ワイズロード横浜店の花井です。
先日、「DT swiss」「ENVE」「Vision」「CRODER」
の試乗会が行われました。
その中でも私が個人的に気になったホイールがありましたので、
私も試乗させていただきました。
今回試乗したのがこちらのホイール
DT swiss
PR1400 DICUT OXIC
¥162,000(税抜価格)
重量:1450g
DT swissといえば真っ先に出てくるイメージは
「ハブ」「スポーク」ではないでしょうか。
正直私もハブのイメージが強かったです。
ですがこのPR1400 DICUT OXICは
ハブ、スポーク、ニップル、リムが自社制作かつ
プラズマ電解酸化処理を施したチューブレスの完組ホイール
ということで興味が湧いた次第です。
まずは見た目。
プラズマ電解酸化処理が施されているためブレーキ面も真っ黒になり、
一見カーボンホイールのようです。
ですがこちらはアルミホイールのため、カーボンホイールのように神経質な
ブレーキングをする必要はありません。
なにより見た目がカッコいいですね~
重量も1400g台と軽量の部類なのでヒルクライムで活躍できそうです。
続きまして乗った感想。
ワイドリム&チューブレスタイヤにより、他のプラズマ
電解酸化処理を施しているホイールと比べると乗り心地は段違いに良いです。
また、同じプラズマ電解酸化処理を施しているRACING ZERO NITE、
SHAMAL MILLEはアルミスポークのため、ダイレクト感や加速に関しては
高水準なのはまず間違いはないですが、乗り心地が悪くなってしまうのは
避けられません。
ですがPR1400 DICUT OXICは、なのでチューブレスなのも相まって
非常にマイルドな乗り心地でした。
では、漕ぎ出しや加速に期待できないかと言われるとそうではありません。
PR1400 DICUT OXICのリアハブは36Tのスターラチェットを
採用しており0加速はもちろん、鋭い加速も実現しており、
走っていて非常に楽しい。
ロードレースではもちろん、ヒルクライムでの活躍も
大いに期待できると思われます。
リムハイトは21㎜のため高速域での巡行には正直あまり期待は
していませんでしたが、こちらもハブのおかげかペダルを回さずとも
かなり回ってくれるので巡行も容易でした。
ですが、剛性自体はやはりRACING ZERO NITEやSHAMAL MILLE
の方が高く感じます。
36Tのスターラチェットを搭載をしているため通常の より剛性は高いものの、
やはりアルミスポークよりは一歩及ばないかな、という感じです。
しかしながら、アルミスポークのホイールは剛性が非常に高いため、
ロングライド等にはむしろPR1400 DICUT OXICの方が向いていると思います。
短い距離をキビキビ走りたいならRACING ZERO NITE、SHAMAL MILLE。
ロングライドならPR1400 DICUT OXICといったところでしょうか。
総括すると
・ハブ、スポーク、ニップル、リムが自社制作のため
非常に高水準なホイール
・プラズマ電解酸化処理により制動力の向上、
そしてカッコイイ
・スターラチェットにより鋭い加速を実現
・剛性は他のプラズマ電解酸化処理ホイールに劣るものの
ロングライドで使うならこちら一択
・チューブレスによりマイルドな乗り味を実現
・とにかくカッコイイ
といったところでしょうか。
私的に、次にアルミホイールを買うなら〇〇(某ホイールメーカー)かな~
と思っていたんですがプラズマ電解酸化処理、チューブレス、
乗り心地の良さから次に購入するホイールの第一候補に躍り出ました。
プラズマ電解酸化処理のホイールが欲しいけど
「剛性が高すぎるのはちょっと...」
「他の人とは一味違ったホイールがいい」
といった方は是非こちらのホイールを検討してみてはいかがでしょうか?