みなさんどうもです!
メルマガでお馴染みウェアの民イマイです◎
これから日差しが強くなってくると、ますます必要さを感じるアイテムといえば「サングラス」。
実は日差しのある日中だけではなく夜間も含めて、「1日通して」必要なアイテムなんです!
今回はそんなアイウェアの役割について紹介します!
これをなんとな~く知っておくと「自分の使うべきサングラスにはどんな性能があればいいのかな?」というのを把握しやすくなり、サングラス選びに役立ちますよ!
サイクルにおけるアイウェア(サングラス)
使うのは日中まぶしくないようにでしょ?と思う方も多いと思いますが、「眩しさの軽減」の他にも役割があります。
アイウェアの役割
① 視界を見やすくしてくれる
サングラスのレンズにはハイコントラスト、調光、偏光、ミラー、度付きなどの様々な性能の種類があります。
ハイコントラスト
アイウェアを使用とこれらの性能によって「裸眼よりも視界が見えやすい状態」を作り出し、サイクリング中の(視認性の向上における)安全性や快適性をサポートしてくれるレンズ。
ハイコントラストレンズで一つ例を挙げるなら…
OAKLEY PRIZM レンズシリーズ
引用:OAKLEY HPより
裸眼で見るよりも路面の凹凸や信号等をより際立たせて見せてくれる事によって視認性が高まり走りやすくなります。
夜間用のレンズなどもあり、裸眼時よりも対向車のライトや街頭のまぶしさが抑えられて見やすくなります。
調光
暗いところでは透明で、明るいところでは色がつくレンズのこと。
調光サングラスに使われているレンズを調光レンズといいますが、調光レンズは周囲の明るさによって色の濃さが変化するプラスチックやガラスでできたレンズ。
スポーツシーンのアイウェアにはプラスチック製やポリカーボネート製の「軽量」「割れにくい」素材が使われている事が多いです。
↑左:太陽光に当てたもの 右:太陽光に当てる前
明るいうちから走り出して、夜になってしまってもレンズの色が変化するからレンズ交換不要で1日使えます。
偏光
偏光とは、レンズの間に乱反射光を一定方向の光線のみ透過させられる「偏光フィルム」を挟んだもののこと。
雪面や水面からの反射光は視野全体を眩しくし、視認性を低下させる原因に。
そこで、乱反射光を遮断して視界を見やすくしたものが偏光レンズです。
照り返しのきついコンクリートでのサイクリングやランニングにもおすすめ。
ミラー
↑左:裏から見たレンズ、右:表から見たレンズ
裏から見ると普通のレンズ、表から見ると鏡のように反射して写るレンズがミラーです。
スポーツサングラスにはミラーレンズが採用されているモデルが多いです。
ミラーレンズが多い理由は、屋外でのスポーツで眩しさを抑えるサングラスとしての役目に加えて、試合中に視線移動で相手に次の動きを読まれない為や、プレー中に表情を相手に悟らせない為といった、効果的な役割もあります。
度付き
コンタクトをつけてサングラス…となかなかそういうわけにもいかない場合におすすめなのは度付き!
コンタクトは乾きやすくて…という方にもオススメです。
モデルによっては度付き化できないタイプもありますが、できるタイプを最初から選んでおけば今後度付きにシフトしても安心です◎
度付き化の方法は主には2タイプあります。
①インサートレンズ
サングラスの中にもう一枚度付きのレンズを入れて、度付きサングラスにとして使うタイプ。
②度付き化
そもそものレンズ本体を度付きのレンズと差し替えます。
メーカー純正レンズではなくなる場合がほとんどですが、精度が良く①と比較しても視界全体に度が入るので見やすくおすすめです。
また、①と異なりレンズを重ね付けしないので歪みを抑えられるのも特徴。
ただし、製作できるアイウェアに限りがあるので注意が必要です。
② 『目の乾き』を防いでくれる
風が直接当たらないことで目の表面が乾燥するのを防止してくれます。
目に風が当たり続けていると・・・「疲労感」や「充血・痛み」につながります。
目が乾燥していると少しの刺激でも目が開けられなくなってしまったり、日常的に続くとドライアイや視力低下の原因になる可能性があります。
スポーツ自転車は簡単に25km/h位は出ますし、下り坂なら40km/hともっとスピードも出る乗り物。
日常生活に比べてより強い風に目が晒されることになります。
また、目の乾きや視界が見にくくなることによって道路の穴や路面の凹凸等をを見逃したりすればそれだけで落車や転倒につながりやすくなる危険性が潜んでいます。
なので乾燥対策としても着用することは重要!!
③ 保護
人間の臓器の中で外側に露出しているのは『眼』だけ!!!!
