10/1(月)
台風一過の日。
雲が無いので良い景色が撮れるかと思ってカメラを持って出発しました。
しかし台風の影響で西湘バイパス&小田原厚木道路は通行止め⇒その結果、国道一号線が大渋滞していました・・・。
自転車しか走らないであろう裏道を駆使してR134に出るも道路は全面砂だらけ・・・。
こんな光景始めてみました。それほど今回の台風が強かったのでしょう。
こんな状況ではサイクリングも楽しめません。
仕方なく主要道路から逃げるように湘南平へ向かいました。
良い青空だと思います。
海が濁っていますが・・・。
いつもは雲がかかっている大山の稜線もくっきり見えました。
少し雲が覆っていますが、富士山もくっきり。
1か月前はここ登っていました。
よーく見ると剣ヶ峰もはっきり見えます。
箱根方面もくっきり。
湘南平は数えきれないほど登っていますが、周りがこんなにくっきり見えたのは初めてで新鮮でした。
台風の影響で気温は高かったですが、湿度は低く嫌な暑さではありませんでした。
下りの途中で一枚。
湘南平名物のパンダ。
バイクのカラーがパンダですね・・・。
それだけです・・・。
距離42km、獲得標高529mでした。
一度帰宅して午後から別バイクで問題ないか確認。
翌日の走行に向けて強度低めで、夜は早めに寝ました。
10/3(火)
この日は今年の目標のうちの一つ「伊豆半島一周」を走りました。
距離のあるハードなコースなので気温がちょうど良いこの時期にしました。
朝の5時出発。自走です。
余計な荷物を持ちたくないので半袖半パンで出発直後はさすがに寒いですが、動いていれば何とかなります。
早朝で車の少ない中快適に進みます。
で、小田原先の分かれ道。
直進で箱根経由で行くか、熱海から静岡に入るショートカットルートか迷いましたが気付いたら直進していました・・・。
早朝で車が少ないので箱根はいつもは走らないR1方面を登りました。
旧道と獲得標高は変わりませんが、その分距離稼ぎます・・・。
ケーブルカー。
途中から日が出てきてじわじわと気温が上がってきますが、その逆に登っているのであまり気温は変わりません。
R1最高地点手前の気温表示は8度だったような・・・。
前日と同様雲が少なく富士山がくっきり見えました。
雲がかかっていない富士山を見れるのはあまりありません。
ささっと静岡方面へ下ります。
下りの途中、市街地がはっきりと見えました。
下りは路肩や路面に枝や葉っぱが散乱していていつもより気を使いました。
で、三島経由で沼津へ到着。
7:30ぐらいの時間で駅は通勤・通学の方で沢山。
ここまでで距離50kmほどでした。
主要道路は混雑しているので小道を経由して沼津を抜けます。
これから挑む伊豆半島。
稜線を見るからに平坦ルートではないことがわかります。
また電車が通っていなく、バスの本数もかなり少ないので「逃げられません」。
ここを走るたびに「覚悟」が要ります。
この日は反時計回りで走りました。
半島の西方面の方がアップダウンがきついので最初の方にクリアしておいた方が良いです。
いきなりアップダウンが始まるわけではなく、最初の方は平坦でスムーズに進めます。
このままこのようなルートが続くと考えて油断すると痛い目に遭いますよ・・・。
大瀬崎(おせざき)手前から登りが始まります。
ちょっとした登りならよいのですが、西伊豆の登りはそこそこ距離があります。
名物の看板。
ここを走ったことがある人なら絶対に記憶に残るはず。
台風の影響か、キロ毎にあるこの看板が何枚か見当たらなかったような・・・。
登りが終わってトンネルを抜けた先の道路ど真ん中に木が倒れていました・・・。
まだここはフラット基調だったので気付けて良かったですが、下りの途中でこういうのが有ったら堪ったもではありません。
そのほか道路脇から水が流れていたりして路面状況に気が抜けませんでした。
登りが終わると下ります。
画像は煌めきの岬から。
下りが終わるとまた登ります。
結構登って結構下る。
これの繰り返しです。
画像は戸田(へだ)。
西伊豆は町から町までの距離がありコンビニが少ないので補給には気を付けてください。
念のため補給食を多めに持って走りました。
せっかく登ったのに標高0mにリセットです(涙)。
で、標高0mからまた登ります・・・。
登ったら下ります。
標高0mまでまた下ります・・・。
手抜き文章になってきたなと思われるかもしれませんが、本当に文字通りなのです・・・。
これはメンタル的にもやられます・・・。
土肥(とい)に到着。
ここでコンビニ休憩。
ロングライドではこまめに補給した方が良いです。
依然としてアップダウンは続きますが勾配は緩めに変わります。
恋人岬を過ぎるとトンネル区間が始まります。
無数のトンネルが現れます。
距離が短いものがほとんどですが、中に1km続くものがあるので走る際は注意してください。
画像前方は仁科峠かな?。
海岸線なのでまだアップダウンで済みますが内陸は山だらけですよ・・・。
どこ走っても楽ではないのが伊豆半島です・・・。恐ろしや・・・。
堂ヶ島。
ここを過ぎると珍しい平坦ルートが松崎までのわずかな間ですが、続きます。
夏のシーズン中はここの道路が混んでいますが、シーズン過ぎたのでガラガラでした。
ちょうど走る時期を選んだというのもあって暑すぎず、この過酷なルートを走るのにはベストでした。
ここできついと感じたら下田へ抜けるのもアリです。
以前真夏に小径車で走った時は熱中症気味になって泣く泣く下田方面へショートカットした嫌な記憶がります。
ショートカットと言ってもそこは伊豆半島、登りが当然のようにありますが・・・(汗)。
松崎は海沿いの静かな町で各所に歴史的な建造物があります。
まだまだ先があるので写真を撮って直ぐに出発してしまったのが心名残です。
また訪れてみたいと思いました。ここまでが大変ですが・・・。
今度はここのほかにも黄金崎などにもゆっくり寄ってみたいですね。
松崎の先は海沿いを走ります。
ここに入ってしまうと下田までの抜け道やコンビニ等は無くなります。
また当然楽なルートではありませんので(笑)、ここに入る前に体調や体力が大丈夫か確認したうえで走りましょう。
雲見温泉を過ぎると、
マーガレットラインという道になります。
距離4~5km、平均勾配8%ほどでしょうか?
