こんにちは、古谷野です。
今日は古谷野の大好きなカンパニョーロの話をしたいと思います。
リア10速が当たり前で十分だと言われた時代から11速時代に突入した時は個人的には衝撃的でした。
それからカンパニョーロを愛用しています。
時代が立つのは早いもので11速化から約10年。
カンパニョーロは12速に突入しました。
当然これは導入するしかないでしょう・・・。
ということで、マイバイクからコンポを外していきます・・・。
さらば11速・・・。
このバイクに11速レコードを導入した1か月後に12速が発表があり嘆いた思い出があったのが懐かしいです・・・(笑)。
いきなりビフォアー&アフターになってしまいますが、載せかえました。
11速と12速ではただ単にギアが増えただけではなく、各パーツ性能が向上しています。
その違いをこれからお伝えしたいともいます。
まずはリアディレーラー。
左の11速後期型も剛性アップのために大きくなりましたが、右の12速はダイレクトマウント対応になってさらに大きくなっています。
カンパニョーロがダイレクトマウント対応にするとは思っていませんでした。
こんごは対応フレームやリアディレーラーハンガーが増えていくことに対応したのでしょう。
ブレーキキャリパー。
肉抜き加工のD-Skeltonが長い間続いたブレーキにも大幅な変更が加えられました。
当初は軽量化とスピードコントロールの為にこのような形状になっていましたが、時代の影響か新型は高剛性化しました。また、ピポットのベアリングを大きくすることによって引きがスムーズになっています。
クランク。
一見チェーンリングが12速になっただけのように見えますが実際見ると全く変わっています。
11速のクランクが太くて丸みを帯びている形状だとすると、12速は細くてシャープな形状になっています。
また取付方法。構造は大幅に変わっていませんが11速のウルトラトルクはドライブサイドからクランク固定ボルトを締めましたが、12速ではノンドライブサイドからになっています。
防腐剤を除去中のチェーン。
確かに11速と比べるとわずかに細くなっています。
カンパニョーロいわく耐久性は11速と同等とのことです。
純正チェーンピン式で取り付けましたがミッシングリンク式の発売が待たれます。
11速の時は発売までに結構待ちましたから。
11速時代のようにカンパニョーロはこれまでのフリーボディ―に12速のスプロケットをそのまま取り付けできます。
なので今カンパを使っている人はホイールやパーツを買い替えなくて済みます(=これは買うしかない)!。
スプロケット。
1・2・3・・・・・12!。
当然12枚あります。
ワイドレイシオ化の時代の波を受けています。
今のところは11-29Tと11-32Tのみの展開。
今の所スプロケットとチェーンに関してはスーパーレコードグレードのみの販売となっています。
チェーンはともかく、スプロケットは高い!。
しかし削り出しで美しいので許します。
変わったのはコンポーネントだけではありません。
ケーブルはコーティングが施されてスムーズになっています。
アウターケーブル(↑画像)もロゴ書体が少し変わりました(上が旧型・下が新型)。
シフトアウター受けは待望のノーズ付になりました。
ケーブル内に汚れが入りづらくなり、抵抗も減ります。
これでシ〇ノの物を使う理由がなくなりました。
BBカップは これまでのと一緒です。
なので今回は交換しませんでした。
【インプレ】
先日の伊豆半島一周の時はインプレ兼ねてこの12速で走りました。
アップダウンが続くルートなので変速・ブレーキ含めてコンポーネントの性能を嫌なぐらいに確かめられました。
バイクはサイクリング・ロングライド向けのパーツをセレクトしています(詳しくはコチラ)。
まず変速。
よく固いと言われるカンパのウルトラシフトですが、若干硬さが収まっています。
ただしパチパチ軽く変速するパワーシフト並みになったわけではなく、ウルトラシフト寄りです。
パチンという感覚をぎりぎり残しています。
これは実際に触ってみないと分からないと思います・・・。
個人的にはフィーリングとレスポンスを両立したちょうど良い感じだと思います。
また、これは良いと思った点がシフトレバーの面積が広くなり指が引っかかりやすくなっている点。
指が短い自分にとっては下ハン握って親指レバーがかかりづらかったのを解消しました。
エルゴパワーという名前ということだけあります。
ブレーキ。前モデルより制御力が高まっています。
しかしグッっと止まる感じがしないのはブレーキシューが柔らかいからでしょう。
カンパニョーロらしさが残っていて少し安心しました。
フロント変速は特に違いを感じられず。
そのことよりもトリム調整の事が気になりました。
11速時代の時はフロントアウター時トリム調整はいりませんでしたが、12速の場合必須になっています。
アウター×ミドル~ロー側の時に、チェーンとFDの歯が擦ってしまいますのでトリム調整をする必要があります。
フロントインナーの時はこれまでと同じくリアロー側では必要になっています。
変速性能が向上している反面、微調整が必要なのは避けられないのでしょうか。
電動コンポになれている古谷野には少し面倒と感じました。
RDはスプロケットとプーリーの歯先が一定の距離を保ったまま変速するので、多段変速時スムーズになりました。
今回のアップダウンばかりのコースではこの多段変速は大いに役に立ちました。ウルトラシフトの多段変速なら電動よりレスポンスが良いです。そういった点ではまだまだワイヤー式にもメリットがありますね。
スプロケットは11-29T。それ以外にもワイドレイシオのメリットで、ある程度の坂ならフロントアウターのままで登り切れてしまいます。
一度使ったらもう軽いギアには戻れません・・・(笑)。
まだ使ってそれほど時間はたっていませんが、上記のフロントトリム調整以外は気になる点はありません。
それよりも12速を使っているという満足感が大きいです(笑)。
どうでしょう?魅惑の12速コンポーネント。
既にカンパニョーロユーザーならもちろん、初という方にも心が揺らぐのではないでしょうか?。
オーダーバイク・コンポーネントのせかえ、ご相談お待ちしております!。
今回の載せ替えでコンポーネントが余ってしまい置き場所に困っている古谷野がお送りしました(笑)。
2018/10/7 古谷野