8/29(火)
自転車まったく関係ありませんが、
湘南・大磯町は全国でも有数の
アオバト
の飛翔地です。
最近知りました。
めったに見られないハトがこんな近場に飛んでいるなんて・・・。
これは撮りに行くしかないでしょう。鳥だけに・・・。
問い訳で小径車に乗って撮りに行ってきました。
いました。いました。黄色いハトです。
5分おきぐらいに集団が磯にやってきて海藻を食べているようです。
撮影ポイントから磯まで少し離れているので手持ちの望遠レンズでもこのような感じ。
テレコンか新しいレンズが欲しくなります・・・。
その後近場で写真を撮っていたら雷音がゴロゴロと・・・。
気にせず撮っていたらいきなり豪雨が降ってきたので家に退避しましたとさ・・・。
距離14km、獲得標高97mでした。
8/30(水)
前日に続きこの日もまったく自転車関係ありません(笑)。
確か数か月前に今年までの目標として富士山登山をあげていましたがこの日登ってきました。
朝7:30前にJR御殿場駅に到着。初めて御殿場線に乗りました・・・。
いつもは自転車で走る道を横目に見るのは新鮮な気分ですね。
で、駅に到着してバスに乗って登山口まで行くのですがいきなりトラブル発生しました。
7時台のバスに乗ろうとしたのですが、古谷野の確認不足で7時台のバスは土日しか出てないとわかりました。
仕方ないので1時間駅前でぶらぶらしていました・・・。
登山の貴重な時間が失われました。
古谷野の確認が甘かったのが原因ですが・・・。
天気は曇り。富士山が見えません・・・。
御殿場線では松田あたりは小雨が降っていて山の天候が心配でした。
それよりも↑画像の左のお店は以前ガッツリ系ラーメン屋さんでしたがいつの間にか変わっていてショックでした・・・。
でバスにゆられる事約40分。登山口である
御殿場口登山道新5号目
に到着しました。
いわゆる御殿場ルートというところです。
富士山頂上に行くのには主に4つのルートがあります。
御殿場ルートはその中でも一番マイナーなルートです。
その理由は距離が長いということ。他のルートと比べて低地から登るためです。
富士山登山の全体の5%の人しか登らないとも言われています。
実際に御殿場駅では、自転車では有名なあざみラインを登る須走ルートのバス停は人がたくさんいましたが、
御殿場ルートは自分含めて4名でガラガラでした・・・。
すでに予定から1時間過ぎているのでバス停から降りて5分ほどで登山スタートです。
確か9:15分ぐらいだったかと。
富士山に登るのが初めての古谷野がいきなりなんで御殿場ルートを選んだかというと
①人が限りなく少ないので渋滞がない
②せっかくなら登りごたえのあるルートが良いではないか。
という単純な理由です。
しかし皆様は絶対こんな単純な理由で御殿場ルート登らないでください。
痛い目見ます。楽ではありません。
路面は 基本砂です。なので靴が埋もれて普段よりも脚を使います。
この日は雲で覆われていたので周りの景色見れなく淡々と登っていて面白くないです。
御殿場ルートが人気ない理由がわかりました(笑)。
高地なので下界では見かけない花(?)がたまに咲いています。
画像は最近導入したガーミンvivoactive3。腕で心拍測れます。
サイクリストの古谷野は走れませんので歩きます。
歩くといっても心拍170bpmぐらいです。
個人的にはこのぐらいの心拍は自転車のヒルクライムなら楽すぎず、きつすぎずといったペースを維持するのには良い心拍です。
古谷野は体力はあるのでノンストップです。止まって休むことはしません。
勾配が緩くなったら合間見て水分補給や行動食を食べながら進みます。
※登山は各人のレベルに合わせた登り方をしましょう。
そんな感じで淡々と歩いていたら2000m到達です。
同じような景色なので進んだ感がまったくありません・・・。
画像は営業していない山小屋。
御殿場ルートは途中山小屋まったくありません。
なので途中で休憩取ることができません。
御殿場ルートが初心者向けではない理由の一つです。
6合目あたりに差し掛かると小岩がゴロゴロ見かけるようになり、勾配がきつくなってきます。
それでも進むしかありません・・・。
標高3000m過ぎると雲を抜けたのか景色が見えるようになりました。
頂上らしきところがようやく見え始めます。
