みなさんこんにちは。
名古屋本館のいりさわです。
今日は創業150周年を迎えたイタリアのタイヤメーカーの雄、ピレリから自転車用タイヤのニュースタンダードモデルが入荷しましたので、ご紹介します。
PIRELLI
P ZERO ROAD クリンチャー
価格:¥6,700(税込)
経済的なスペック
先ず、店頭には二つのサイズを用意しました。25Cが一般的ですが、ピレリでは26Cです。それに新定番となりつつある28Cと二つのサイズ。
モデルの位置づけとしては、経済的なロングラン性能(超寿命)で軽量なオールラウンダーという設定です。ピレリと言えばF1のタイヤサプライヤーであったり、イタリアの名立たるハイパフォーマンスカーの足元を支えることで有名ですが、自転車に置いても変わりはありません。かつてはスコットのプロチーム、現在ではトレックのプロチームに提供し、新製品開発への礎としています。
重量を確認
26C
実測しました。222gとでています。カタログ値では235gと謳ってますが、低い数字が出てますね。
28C
こちらも実測。266gでした。カタログ値では255gです。上下に誤差がありますが、工業製品ですので致し方ない部分ですね。これがカタログ値とピッタリだと「おっ」となるのは確かです。
このモデルはEVO COMPOUNDというグリップ力と転がり抵抗の少なさを両立して、更に超寿命を実現しているモデルです。そして、トレッドの下には強力な耐切断性能をもった生地を敷いて耐パンク性能も重視されています。
タイヤサイズの関係性
26Cの場合
新ETRTO規格に則って作成されたタイヤはリム幅に合わせてどの程度の幅に膨らむかを細かく掲載しています。この情報をしっかりと載せてくるあたり、非常に信頼感を覚えるところであります。といいますか、こんなことワザワザ載せているメーカーがあったでしょうか?いや無い。
なお、17Cのリムに26Cのタイヤを入れたときに26mmの幅になるように設計されています。
28Cの場合
コチラも17Cのリムに装着して、28mmとなるように設計。昨今流行りワイドリムに入れた場合は更に膨らみますので、ボディのクリアランスは要確認といったところでしょうか。
推薦空気圧も掲載
パッケージ裏に説明書きが
実測する時に気が付きましたが、なんとこちらのパッケージの内側には体重別おすすめ空気圧が表記されていました!タイヤの幅ごとに記載されていてとっても親切です!!タイヤの本来の性能というのは正しい空気圧で発揮されるので、これは一番ありがたい情報ではないでしょうか?
他社でいうとミシュランがオススメのタイヤの空気圧を表記していたりしましたが、体重のことまでは買いていなかったはずです。また、別のところだとマヴィックがアプリにてタイヤと路面と体重をそれぞれ入力するとオススメの空気圧が出るものもありますが、マヴィックのタイヤの場合での話なので専用のオススメ空気圧をきちんと割り出してくれているというのは評価に値します。
まとめ
タイヤとしては老舗ですが、自転車タイヤとしては新興メーカーです。昨今自動車タイヤメーカーが自転車に参入してきていますが、非常に優秀です。コンパウンドの開発力が違うのでしょうか、かなり良い印象のタイヤが多いので、今までひとつのメーカーしか使ってこなかったという方もチャレンジしてみましょう。
もし、そこで今まで使っていたモデルがやっぱり合っていたということが分かるのもアリです。
タイヤのことで悩んだら是非、一度店頭にお越しください。