昨日は、無事クリテリウムは開催され、初の娘の応援を得てのレースに挑んだ40歳の結果と、初導入のショートサドルの追加評価をさせていただく名古屋ウェア館の尾林です。
たまたま、仕事のシフトが休みと重なったので、その後にお出かけするために、妻と娘が応援に来てくれましたので、いいところを見せたいところです。
参加レース
岐阜県海津市の平田リバーサイドプラザにて、3月~11月にほぼ毎月開催される平田クリテリウムに参戦しました。
一周約2kmの4か所の直角コーナーで構成される縦長のコースは、インターバルトレーニングの様に参加者を鍛えてくれるとともに、1カテゴリー最大40名で繰り広げられるスピード自慢の集まるレースは、観戦者にとっても見ごたえのある楽しいイベントですよ♪
ちなみに、基本参加料が2,000円という安さなので、一度は体験してみたい!といった初心者の方にもオススメです!
ただし、直角コーナー同士のつなぎの区間は道幅も狭くて砂が浮いている部分もございますので、遅れても仕方がないという気持ちで安全に走りましょう。
私は、このレースの後に出勤することもあり、そもそも実力も乏しいので、スタートが一番早い初級カテゴリーのC4(5周約10.5km)にいつも参加しております。
パワーデータを見ると、4か所のとんがり山がございまして、私の場合は体重比で約12倍を瞬間的に出しており、コーナーのたびに強烈なストップ&ゴーがあることを物語っております。
しかし、集団走行をうまく利用すれば脚を休める区間も比較的長いですので、完走目的なら加速力さえあれば軽量級の選手でも先頭集団には残れます。
というか、私が参加するC4では、普通に大人に混じって子供が優勝することも結構あります(汗)
11月10日のレースレポート
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レース開始の前に、7:00~8:25の試走時間がございます。
基本的に、私はウォーミングアップを兼ねた試走をしますが、この時期になるとさすがに朝は寒く、上下共に裏起毛のウェアで防寒しながら体を温めました。
ここで薄着で走っていると、寒さで無駄に体力を消耗しますし、そもそも体が温まってきませんので、うっすら汗をかくぐらいの服装を心掛けましょう。
そして、召集からスタートまでにも体は冷えてしまいますので、待機中もウインドブレーカーを着るなどの防寒対策はしておいた方が、実力を発揮しやすいです。
いつもスタート待ちをしていると、寒さに震えている選手が多いですからねぇ・・・
ちなみに、私は暖かい冬用アンダーウェアに半袖ジャージを重ねて、下は裏起毛ビブタイツのままでレースに参加しました。
こちらが、当日のパワーデータです。
下から順に、1周目、2周目…と続きます。
1周目は、ローリングスタートなので、ペースが遅いです。私の体重が55kgなので、2周目には平均4.5w/kgで踏んでいることになりますが、脚を緩める区間が少なからずあるので、巡行しているときはそれ以上で踏んでいることになりますね。
一周目は、裏のストレートと最終コーナーからの立ち上がりからのゴールラインまでなので、各選手様子見でほぼひと塊となって終えます。私は集団真ん中で状況がほとんど把握できてません。
2周目も大きな動きは無く、第2コーナー立ち上がりからの裏のストレートで、集団のふるい落としが行われます。
ここは軽く追い風気味というのもあってペースが特に速いです。
私は15位前後かな?