7合目の山小屋も営業していません。
7.4合目でようやく営業している山小屋がありました。
古谷野はスルーでしたが・・・。
砂走館。
思い返せばここに来るまでも十分登ってきましたが、ここのあたりからが登りが本番でした。
おおっ、良い雲だ!。
3000m越えていると、疲労でここのあたりから心拍が落ち始めます・・・。
低酸素のせいか途中頭がくらっとするときがありましたが、そういう時は自転車用の補給食「梅丹ゴールド」を摂って意識シャキッとさせるというショック療法です。
※マネしないでください。
またそれまでじゃりじゃりしていた砂から、
火山砂に代わってパリパリした足音にかわります。
ルート名物(?)のブルトーザーも見れました。
3000m標高を超えた場所にも草や花が咲くのですね。
古谷野、花はわからないですが・・・。
8合目の山小屋(標高3400m)。
営業していないのではなく写真通り潰れています・・・。
そこを過ぎて見えたのがこちらの景色。
よーく見るとロープが九十九折になっています。
自転車のヒルクライムで先が見えてしまった・・・、に近いです。
勾配もきつく、ここが精神的にも体力的にもきつかった・・・。
自転車の時と一緒できついときはきついと思わず
無心
を貫きました。
補給を含めて自転車の経験が役に立ちました。
そんなボロボロな状態で歩いていると頂上らしき景色が・・・。
登頂です!。
スタートから約4時間かかりました・・・。
(何気にSTRAVA区間で6位と8位とれていてたのがうれしかった・・・)
御殿場ルートは頂上に向かうにつれてどんどんきつくなってくる嫌なルートでした。
振り返ってみると素晴らしい雲が!。
下界が見えないのが残念でしたが良いのです。
ちょっと進んだところで昼ごはん(コンビニ飯ですが・・・)。
ようやく腰を下ろすことができました。
疲れていて食欲ないですがそれでも食べなければいけないのがつらい・・・。飯の味は覚えていません。
10分ご飯と休憩したら再びスタート。
富士山登頂は完了したので次は
お鉢参り
をします。
登頂したら火口周辺を回るだけと思っていましたが、
ここの急こう配の坂が滑りやすくて今回の登山で一番きつかったです。
でもそこをあがると日本最高地点剣が峰!です。
火口も見えました。
マグマあると思っていたらありませんでした・・・(あったら危険か)。
お鉢参りをしますが強風で身体を飛ばされないように気を付けるのに必死で景色を見ながら回るという感じがしませんでした・・・。
約1時間でお鉢参り終了。
下山します。
サイクリストは膝が弱い。
古谷野も例にもれず膝がガクガク状態。
そんな状態で何度も足を取られながら下山します。
今度ストック買おうかな・・・。
何でしょう?木?曲がっている?。
登りでは何も考えずに身体を動かすことに集中していたので見れなかったもの。
疲れがひどかったので 途中の山小屋でコーラ(¥500)買ってしまった!。
ある程度回復しました。
ついでに靴にルーズソックスのようなものを付けて下りに備えます。
御殿場ルートは下山用ルート
大砂走り
があります。
膝に負担がかかることがなく下ることができます。
下り始めのころは石があってそれを避けなければなりませんでしたがある程度下ると砂だけになります。
しかし思っていたよりもずっと下ります・・・。
最初の方は感動ではしゃいでいた古谷野ですが数分で脚が売り切れになりました(笑)。
下っているときは気にしませんでしたが後ろを振り返ると結構斜度きつかったです。
大砂走りという名前とは反対にほぼ徒歩に近い状態で下るという情けなさ・・・。
今度はここを下るためにまた来ようかな・・・。
頂上まではきついからもうよいかな・・・。
登るときは全く見えなかった富士山が帰りは見えました。
その後、登山口まで下山して最終バスに乗って無事帰宅できました。
走行距離21km、獲得標高2369m(登山)でした。
あまり回数多くないですが、これまでの登山で一番きつかったです。
※今回は雨などのトラブルがなかったのでギリギリ時間通りに行動できましたが、無理と感じたら引き返しましょう。
自転車も同じですが無理な計画はやめましょう。
さて、富士山登山はできたので近いうちにあざみラインを登りに行こうと思います。
今度は自転車ですよ(笑)。
2018/8/31 古谷野