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1日目に崩壊寸前まで追いやられたお尻はすっかり回復。代わりに少しずつ筋肉痛が発生してきました。
このライドめがけてZWIFT等でも筋力維持を心がけてはいたのですが、さすがに3日目の後半かっ飛ばしたのが効いたようです。
GRAND TOURING Day4
出発前、近くにすき家があったのでそこで朝食。
おろしポン酢牛丼特盛+朝食セットごはん大盛
これだけ食べても太りません。
『どれだけ食べてもゼロカロリー』どころか、だいたいいつもカロリー収支はマイナスで終わります。
カウンターに居たガタイの良いおっちゃんに二度見された気がしますが、気のせい気のせい。。。
腹ごしらえを済ませたら
朝の7時ライドオン!
蕪島神社
昨日走った道を少し戻り、まず向かったのは蕪島神社。
国内最大のウミネコの繁殖地としても知られています。
3月から8月にかけて、ウミネコの群れを見ることができるそうです。
それにしても
ドン引きするレベルで多い!
地面が白くなっているのは...。
お察しください。
写真を撮っている間にも
ピチャチャッ!!!
という爆撃音は度々聞こえ、いつ自分の上に降ってくるかわからない恐怖を感じました。
ナニとは言いませんが、空から降ってくるモノを防ぐための傘も用意されています。
かわいい顔して恐ろしいやつ...
蕪島神社を後にし、再び北へと進みます。
青森スゲー走りやすい!
国道338号と394号を使って太平洋側を走って北上します。
まっすぐな道が多く、アップダウンも少なく、交通量も少ない!
めーーーっちゃ走りやすい!
気持ちいいーーーー!!!
そしてちょっとトイレ休憩
三沢飛行場周辺多目的広場
こんなに開けた場所にあるのは水場・トイレ・東屋。以上!
とっても贅沢な土地の使い方です!
走りやすくて良いのですが臀部の筋肉痛が...。
休憩がてらお尻をモミモミ。セルフ痴漢マッサージ。
しばらくのんびり過ごしてライド再開です。
次なる目的地に向かう途中で、ある案内板を見つけて思わず写真を撮ってしまいました。
それがこちら
尻労(しつかり)
尻を労れ。
だって!自分に向けられた言葉かな!?
労るどころかまだ折り返し地点にすら来ていないんですから、まだまだ痛め付けますよ~。
スタッフ髙橋、三途の川を渡ってしまう。
北上し、むつ市へ。
ここに来て平均斜度5.1%の山を超え、行き着いた先は、下北半島の中心に位置する活火山「恐山」。
恐山温泉や血池地獄なども有名ですが、私が目指したのはそのちょっと手前の川。
その名も
「三途川」
渡ってしまった。
高橋、死す。
戻ってきてしまった。
高橋、蘇る。
これをやりたかっただけです。
お粗末さまでした。
さて、ようやく折り返し地点です。拠点に向かうぞ!と思った矢先、恐山のカルデラ壁にぶち当たります。
ここの登りが相当キツく、2.3kmで183m登ります。平均すると7.8%なのですが、そのうち約1kmが平均斜度12%超。
この時初めて「フロントシングルが負ける!」という言葉が脳裏をよぎりました。
フロント42T、リア34T。ギヤ比にして1.23。
超低ケイデンスになりながらも気合いで走ります。
ヤバい!マジで死ぬ!
危うく本当に三途の川を渡ってしまうところでした。
無事、足着きナシで登りきりプライドは折られずに済みました。
その後は陸奥湾側、国道279号を進み、風車と夕日を見ながら疾走。道中で道の駅に寄ってお土産を買いつつ青森市へと向かいました。
Day4 終了
青森県 八戸市→むつ市→青森市
筋肉痛と戦いながらも平均パワーはやはり少しずつ上昇。
心なしか疲れにくくなってきたような気がします。
GRAND TOURING Day5
この日は300km走る予定だったため早めに出発しようと思ったのですが、疲れが溜まっているのか思い通りの時間に起きる事ができませんでした。
朝8時30分ライド開始。
超曇天でやや肌寒いです。龍飛崎まで行こうと思いましたがこの天気。少し迷いましたが、雲が低い場所にしか無さそうだったため予定通り龍飛崎を目指すことにしました。
龍飛岬
やってきました竜飛岬。「階段国道」としても有名な国道339号の階段もここにあります。
雲がかかっていてつまらないのでそそくさと次なる目的地へ向かいます。
竜泊ラインの眺瞰台
雲が多い中北上したのは龍飛岬が本命ではなく、竜泊(たつどまり)ラインの眺瞰台(ちょうかんだい)からの景色が本命だからです。
龍飛岬から約5.5km、平均勾配6.6%のなかなかハードな道を走りますが、あっという間に雲を抜けてしまいました。
平均6.6%とはいえ勾配が全然一定ではないため、10%以上のところも結構頻繁にありました。軽めのギアを用意して行った方が良い道ですね。
陽の光を遮っていた雲を下に見れるようになりました。
更に登り続け頂上へ
眺瞰台からの景色は
最高!!
