大宮店 常連様のK様
買ったばかりのe-TAPを
初ライドで折ってしまいました
↑ ガビーン!!
これはショックですねえ。
落車の歳、 御自身の指の力で
折ってしまったようです。
もちろん 作動しませんので
こりゃ 部品交換かなと
注:このシフトレバーだけの単品販売はありません。
そもそも 防水性能のため ここだけを分離分解できません
片側のレバーAssyのお値段を調べると
なんと 45,570円!!!
ぐおおおおぉぉぉっ!
高級品なんですよ 。
なんとかe-TAPを修理できないものか
↑ 良く観察すると・・・・・・
配線はつながっていて 上図の矢印
銀色の部品を押すと動作します。
おお ここがスィッチなのね。
生きてます!
ブラケットに割れは無いし
ブレーキレバーは健康なので
治す方向で行けそうっ!!
真ん中を押すと 例のクリック感がありますしね
ためしに 円周部を押しても無反応。
【つまり ここに入る部品はバネではない】
で 健康な左側をみると
↑ ブレーキレバー裏側にバネは嵌り
銀色のスイッチがある凹みに
円筒形部品が挿入されていてスライド
それが外れないようにバネがあって
プリロードをかけている構造
【スイッチ周辺の模式図】
赤いのが円筒形の部品ですね
スイッチの凹みの中で可動しています。
シフトレバーを押すとブレーキレバーの裏側に
当たってスイッチの凹み奥の銀色部品を押します
なるほど ここがカチカチするのね。
この 円筒形の部品も バネも無いので
なにかを代用しないといけんね
↑デュラのブレーキアウターキャップの
外径がちょうどいいので 切ってみた。
縦の切り込みは 入れ込む時に
レバー裏側のバネはずれ防止突起を避けるためです
で・・・・・・
↑ここまでは サクッとできたのですけど
ここに どーやってバネをいれるかですねええ
レバーからシャフトを抜いて全バラは無理ぽい。
いろいろ頭をひねり
なんとかバネは入りました。
↑ 今回 バネを入れるのに一番悩んだ。
★先に折れたレバー&スイッチを接合せずに
円筒形とバネを入れた後に繋げば良かったかも
それはそれでやり難いけどね
因みに バネはボールペンの中にありました。
↑ そうそう レバー自体は
アルミ辺をカタチに切って接着しました。
二液性のエポキシ。
e-TAPの変速レバーは上部で巻き上げやらの
仕事をしている訳ではなく
只、スイッチを吊っているだけなんで
この 補強で大丈夫でしょう。
もし 折れても変速できないだけな訳で
そしたら・・・・・・
次回は保守部品を買っていただくかな。
まあ そんな感じで
デビル修理完了!
クリック感もバッチリでーす
by野澤
PS..この 修理は
YsRoad大宮店顧客様向けだけの
特別作業です。