ワイズロード東大和店の高橋です。
6月上旬に2,000kmほど走って以降、「もうお腹いっぱい。しばらく走らなくていいやー。」となるかと思いきや、何故か平常運転で走り回る今日この頃です。
先日発表された注目アイテム
PANARACER
AGILEST FAST TLR
さっそく平坦+山で使用してみました!
AGILEST FAST TLRの詳細はこちらから↓
実測重量とインストール
今回使用したのは30C。メーカー公称値は295gですが・・・
295gジャスト!
わお!ピッタリです!
装着は簡単とは言いませんが、タイヤ交換に慣れている人であれば素手で十分装着可能です。
普段はmac-offのシーラントを使用していますが、今回はせっかくなので最近モデルチェンジしたPanaracerのSEAL SMART EXを使用することにしました。
ミニボトルにはチューブが付いているのでシーラントを入れるのがとっても楽チン。気が利きますねー。
300km使った感想
今回のライドでは「日本のラルプ・デュエズ」とも呼ばれている車坂峠に行くことにしました。
加速性
まず最初に感じたのは
30Cとは思えないほどに加速が良い
機材の軽量化が進んでいるとはいえ、ワイド化すればその分だけどうしても重くはなってしまいます。
それでも軽い。
30cでありながらも300gを切る軽量設計に加えて、転がり抵抗の軽さも相まって非常に軽い力でスンッと進んでくれます。
クリンチャーのAGILEST FASTを使用したときにも転がりの軽さは感じましたが、やはりFASTはちゃんと速いです。
クリンチャーのAGILESTが210gに対し、クリンチャーのAGILEST FASTは250gと重量スペックだけを比べると後発モデルであるFASTの方が劣るのですが、実際に使って比較してみて明らかにFASTの方が速いと感じました。
今回のライドでは群馬県安中市までは平坦な道のりでしたが、転がりも非常に軽く、信号でのストップ&スタートもその後の巡行も非常に楽チンでした!
乗り心地
交換前に使用していたタイヤは28cだったので30cにすれば当然より低圧運用することになり、必然的に乗り心地は柔らかくなります。
ただ、Panaracerのタイヤの特徴はなんと言ってもタイヤのしなやかさ!
タイヤのワイド化に加えて、特徴的なしなやかな味付けによって非常にマイルドな乗り心地になりました。
デメリットではありませんが、ここまで柔らかくなると力の加え方も変化してきます。
私は色々と試しているのですぐ理解して適応しましたが、人によっては慣れるまで力の伝わり方に違和感を覚えるでしょう。
25cから30cに変更する方や、GP5000のような硬めのタイヤを好む方などは特に。
重要なことなので反復します
デメリットではありません。
登坂性
前述の加速性と酷似しますが、登坂性能も抜群に良いです。
タイヤそのものの軽さと転がりの軽さによって進むのはもちろん、高いグリップ力によって激坂もグイグイ上っていけます。
距離11km、平均斜度8%超と言われる車坂峠も難なく登ることができました。
この激坂にフロントシングルで挑んだため、パワーゴリ押しのダンシングもしましたが、トラクションが抜けることもありませんでした。
グリップ
登坂性でも少し触れましたが、グリップは"扱いこなせる範囲内で"非常に良いです。
AGILESTよりは抑えられたAGILEST FASTのグリップですが、こちらの方が圧倒的に扱いやすいグリップ力です。
グリップしすぎると狙ったラインよりも内側に入りすぎてしまい、「うおっ!!?」となることがあり、AGILESTはその傾向が強かったです。AGILEST TLRも。
AGILEST FASTも他社製品と比較するとやや高めのグリップ力ですが、違和感無く扱いこなせる範囲内へと改善されました。
[安かろう悪かろう]の時代は終わる?
軽くて、転がりも良くて、グリップも良い。
それでいて価格は
12,100円
と他社フラッグシップモデルと比べたら比較的安めの価格設定です。
初めてのチューブレスの選択肢としても、レース用でもホビーライドでも。非常に優秀なタイヤだと思います。
是非一度手に取ってみてはいかがでしょうか?