優しそうな名前と違ってきついですよ・・・。
後半にかけてのこの登りは結構脚にきます。
そこを通過すると南伊豆町に入ります。
ここら辺まで来るとジオグラフィックな景色が広がります。
景色で感動しても最南端の石廊崎までの距離30kmの表示を見るとその感動がすぐに失せますが(笑)。
さて、その30kmをどう走ったのか古谷野も覚えていません・・・。
自転車なので当然ですが、ペダルを回さないと進まないのです。
あまりこういうこと思いませんよね?。
メンタルやられています(笑)。
気付けば最南端の近くまで来ていました。
いつもは強風が襲ってきて最後の試練的な感じがしますがこの日は幸い強風ではありませんでした。
この日はそういう細かい所を含めてコンディションに恵まれていました。
自転車で行ける最南端のあいあい岬に到着!!。
何度もここに訪れていますが、相変わらずここにたどり着くのは楽ではありません。
ガーミンをコンビニ休憩のたびにモバイルバッテリーで充電してあげます。
充電しないと途中でバッテリー切れになってせっかくのデータが途中までしか記録できなかったでしょう。
下田駅へ到着!。時間は15時ぐらい。
いつもならここから輪行で帰るのですが、伊豆半島一周が目的なのでまだ走らなければなりません(涙)。
ここまでにすでに190km経過・・・。
もう十分走ったのになんでまだ走らないといけないの?と、この日で一番つらいと感じた時でした。
今回は身軽にするため輪行袋は持参しませんでしたが、もし持っていたら間違いなく輪行したでしょう(笑)。
東側を走ります。
下田から伊東市までの距離54kmの表示が見えた時の絶望と言ったら・・・。
画像は河津の川。アップダウンが連続するのは変わりませんが、西側と比べて距離は短めです。
クジラに見えるという 稲取。
半島東方面は電車が通っているので自分が走っている横を電車が通るたびに
「なんで俺は自転車で走っているんだろう」
と自問します・・・(笑)。
伊東市手前の川奈あたりで日没。
うっすらと見えるのは大島。
下田で絶望した伊東市までの距離の表示は着々と短くなってきます。
ちなみに伊東市から自宅まではさらに70kmありますがもう気にしないことにします(笑)。
メンタルは既にやられているので何も考えずに走ります。
画像は網代付近の海沿い。
空腹感が感じられて、コンビニによるのも面倒に思ったのでバイク降りてパワーバーを食べました。
真っ暗の中、一人で、うまいとは言えない食べ物(失礼)を食べる孤独感と言ったら・・・。
この日は一日通して感動したことはありません。
ただ単につらいだけでした。
熱海市街地。
いつか夜景を撮ってみたいと思っていましたが、まさかこんなボロボロの状態の時に訪れるとは・・・。
その後は真っ暗な海沿いR135を走ります。
ここはいつも明るい時に走っていますが、真っ暗の中走るとは考えていませんでした。
車が通るたびに光に照らされて安心します(笑)。
小田原に抜けると平坦道&明るいので安心。
朝5時出発して夜8時過ぎに帰宅しました。
距離303km、獲得標高4437mでした。
距離に関しては過去最高記録を大幅に更新です。
出発前は250kmぐらいかな?と予想していたのですが、まさかこんなに走るとは思っていませんでした・・・。
無理して自走というのや、余計な箱根を登って言うのもなんですが、
もうこういうのやりません(笑)。
嫌になるほど十分自転車乗ったので来週は登山しようかな?。
2018/10/3 古谷野