始しました。
2℃気温表示付近の峠道を、
登ったり下ったりを2~3回繰り返し、
獲得標高3018mにしました。
19時42分撮影。
このメーターは気圧高度計なので、
GPSより精度は高いはずです。
(GPSは、獲得標高が多めに出る傾向あり)
19時42分撮影。
2℃表示は変わらず。
実はこの時、なぜか指切りグローブでした。
それしか持っていなかったのです。
いま思うと、若い。(遠い目)
寒くても痛くても、見上げれば絶景星空。感動。
「一千万年銀河」を脳内再生リピートして、
その景色に酔いながら切り抜けました。
20時12分撮影。
待望の、喜多方の町の明かりが見えて来ました。
20時16分撮影。
ここを、喜多方にいる友人との合流ポイントとしていました。
20時18分撮影。
ここまでの苦楽を共にした相棒を撮影。
おつかれさま!
獲得標高3022m
走行距離 132.56km
でした。
この後、車で迎えに来てくれた友人から、
こんな遅い時間まで、おまえアホかーー!!!
と、怒られました(笑)
そうだった、こっちの夜は、早いんだよね。
(そういう問題じゃない?)
この旅をした2011年10月は、妙に標高獲得が捗り、
のんびり旅人でも、ひと月で11000m稼ぎました。
(気圧高度計による)
その頃、ある坂好きな有名人が、
「年間獲得標高20000mが目標」
と書いていた記憶がありますが、
この一か月で過半数やってもうた、と思っていたら、
その方は、今やすっかりバリバリになられていますね。
サカは、サケの如く、酔ってドンドン進む性質が
あるのかも知れません。
尚、この記事に貼った星景写真を撮るのに、
けっこう地面に突っ伏して格闘しました。
そうしているうちに、通りすがりの車が急に止まって
「大丈夫!?」
・・・行き倒れと勘違いされてしまったのでした。
以来、星景写真を撮るときは、
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