路上には色んなゴミが落ちていたり、夏には虫が多くなったり…((+_+))
道路を自動車、特にトラックと並んで走っていると跳ね上げられた小石が飛んで来る事もあります。
それらが、眼に入るととても危険なんです。
前が見えなくなると、落車や衝突したりするので昼夜を問わず眼を保護 する必要があります。
④ 紫外線対策
サングラスといえば「紫外線対策」が一番有名ですかね?(/・ω・)/
紫外線は7月・8月が『非常に強い』と言われています。
弱い時も含めると実は一年中ずっと降り注いでいます。
↑画像は 気象庁観測点データ2022年つくばのもの
●は観測値、細実線は1990年から2022年までの累年平均値
太陽の一部である紫外線。目が”物を見る”と認識するのには学生時代に理科でも習いましたが、物を見るしくみがあります。
眼球は紫外線吸収フィルターの働きも担っていて、長時間浴びると紫外線が目の奥(網膜)まで達することも。
DNAを損傷させるほどの化学作用をもつ紫外線は、眼球にもいろいろな悪影響を与えます。
例えば充血や痛み、疲労感…これは乾燥やホコリや塵などが原因で起こることもありますが、実は「紫外線が原因」の場合もあるんです。
「紫外線」にも種類があり、そのなかでも「UV-B(B波)」を眼に受けると結膜(白目部分)や角膜(黒目部分)が炎症を起こすことがあり、その炎症が眼の充血の原因になります。
「UV-B(B波)」はエネルギー量が多く、肌表面の細胞を傷つけて肌を赤くするなど日焼けの原因になることが知られていて、眼に浴びると肌と同じように傷ついて、充血してしまいます。
また、紫外線を眼から吸収すると脳から疲労物質(活性酸素)が大量に分泌され、神経細胞が酸化ストレスを受けることで脳疲労を起こすとも言われています。
私たちが日常感じるすべての疲労は脳からくるともいわれており、脳がストレスを受けることで身体に疲労をとして影響が出てきたりしています。
よくアスリートがサングラスをしているのを見ると思いますが、これは「日差しの眩しさを遮ること」+「眼から紫外線を吸収することによる疲労感を抑える目的」があるとされています。
これらの理由から、ワイズロードではアイウェアの着用をおすすめしています(^^)/
おまけ:アイウェアの選び方
① スポーツ自転車には「自転車用」を選ぼう
通常のメガネやファッションアイウェアはカーブの浅いレンズを使っています。
上から見るとレンズ面がフラットに見えます。
それに対し、自転車用のレンズは深いカーブで前や横から飛んで来る虫やホコリが目に入らないようにより顔にフィットするようになっています。
サイクル用のサングラスはレンズも大きくカーブも深いため、視界の端にいくほど歪みが大きくなり目の疲労につながりやすいと言われていますが近年では各ブランドで研究され補正されていますの安心して使用できます。
②用途に合わせたレンズを選ぼう
アイウェアのレンズには大きく分けて3種類があります
1.色付きレンズ
「使う時間帯」や「使用条件に」特化したレンズ
メリット
・使用時間帯に特化しているので、効果を得やすい(例:日中)
・使用環境によって見え方を適切に合わせているのでパフォーマンス効率が良い(例:舗装路向け、林道向け等)
デメリット
・使用時間帯が限られる
こんな人にオススメ!
・使う時間帯(昼間)や走る場所が決まっている人(舗装路、林道など)
・レンズ交換が苦じゃない人
2.クリアレンズ
透明なレンズ
メリット
・使用時間帯や天候に左右されずに1日使える
・価格が安価
デメリット
・日中など、使えるがまぶしい時間帯がある
・種類が少ない(付属品としてレンズが付いている物はあるがクリアレンズのみがついたサングラスはなかなかない)
こんな人におすすめ!
・夜間に自転車に乗る人
・雨の日でも自転車に乗る人
・レンズ交換が苦じゃ無い人
3.特殊レンズ(調光レンズ)
メリット
・紫外線光量でレンズの色が変化するので、レンズ交換不要で1日通しで使える
デメリット
・色変化に寿命がある(年単位・使用状況や保管状況に左右されます)
・価格が色付きレンズやクリアレンズに比べると少し高価
こんな人におすすめ!
・通勤通学などで早い時間と遅い時間も使う人
・超長距離・長時間(ブルベやツーリング)で1日通しで使う人
スポーツサングラス、調べ出すとめちゃくちゃいっぱあります!!
性能で選ぶも良し、掛け心地やフィット感で選ぶもよし見た目で選ぶもよし!!
あなた好みの1本で楽しい快適なライドを!!