QUOC / ESCAPE OFF-ROAD
¥27,500-
2009年にイギリスで誕生した「QUOC(クオック)」。履いていることを忘れる程の履き心地を目指して開発し、シンプルで美しいデザインの製品を作り出す新興ブランドで、今年からゲラント・トーマス選手とパートナーシップを結んだことから一気に知名度が高まった、今最も注目を集めるシューズブランドとなっています。今回はオフロードシューズのエントリーモデル「ESCAPE OFF-ROAD」を個人的に購入したのでレビューさせていただきます。
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DETAIL
「ESCAPE OFF-ROAD」は、トレイルで求められる耐久性と、合理的でエレガントなフォルムを融合させたマウンテンバイクシューズ。アッパーには弾力性があって柔らかいPUレザーを使用し、汚れも落とし綺麗な状態を保ちやすくなっています。 通気性を高めるための空気孔が多数あけられているのが分かります。
QUOC独自のシングルダイヤルクロージャーシステム。時計回りに締めこんで調整していくシンプルな構造。また、反時計回りに少し回すだけで完全にリリースされるので着脱はとても簡単です。シューレースガイド部分は反射材が使われており、夜間の視認性を補助してくれます。
ヒール部分のデザインは左右非対称。控えめなロゴの配置がオシャレな印象となっています。
機能的なアウトソール
ペダリング時に高い剛性とパワーを発揮し、スピードと快適性を両立させる強化ナイロンソールを採用。
MTB・SPD系のクリートを取り付け可能。クリートは内側に埋め込まれるため歩行時に地面に接触しないようになっています。取付位置は好みに応じて2ヵ所選べるほか、スライドさせて微調整もできるようになっています。私はQファクターを広めにとるため、クリートを内側に寄せて取り付けています。
「ALL TERRAIN」すなわち全地形対応型。コンクリートの道路では少し歩きにくさを感じますが、土の上など舗装されていない路面でもかなり安定して歩行できる形状となっています。
つま先部分は障害物対策として強化ラバーとトゥキャップで保護されています。オフロードでグリップを強化したい方のために、オプションとしてスパイクソケットを取り付けることができるようになっています。
フィット感など
QUOCのシューズは全体的にワイドな作りになっているという話でしたが、確かに他メーカーに比べてつま先部分の圧迫感が少なめに感じました。とは言え、脚幅狭めの私が自然なフィット感を得られる程度でしたので、足幅の広い方は一度試着された方が良いかと思います。左足小指付近に若干の圧迫感がありましたが、ロードシューズに比べるとアッパーが柔らかめのためか、数時間のライドでも特別痛みが出るようなことはありませんでした。
今回グラベルロードに取り付けて走ってみましたが、ロードバイク同様、ビンディングをしていると足がペダルの上で滑ったりなど気にする必要がなくなるので、かなり漕ぎやすくなりました。咄嗟に足を地面につけた方が安全な険しいオフロード走行や、ペダリングの必要性が少ないMTBのダウンヒルではフラットペダルもありだと思いますが、街乗りや軽いトレイル走行ではやはりビンディングペダル&シューズの使用がおススメです。
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