サドルバッグはコンパクトにパンク修理道具を持ち運ぶだけでなく、大きな物を選べばツーリングで着替えやタオル、その他お店や施設を利用する為のエチケット用品などの荷物を持ち運ぶのに大変便利なアイテムとなります。そういった大容量モデルのサドルバッグを通称デカサドルバッグと私は呼んでいます。
デカサドルバッグはこの二つを使い分け!
私はもっぱらオーストリッチのバッグ類を使う事が多いのですが、理由として、バッグが壊れない事がまず大切で、スッキリと取付できる事も当然大事になります。
私自身、身長も173センチぐらいの平均身長で、足は残念ながらちょっとだけ短め。そんな中オーストリッチのサドルバッグはシートの出代が少なくても取付しやすいように工夫がされているため、安心して選べるのも特徴です。
取り付けだけでなく、国内製造で素材を吟味して耐久性も考えて作られているという事もあり、信頼しているブランドなのでオーストリッチのバッグを愛用しています。
そのオーストリッチからは二種類のデカサドルバッグが発売されています。その二つを所有している私なりに使い分けのお話をしていきます。
これからのツーリング・サイクリングシーズンで大き目のサドルバッグを探している方は要チェックですよ。
デカサドルバッグの通勤利用についてはコチラでも紹介しています
まずは定番のこちら
”スマートイージーパック”
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と、最近登場した
”スマートイージーパックmini-X”
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を現状使い分けしています。
それぞれのスペックを文字に起こしてみますと
スマートイージーパック
・容量最大7L(一段階絞って5Lぐらいまでは縮める事もできます)
・重量490g
・インナーバッグが付属し、輪行など歩行時にカバンの中の荷物を持ち運ぶのに便利
・素材はターポリン・NL420D/PVC(防汚性、防水性、耐久性高いです)
・脱いだウィンドブレーカーなどを一時的に保持できるバンジーコード付き
・後方にテールライトなどをマウントできるベルト付き
・オーストリッチのL100等輪行袋を固定できるベルト付き
と言った感じでしょうか。
続いて、
スマートイージーパックmini-X
・容量最大5L(ロールアップで多少は小さくできます)
・重量220g
・薄い生地でバイクの重量を増やさずに容量アップできます
・素材はX-PAC他、という事で超軽量な撥水、防水、耐久素材を採用
・重量が重くなる各種ギミックは無しでシンプルな作りになっています
それぞれの特徴、用途
私なりにそれぞれどう使っていくのかを実体験踏まえて考えていきます。
まず、スマートイージーパックは
7Lという丁度良い大容量で、泊まり用の着替えなどを持ち歩く場合や、万が一荷物が増えた際の、バッグ外部への拡張性、中身の持ち運びの良さが特徴です。ちなみに着替え以外にも長財布やモバイルバッテリーとか、エチケット用品など持ち運ぶ通勤ライドでよく使います。
作りも頑丈で、多少の雨なら大丈夫です。(1時間を超える長時間の雨は流石にしっとり濡れます)
1泊ライドや普段なかなか行けない場所への観光目的のライドなどでベストな選択になりそうです。
テールライトもサドルバッグにフック等でひっかける事ができるので、安全にデイライト、ナイトライドも安心して行えるでしょう。
大きなサイズという事でバッグがしっかりしており揺れが少ないので、ダンシングをあまりしないのであればかなりしっかりと走れます。
シートポストに固定するマジックテープがすごくしっかりしているので固定力は私が知る限り最強です。
次にスマートイージーパックmini-Xは
とにかく軽いですが、結構頑丈な作りで安心して荷物の持ち運びが可能です。
日帰りで軽い着替えや軽量輪行袋などを詰めて持ち運ぶのにぴったりです。たぶん1泊も荷物を厳選すれば余裕です。大きめな輪行バッグを使う場合は外付けができないので容量の大部分を使うと思いますのでボトルケージにマウントするなど工夫が必要です。
往復の輪行というより、片道自走で長距離の山岳コースを超えていくなど、走りの軽さを重視する方はなるべくこのバッグに収まる荷物で済ませたいという感じです。
逆に5L近く荷物を入れる必要があるので、そんなに荷物ないなという方にとっては、電車内で着る為の上着や汗拭きタオルなどでかさ増ししてパンパンにした方が安定して使えます。