まだまだ集団が大きく、これといった状況の変化は見受けられません。
なので、3周目突入前も妻たちにピースするほど余裕があります・・・が・・・
※全5周中、3周目のゴールラインにポイント賞がございます※
娘に見られているという意識からか、自然と自分のペースが上がり、メインストレートでするすると集団前方まで上がってしまいます。
そのまま集団前方で留まろうとしますが、ちょうど上がったタイミングで先頭交代の合図が出まして、私が先頭を牽きます。
先頭を牽く以上は、頑張らなければ!と、ついついペースを上げてしまい、10m先ぐらいに逃げている選手を発見し、そのまま逃げてもらった方が楽が出来るかな?と、思ったのもつかの間、みるみる差は近づきます。
逃げている選手もある程度差が詰まった時点で脚を緩めたので、結局第1コーナーは私が先頭で突入することになりました。
そうすると、ポイント賞を狙って裏のストレートを逃げるか、あくまでゴール狙いでペースを維持するのかで悩むところですが、第2コーナー立ち上がりで気持ちよく踏めたので、(立ち上がり加速からペースダウンをすると追突される危険もあったため)しばらく高強度を維持。
誰も並びに来ません。
『これは、泳がされているな』と、感じます。
ならば、逃げるしかない!と、踏み直しますが、裏のストレートの残り1/4ぐらいで圧倒的速度差で集団に次々と抜かされます。
これが、結果として3周目が平均255wで、その日の最高パワーを出しながらも、タイムが遅かった理由です。
集団走行の力は偉大です。
集団との速度差があったため、集団後方に食らいつくのにもかなりのパワーを使い、4周目突入時点で集団からちぎれた数人の後方に・・・
娘を見る余裕もなく頑張った結果、第1コーナーまでには何とか集団最後尾に追いつきました。
そこからは、とにかく体力の回復です。
集団後方でひたすら脚を休めます。
しかし、集団の数は20人前後?
全然減っていません。
このままでは、見せ場も無くゴールしてしまう(汗)
なんとか、集団中盤まで食い込みたい!そうして意識した5周目!(最終周)
第2コーナー立ち上がりから、350w(6.3倍)維持の激走で速度は50km/h以上に!
先頭から10番目ぐらい?の位置で落ち着き、最終コーナーからのゴール前スプリントに備えます。
結局第3コーナー突入時でポジションを落としてますが、そこからさらに立ち上がりで、前走者にトラブル!(ペダルからシューズが外れた?チェーン落ち?)
前走者が素早い判断でコース内側からコースアウトしていき、私も後続も落車することなく終えましたが、気が緩んでいる間に最終コーナー!
瞬間750wで立ち上がり、450w(約8倍)で追走し、瞬間550wのスプリントをしますが・・・
私はそもそも貧脚の部類。3周目のオーバーペースも祟って、順位が上がることも無く、集団後方で順位も分からずにフィニッシュ。
でもまぁ、頑張った姿は娘に見せられたかな?と思って、レース後に娘に『パパ速かった?』って聞いてみたら・・・
『負けたから遅かった』
無慈悲といわざる負えないコメントが(笑)
もうすぐ4才になる娘よ、来年また頑張るね。
サドルの追加インプレ
先月のクリテリウム後にサドルを交換しておりまして、今回がショートサドルでの初レースだったのですが、クリテリウムにとてもマッチしていると実感いたしました!
前乗りが基本位置になるので、ダンシングへの移行も戻るときも、以前より距離が近くなった分、加速感に鋭さが増して、立ち上がりで前走者から離されにくくなりました!
そして、前乗りから深い前傾姿勢を取ることで、背面の筋肉を引っ張ってパワフルな巡行もしやすくなったこともあり、短い栄光(?)ではありましたが、今回の先頭を走る機会に恵まれたのかな?とも思います。
最後に
今回のレースでは、私はUAEチームエミレーツのTDF優勝記念ジャージで臨みましたが、中にはヴィスマ・リースアバイクやティンコフ・サクソのチームレプリカを着た人もいまして、レース中にヴィスマの人と並んで入っているときには、グランツール気分でとても高揚しました♪
その様に、スポーツサイクルはレースを楽しむ人もサイクリングを楽しむ人も、あくまで趣味の世界ですので、お気に入りのバイク・ウェア・用品を使って自分の好きな世界にトリップする楽しみもあります。
選手使用アイテムや限定デザイン、そういったロードレースグッズが気になる方は是非!ワイズロード名古屋ウェア館へご来店下さいませ!お待ちしております♪
※追記※私が使用しているUAEサドルは本日完売いたしました。