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【スタッフインプレ】V4RSから受け継がれたセカンドモデルを試乗しました「COLNAGO V4」

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フジグラン広島】 24年11月28日

こんにちは、広島店の山崎です。

今回もスポーツバイクデモin東京で試乗したバイクをお届けします。
今期37年ぶりとなるトリプルクラウンを達成したタディ・ポガチャル選手が駆る「V4RS」のセカンドモデル「V4」をインプレッションしていきます。


COLNAGO V4

価格:¥891,000-inTax
試乗サイズ:510サイズ

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総評

COLNAGO Vシリーズは、レースで勝利する為に開発されたピュアレーシングバイクです。その為、過去のVシリーズは優れた加速力や巡行性能はあるものの、快適性や安定感に物足りなさを感じる場面があるピーキーなバイクという印象でした。しかし新たなV4ではしっかり克服しており、レーシングバイクらしい硬さと扱いやすい安定感を両立しています。
加速力や巡行性能はV4RSに似て高いパフォーマンスを実現しており、そこへ安定感を加えることで誰が乗っても速くて扱いやすさを感じるバイクへ昇華しています。

V4RSと同形状

偉業を成し遂げたタディ・ポガチャル選手が駆る「V4RS」と同形状というところ。ハイエンドモデルの空力性能と運動性能を兼ね備えたフレームということが裏付けられています。正直このバイクが買いな理由はココです。V4は基本性能に変化を生ませないため、カーボン素材の調整のみ施されており、空力性能はV4RSと同格です。厳密に言えば、専用ハンドルバーを使用したV4RSに対して、専用ステムと一般規格のハンドルバーで構成されるV4の方がやや劣るのですが、体感できる差ではありません。更にホビーライダーであれば、ポジション調整が気軽に行える別体式の方が適しているでしょう。

自転車は憧れのトッププロ選手と同じ機材を楽しめる数少ない競技です。しかしながら昨今は価格の高騰により、プロ選手と同じ機材を楽しむことが難しくなっています。我々ホビーサイクリストの目線では、アルテグラを搭載したセカンドモデルが現実的なハイエンドモデルです。
そんな中V4は、セカンドモデルであっても失わない高級感があります。純正ホイールはフルクラム レーシング600DBというアルミモデルが装備されていますが、ホイールをデュラエースやENVE等のレーシングモデルにカスタムすると、それだけでV4RSに負けず劣らずな高級感を放ちます。

加速性能

V4RSと比較してしまうと加速力は劣り、若干の重さを感じるのは否めません。しかしながらセカンドモデルの中ではトップクラスのレーシング性を誇ります。レーサーも満足できる剛性と扱いやすさを両立しており、速度域問わず走りが安定します。
また反応速度も早く、ペダルを回して一歩目からパワー伝達速度の速さを感じ、前へ進もうとする感覚が強くグングン進みます。そこからトップスピードへの到達も素早く、一度速度が出てしまえば、惰性でペダルを回すだけで容易に速度を維持できます。

快適性

安定感や快適性はV4の方が重量の重さが功を奏して上回っています。重量が軽く動きが鋭いV4RSは、乗り手に一定以上のスキルや脚力を求めるピーキーな一面がありますが、V4では踏み込んだ際の安定感からとても安心できます。その為コーナーでも描いたラインを綺麗にトレース出来ました。特にロングライドやグランフォンドといった、長距離ライドで疲れから集中力が途切れる後半でも、バイクコントロールでのストレスを感じないでしょう。


現在広島店では、グリージョカラー485サイズを1台在庫中です。その他カラーやサイズはお取り寄せにて対応しておりますので、気になる方はお気軽にご相談くださいませ。

ご来店お待ちしております。

https://ysroad.co.jp/hiroshima/2024/11/04/215193

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