こんにちは。二子玉川店の旅好きスタッフ長山です。
だいぶ間があいてしまい、季節も移ろいましたが、
2月下旬に行った秋田県輪行旅レポートその3をお届けします。
(執筆のほとんどを余暇で行っている為、アップ時期不安定はご容赦下さい)
厳しい暑さ続くこの夏に、少し涼しさ感じる?写真を盛り込みました。
自転車をしっかりロック駐輪したら、
ゴンドラに乗って、更なる山の上へ向かいます。
レポートその2で書いた、引退したスギッチの残像がいました。
良いキャラだったのだが・・・。
窓から、森吉山のなだらかな山容を望みます。
氷の世界が深まります。
山頂駅に到着。
このレポート3の冒頭から「スキーに来ました」みたいな画像ばかりですが、
視界に見える山の中腹までは、確かに自転車で登ってきました。
その達成感を伴うと、景色の見え方、味わいが変わってきます。
この場所は、自転車無しの旅でも十二分に楽しめますが、
旅路の中に自転車が無いと、何か物足りなさを覚えるから、困ったものです。
山頂駅を降りたら、樹氷はすぐ目の前。
森吉山の樹氷群。
スノーモンスター ・ 樹氷は、単に冬山というだけでなく、
樹木の種類、雪や風の加減、地形など、
いくつかの条件が揃わないと出来ないそうです。
中に入れるところもありました。
ここ樹氷平では、付き添ってガイドして下さる
地元の方が何人か常駐していて、案内して貰うことが出来ます。
長靴やストックも貸して頂けます。
案内無しだと、大地も、空も、木々も、真っ白で、
どこを歩けば良いか判別しづらく、
コースとして雪が踏み固められていているところから
一歩外れると、すぐにひざ上くらいまでは簡単に雪に沈みます。
深い雪上の歩行は、足腰にけっこうな負担がかかりますので、
案内で効率良く動き回れるのは有り難いです。
そうして動くうちに、ガイドさんが
「この先に、景色が開ける場所があるけど、いつも
真っ白で曇って滅多に見えないんだぁ、今日も見えない」
と、諦めの口調で呟きながら、その方角に目をやりました。
すると「・・・あれぇ?見えるかなぁ?」と、
展望場所へ向かって歩き始めました。
レポートその2で書いた、下界の晴れっぷりからして、もしや、
と思いながら、付いて行ってみると、
見えた!
これは、嬉しかった。
レポートその1で、故人を偲ぶため、山へ、という考えを書きましたが、
それが、歓迎されたような気がして、じわりと感動しました。
もっとゆっくりしたかったですが、ここで時間切れ。
写真右上に写る森吉神社に向かって合掌し、
後ろ髪引かれながらすぐにその場を後にしました。
山頂駅への戻りは、ガイドさんが米の袋を貸してくれて、
「米袋そり」にトライしてみました。
コントロールが難しいが、うまく出来ると、スィーッと滑る。
楽しかった!!
再びゴンドラに乗り、山頂駅から離れます。
再訪に思いを馳せながら、遠ざかる景色を眺めました。
山麓駅では、秋田犬(あきたいぬ)の「北斗」が、
行き交う人を見守っていました。
元気に動くので、鼻にピントがいってしまいました・・・。
こんな感じに、県内北部の各所で、秋田犬が出迎えてくれます。
愛想の良い、可愛いヤツ。
と思っていたら、お尻ぺんぺん!
なんちゅう、ふてぶてしい顔!
そんな、一挙手一投足がいちいちカワイイ、
日本犬唯一の大型犬とのふれあいでした。
自転車へ戻り、サイクリング再開。
登って来た道を下り、阿仁合の町を目指します。
写真を撮っているうちに・・・
雪が降り始めました。
ようやく、想定通りの光景になりました。
抜けるような青空も素晴らしかったですが、今回のような
しみじみ感傷に浸る旅には、降りしきる雪も欠かせませんでした。
雪って、不思議と旅情を掻き立てますね。
演歌の世界感です。
レポートその2で貼った画像の場所も、
ガラリと表情が変わりました。
これまでの旅、今回の旅、商店のおかみさん、先祖の足跡・・・
いろいろなことを、静かに噛みしめる。
そんな心境に、雪は、やさしく舞い降りて積もっていきます。
しかし、しみじみばかりしてはいられません。
下りは、自然とスピードが上がり、より慎重に進まなければなりません。
真っ白で、路面状況の変化もほとんど見えず、
急にガガガガッとデコボコに突っ込んでタイヤを
取られたりするので、油断なりません。
車の往来は、多少はあるので、道の真ん中で下手に
スッ転んで動けなくでもなったら、轢かれてしまいかねません。
ドライバーさんは、まさかこの状況で自転車が走っている
なんて、思いもしないでしょうから。
そのため、絶対に転ばない、を肝に銘じ、
登りの乗車率99%位に対して、
下りは50~60%程度に下がりました。
残りの40~50%は、サドルには座りながらも、
足で蹴って進む、ケッタマシン状態でした。
これは、まともに乗れていた登りよりもしんどく、
もどかしくもありましたが、リスク回避が最優先です。
往路と表情が変わった景色を一服の清涼剤としながら、
休み休み、じりじり進んでいきます。
そうしているうちに、だんだん、
暗くなり始めました。
冬の日暮れは早い。
その4へつづく
スペシャルページ移転しました。
旧:http://ysroad-futakotamagawa.com/
新:http://ysroad.co.jp/futakotamagawa/
旧・長山ブログ【次ドコ行こう】はこちら
Y’sRoad二子玉川店
東京都世田谷区瀬田2-32-14
玉川高島屋ショッピングセンターガーデンアイランド B1 F
TEL:03-5717-3110
修理は御予約の方が優先となっております。
誠に恐れ入りますが、御予約の上
ご来店くださいますようお願い申し上げます。
旧スペシャルページはこちら