雲海の奥にうっすら見えるのは北の大地「北海道」です。
肉眼ではもっとはっきり見る事が出来ました!
このワインディングロード!自転車乗り以上にバイク乗りが興奮しそうな道ですね!
ひとしきり景色を楽しんだ後にダウンヒル。
涼しい環境の中ダウンヒル。それだけでも楽しいのですが、それ以上に見える景色がいちいち絶景!
最高過ぎる!!
なんだこれは!!
過去一楽しい!!
このときハンガーノック気味でしたがそんなこともどうでも良くなるくらい楽しいひと時でした。青森に行くことがあれば是非行ってみてください!
道の駅で「メバル漬けめし」と「津軽りんごシェイク」で補給。
贅沢だーーー。
その後いよいよ本格的に南下し始めます。
髙山稲荷神社
再び風車群を抜けて約40km南下。
ひたすら真っすぐなメロンロードを少し横に入った所が次なる目的地「髙山稲荷神社」です。
ここにきてサイクルラックが!
これがあるだけで「サイクリストも来ていいんだ」という肯定感があるので非常にうれしいです。
境内に入って階段を過ぎた先にあるのは
千本鳥居
圧巻の見た目です。
自然を感じる木々と青い空。風情溢れる境内。遠くに見える近代文明。
すべてが自然な形で混ざり合ったいい雰囲気を感じました。
午後3時、神社を後にし拠点へ向かいます。
拠点までの道のりは残り約200㎞。朝ちゃんと起きることができていればもっと余裕があったはずなんですがねぇ。
ひたすら南下し秋田市へ向かいます。
この時国道101号線を使い、本州の形に添って走っていたのですが信号も無い代わりに休憩できる場所も無く、まさに天国と地獄。ギリギリハンガーノックにはなりませんでしたが、「もしもこの何もない80㎞程の区間でハンガーノックになっていたら...」と考えるとゾッとします。
ファミリーマート深浦関店以降、秋田県八峰町まで(約75㎞)道路沿いにはコンビニ等もありませんので十分な補給をして走りましょう。
日が沈む前には秋田県へ突入しました。
暗闇に包まれSAN値がピンチ
コンビニで補給している十分ほどの間にすっかり辺りは暗くなってしまいました。
残り70km。慣れた道や街中ならどうという事もない距離なのですが、
暗い!
街灯が全く無く、SAN値("正気度"のこと)が削られていきます。
こうなると車のライトや工事灯などの人口的な光源に安心感を抱くようになります。
この時ばかりは本当に
VOLT800NEOで良かった
と思いましたね。
1000ルーメンあればなお良かったかもしれません。
Day5 終了
青森県 青森市→龍飛崎→秋田県 秋田市
日に日に上昇していく平均パワーがここに来て急に上昇。
疲労は蓄積しているのですが、それ以上にロングライドに対して身体が適応しているように感じました。
特に"バテ方"が変化したように感じます。
これまではエネルギーやミネラルが不足した場合には、ある時を境にガクンとパフォーマンスが落ちていたものが、非常に緩やかにパフォーマンスが落ちていくようになりました。
バッテリーに例えると今までは電池残量10%になってから「ウルトラ省電力モードに切り替えます」だったのが、50%付近から警告を出してくれるようになったような、そんなイメージです。
この変化によって非常にパフォーマンス維持がしやすくなりました。
また、私は基本的にダンシングを使わない走りをするのですが、筋肉痛によって既に脚はバキバキ。その状態でも走り続けるようにするために、適所で休むダンシングを使うようになりました。
言ってしまえば既に発生している痛みから逃れる術を身につけたような感じです。
日頃から、ロングライドに特化した走りをしていると思っていたのですが、まだまだ先があるようです。
それを身をもって発見できたことが一番の収穫だったかもしれません。
今回のライドの本編終了と言っても過言ではありません。
次回完結ですがここから先はほぼ移動しかしていません。
観光案内はここまでです。
そしてついに!
身体が限界を迎えます。
次回お楽しみに