荷物を外付けはできないのと、中身を持ち運ぶためのインナーバッグ的なモノは付属しないので、個人的にはコンパクトな肩紐付きのスタッフバッグやサコッシュなどを使って輪行の際に荷物を持ち運ぶ手段を用意して使いました。スマートイージーパックの付属インナーバッグという存在に慣れると無いと結構不便に感じますね。
また、バッグにライトを引っかける事が出来ないので、ライトの取り付け位置を考える必要がある点も注意が必要です。
5Lって意外とデカいので7Lのバッグから中身の輪行バッグや着替えを軽量化すると丁度5Lぐらいになると思います。
カラーラインナップが豊富で限定カラー等複数あり、所有欲を搔き立てます。
使い分け方、そもそもどちらを買うべきか
どちらも買っていただければその時々に応じて使い分けもできるのですが、買うのは一個だけだという方に、どちらを買うべきなのかお悩みの方にズバリ言います。
ロングライド用途なら”スマートイージーパックmini-X”
ライド以外の目的がメインなら”スマートイージーパック”
がおススメとなります。
温泉に入りたい、旅館に泊まりたい、絶景を見る為に観光地に行きたい、、、などの目的を持ったライドの場合、荷物は必然として多くなります。場合によっては荷物が現地で増える可能性も大いにありますよね。
荷物が今後増えて行く可能性があるのであれば、軽さとかコンパクトさよりも、拡張性や重い荷物に耐えられる頑丈さ等が重視されるので”スマートイージーパック”が有利になります。
その反面、なるべく長い距離を走る為にこれ以上は荷物をもっていかないと割り切って、走りを重視するのでしたら、むしろ、”スマートイージーパックmini-X”でも人によっては大きいと思うぐらいのサイズだと思います。
輪行バッグも軽量タイプにしたり、着替えもランニング用などの軽量なハーフパンツなどを準備したりとできるだけ荷物を増やさない努力をする前提でしたら、5Lはかなり余裕のあるサイズになりますね。
ブルべでも人気の両商品ですが、サドルバッグに関しては”大は小を兼ねない”アイテムなので、適切なサイズの商品を選んで使いましょう。
悩んだらこっち買っておけばいいよ、とは言えないので、目的で選んで、手持ちのアイテムだと容量に収まらない場合はそのアイテムを軽量コンパクトなものに変更して使いこなしてください。
個人的には当時発売されたスマートイージーパックを使っていて、慣れていくにつれ大きいなと感じるようになったので、デカサドルバッグは封印して、しばらく大きなフレームバッグと普通の大き目サドルバッグを使うというのでしばらく運用していました。
その様子がコレ↓
before
最近のパッキングがこちら
after
バッグ全体の総容量も持ち歩くアイテムの種類的にもそんなに変わらないですが、使っている輪行バッグがafterの方が小さいものを使用していますね。そこで余裕は少しだけ出ています。その分サドルバッグは小さくロールしています。
数年前は上のスタイルがハマっていましたが、最近は大きいフレームバッグをあまり使わなくなったので、その分サドルバッグの容量を増やす試みを行っているところです。
現在フレームバッグ自体は小さいものを使っている理由としては、比較的サイズの大きい強力な保冷ボトルを使いやすいようにする為です。
また、トップチューブバッグを使うようになってから、フレームバッグの取付が難しくなったのも実用面での理由の一つになりますね。
フレームバッグの容量<トップチューブバッグとても便利。の構図。
フレームバッグの容量を減らせる最大の理由として、このGE-110はダウンチューブの裏にもマウントできるので夏場のダブルボトルも悩まず行えるのも大きな理由です。乗るバイクによっても最適解が違う事があります。このバイクじゃなきゃこうはならないと思います。
という事で、私の今後の輪行ツーリングの基本スタイルはこれ(afterの方)になると思います。
その辺もあってGHISALLO GE-110すごくいいです。。。。。
今回ご紹介したのは
私の中で信頼のおけるバッグを手掛けるオーストリッチのサドルバッグです。
バッグは壊れないで確実にものを運んでくれるのが大前提になると私は思っています。
その上で軽かったり使いやすかったりと工夫がされていればなお良いという感じ。
ライドの目的や荷物量に応じて両方使いこなすのがもちろん良いと思いますが、今年の目標とするサイクリングで必要なのはどちらなのかをまずは考えて選んでみてください。
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