こんにちは、広島店の山崎です。
今回もスポーツバイクデモin東京で乗ったバイクをお届けします。
前回ご紹介した「MADONE SL6 GEN8」の兄貴分、「MADONE SLR7 GEN8」も乗ってきましたので、比較インプレッションを行います。
MADONE SL6 GEN8のインプレッションブログはコチラから。
https://ysroad.co.jp/hiroshima/2024/11/23/216533
TREK MADONE SLR7 GEN8
価格:¥1,400,000-inTax
試乗サイズ:M/L
[ysid 0197216011491]
総評
“これは速い!”と直感で分かるダイレクトな進みが特徴です。全体的に高剛性で、特にフォークとハンドルの硬さが目立ちますが、どの速度域でも足が疲れダルくなりません。レーシングバイクらしい機敏な操作感と、踏めば踏む程グングン加速するダイレクト感を感じつつ、素直な反応も見せてくれるので、乗っていてとてもワクワクさせてくれるバイクです。
快適性
SL6と比較するとセカンドモデルの方が乗り心地が柔らかいです。しかしSLR7も他メーカーのハイエンドと比較すると快適性に優れています。
フレーム素材はOCLV900グレードカーボンとシリーズ中で最も硬いカーボンを採用しており、俊敏な反応を見せるレーシング性を高めています。
またSL6でもそうでしたが、空気抵抗を削減するISO FLOWが快適性にも貢献しています。GEN7から更にスマートになったことでより変化量(しなり)が増えて、長時間のレースでも快適性を保ちます。
平坦巡行
加速力は凄まじく、トップスピードへ到達する時間もとても短いです。またトップスピードの維持も行い易く、足にダルさを感じることなく坦々とペダリングを続けると瞬時にバイクが反応して加速し続けます。
加速と巡行はSL6と比較して圧倒的に飛躍しており、40㎞以上の速度域への到達の早さと、そこからの伸びの良さを感じました。
SL/SLRを比べて
SLとSLRに共通しているのは、適度な剛性と安定感による走りの一体感です。加速の軽快感と、それに反する安定感は両モデル共に目を見張るものがあります。ヘッドチューブの剛性が高いため、安定感を保ったままクイックな操作を可能にしています。
両者の大きな違いは使用するカーボン素材による剛性の硬さです。当たり前ですが、OCLV500カーボンを使用するSLよりも、OCLV900カーボンを使用するSLRの方が硬く感じ、加速力や巡行性能でもセカンドモデルを上回っています。高いレーシング性を求めるレーサーに相応しいバイクと言えます。
逆にレースに出ない方や、ロングライドがメインの方、30㎞で気ままに走りたい方にはセカンドモデルのSLがオススメです。快適性の面ではSLRより乗り心地が柔らかいですし、セカンドモデルとして加速感や剛性も一定レベルまで確立しています。ハンドリングはSLR同様、素直で安定感が高いため、長距離を快適に速く走行できます。
MADONE SLRはお取り寄せでのご対応となります。気になる方はお気軽にご相談くださいませ。
ご来店お待ちしております。